シノギング地図読み入門(その3)

自分で地図を見て、自分の足で山を歩く。

これは人生の縮図を見ているようだと僕は思っています。

  1. 目的を決めてそれに向かって歩んでいる人
  2. 人生の方向性を決めて歩んでいる人
  3. 彷徨っている人

それぞれの良さがありますね。

  1. すでに整備されている道を歩む人
  2. 未開の道を開拓する人

どちらも味わい深いものがあります。

シノギングは、目的を決めて未開の道を開拓する人でしょうか。
または、方向性だけを決めて道を開拓する人かもしれません。

事前の地図の読み方

前回の宿題の答えです。

前回の宿題の解答

歩く方向は
①から②に進む方向は、南西。
②から③に進むのは南南西。

もしもの場合のエスケープルートを考えると
北に道路がある。
東に林道がある。
西に登山道がある。
北 > 東 > 西
逃げたらいいなと覚えておきます。

このざっくりとした地図を頭に描いておくと何かと役立ちます。

木を見て森を見ずといいますが、全体を俯瞰して見ておくのだ大事です。

尾根をみよう

もう少し地図を細かく見ていきましょう。

尾根は辞書で調べると「山の峰と峰とを結んで高く連なる所。また、隣り合う谷と谷とを隔てて連なる突出部。」と定義されています。

地面として高いところが尾根です。
動画を見ていても高いところを歩いていますね。
それが尾根です。

地図でみると尾根はどこでしょうか?

これ慣れてくると、すぐに見えてきます。
見えない人は、実際の地図に線を引くと見えてくるようになります。

「わかる」だけでなく「できる」ようになるためには、自分の手足を動かさないとわからないものなんです。

だいたいこんな感じ。

山頂から出っ張っている部分が尾根です。

尾根。両端が下がっているのがわかるでしょ。

引っ込んでいるところは谷です。
谷には沢が流れていることが多いです。
カラーの地図だと沢や川は水色なのでわかりやすいかと。

谷。ここは水が流れたような跡があるので、雨が多く降ると沢が現れるのでしょう。

尾根には道があることが多いです。
なぜなら、そこは土地の境界だから。
人が歩いて手を入れているということです。

「お爺さんは山に芝刈りに・・・」と昔話でいいますが、芝は火を熾すための薪です。
食事を作ったり、お風呂をたいたり、暖をとったりするのに昔は山が資源となっていました。

広葉樹は薪炭林として薪を、針葉樹は建築材となる木材として植えられています。

左が広葉樹、右が針葉樹。山では尾根を境界線として別れているので植林だということがわかる。

もっとも、今では薪で火を起こすこともないですし、建築用建材は安く外国から輸入されているために、山は荒れてきています。

尾根は土地の境界なので、どちらのものでもないから、道ができるらしいです。
境界がわかるように背の高いモミの木が植えられていることが多いです。
モミの木を見つけたら境界地なんだなと思いをはせるといろんなことが見えてきますね。
このルートは立派なモミの木が多くて見応えがありました。

モミの木

歩くルートを設定する

で、今回歩くルートだけを考えると

この部分を歩くことになります。

目標を決めてもクネクネしながら歩くことになります。
クネクネするということは、方向が変わるので、自分の居場所を知る手掛かりになります。

実際に歩く時には、土地の高いところ、高いところを歩いていれば尾根を歩くことになります。

逆に低いところ、低いところを歩けば、谷を歩くことになり、沢登りを楽しめるかもしれません。
水は低きを流れますからね。

この尾根を見て歩けそうか判断をします。

実際に歩く

実際に歩く場合に、記録をしていきます。

歩いた場所には線をひっぱっていく。
そして時間を書き込みます。

そうすると自分がどれくらいのペースで歩いているかがわかります。
今までのペースを見れば、これからのどれくらいで歩けるのか予測することができます。

もちろん現在地がどこかわからないことも多いので、ここであろうというポイントに時間を書き込んでいます。

後から本当はどこだったのかを検証すると地図読みの復習としては完璧です。

ここでは494の先で、9時6分にでた林道が確実なポイントです。
ここで補正をします。

林道にでたところ。

まとめ

これだけのことができればシノギングの地図読みはOKです。

シンプルでしょ。

これは、文章にすると難しいですが、1日かけて現場で学んでいくと、わかるようになっていきます。

1回でわからなければ、2回と続ければだんだんとわかっていきます。
ただ、習った後に自分一人で復習することがとても大事になります。

教わる→試す→考える→教わる→試す→考える→・・・

自分で試して考えて、わからなければ教わってと繰り返せば、誰でもできるようになります。

地図読みは簡単です。

誰もいないふかふかな道を歩いて、ハンモックを張って、お湯を沸かしてご飯を食べて、昼寝をする。

そんな遊びができますから。

お気に入りの秘密の場所が見つかるかもしれません。

この地図の場所を凌いだ映像

希望者がいれば、地図読みも教えたいな。

(おわり)

地図読み講座一覧

  1. シノギング地図読み入門(その1)
  2. シノギング地図読み入門(その2)
  3. シノギング地図読み入門(その3)」

追記(2020.12.7)

お泊まりシノギング(2020.12.5-6)で「少人数制有料地図読み講座」を受けてきました。
今回紹介した地図読みの先があったんです!
目からウロコが落ちまくりでした。
僕の今現在の理解をブログにまとめました。

まずは、このブログで書いた地図読みができるようになることが重要かと思います。
実際にこの方法でシノギング楽しめますから。

山へ行くイベントを開催しています。

■ハンモックフルネス
山の中でハンモックを使ったマインドフルネス
https://www.yoriyoku.com/tankentai/hammockfullness.html


シノギング地図読み入門(その2)

シノギングで地図読みを学び、目からウロコが落ちました。
なぜなら、簡単だから。

雑誌の地図読みを勉強してもチンプンカンプン。
ましてや、書籍で勉強したら頭から湯気がでてしまいます。
昔、昔に地図読みはちゃんと勉強したけれど、難しいし、つまらないし、挫折したことを思い出しました。

今考えてみると、地図読みはシンプルなことだけわかっていれば良いのです。
それを知ったら地図読みが楽しくなりました。

そんなコツを紹介します。

地図を読むとは?

「地図を読む」ということで、必要なのは何でしょうか?

  1. 現在地を知る
  2. 目的地を知る
  3. 方向を知る

登山をしていて大事なことは、現在地を把握することです。
現在地を確認するのが確実なのは、人工物です。
例えば、駅、道路、建物、頂上、分岐点、鉄塔、送電線などです。

僕は電車で山を登りに行くので、地図上で駅は確実にわかります。
バス停は国土地理院の地図には書いていないのでわかりません。
実際に行く場所であれば、事前に調べて書いておくと良いでしょう。

今いるところがわからなければ、地図はほとんど役に立ちません。

目的地は、自分が行きたいところです。
どこに行きたいのか?
頂上でも良いし、目的地の場合もあるかもしれません。
歩きながら、目的地が変わる場合もあります。
どこに行こうとしているかは意思で決めるのです。

方向は、自分が進みたい方向がどちらかということ。
現在地と目的地を結べば方向はわかります。

方向音痴という言葉があります。
でもね、方向音痴であったとしてもなかったとしても、コンパスを使えば方向は確実にわかります。

北は?東は?

これは4方向ですね。

では、

北東は?南東は?

これだと8方向になります。

では、

南南西は?東北東は?

これだと16方向になります。
方向の解像度としては、ここまでわかれば大丈夫です。

漢字を覚える必要はありません。方向があるんだよということがわかればOK。

実際には、

磁石を目の前に持ってきて、「今、東を向いているね」とか

今、「南西を向いているね」とかがわかればいいのです。

英語でも良いんですよ。
北はN、南はS、東はW、西はEと表記が楽(笑)

自分の鼻はどちらを向いているか、つまり、自分の進行方向が、コンパスでわかれば良いのです。

そして、地図では、どちらに進めばいいのかがわかればいいのです。

これ言葉で説明すると難しいのですが、実際に体験すれば直感的にすぐにわかります。

高尾山口から高尾山に行こう

この場所は地図を見なくても行けちゃうのが高尾山。
だからこそ、地図読みからみる高尾山を解説してみます。

高尾山口から高尾山を目指す

電車で高尾山口駅に着いたら、ここが「高尾山口駅」だということは確実です。
ここが現在地だということは間違いないでしょう。

高尾山に行くと決めたら、目的地は「高尾山」です。当たり前ですね。

現在地の「高尾山口駅」と目的地の「高尾山」に線を結びます。
これが自分が向かう大雑把な方向です。

アバウトにいえば、「西」の方向に向かいます。
もうちょっと細かく言えば、「西南西」の方向ですね。

この方向に向かうということを頭に入れておくことが大切です。

もしもの時を考えて確認しておくこと

事前に地図を眺めておいて確認しておくことは、もしも迷ったら、どちらの方向に行くのか。

最悪を想定して、荷物がなくなってしまっても、なんとなく方向はわかります。
昼なら太陽がいる方向がだいたい南ですから。(朝なら東、夕方なら西ですね)

だからコンパスは常に身につけているようにすれば安心です。

道路はどこだ?

道路を青線で書きました。

高尾山口駅から高尾山に向けて歩いている時を考えると、
北に道路があります。
東にも道路があります。
その延長で南にも道路がありますね。

何かあったら、西以外の方向を目指せば道路に出られるということ。

僕ならこの高尾山の場合は、できれば東に行くこと。
それができなければ、北か南を目指すということを考えます。

できれば東に行くというのは、高尾山口駅から高尾山へ行くには西に向かって歩いているから。
その逆をである「東」に行けば良いと考えます。

ハイキングに行こうと思ったら、大雑把にこれくらいの情報を頭に入れておくと、もしも何かあった場合に対処することができます。

応用問題

地図を見ながら、①から②を通って③に行こうと計画を立てました。

地図読み応用問題

今回学んだ地図読みから何を考えたら良いと思いますか?

(続く)

応用問題はこの動画の林道にでるまでの道です。

地図読み講座一覧

  1. シノギング地図読み入門(その1)
  2. シノギング地図読み入門(その2)
  3. シノギング地図読み入門(その3)

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シノギング地図読み入門(その1)

復習をすることはとても大切です。

先週、シノギング イベントに行って学んだことを実践するために、また北高尾に行ってきました。

なぜ復習するのか?

学びには3種類あって

  • できる
  • わかる
  • 分かち合う

という3つの学習観があります。詳細はこちらをご覧ください。

イベントで学んだことは「わかる」というレベル。
何をどうすれば良いのかをわかったということ。
大人は頭で理解するのは早いです。

ところが、「できる」までは、いたっていないことが多いです。
「できる」とは、頭で考えた通りに体が動くということ。
「できる」になるにはどうしたらいいのかというと復習です。
復習するとわかったつもりになっていることがわかります。
あとは繰り返し体が覚えてくれるまで練習ができたらいいですね。

これは一人でやることが、とても重要だと思っています。
誰かがいると他人に頼って、わかったような気になるだけになりますから。
できるようになるために、今回一人で山を凌いで来ました。

さらにこのブログに書いてまとめることで「分かち合う」ことで、さらに自分の学びを深めています。
教えることがいちばんの学びだという説もあります。
教えるって、自分のためであり、他者のためでもあります。

地図読みに何を持っていくのか?

地図読みに必要な道具はシンプルです。

  • 地図
  • コンパス
  • 時計
  • 色ペン

それぞれ説明していきます。

地図はどうする?

地図は何を選ぶのが良いのか?

国土地理院の地図の一択です。
それを印刷して持っていきます。

国土地理院のウェブサイトにアクセスします。
https://www.gsi.go.jp

国土地理院の地図のページ

クリックして、地理院地図のページにいきます。
最初にこのページに行っても良いですね。
https://maps.gsi.go.jp/

国土地理院地図

で、自分の行きたい場所の地図を表示します。
縮尺は「300m」が適切かと(左下に書いてある数字)

オプションで磁北線も入るので入れておくと良いです。
磁北線とは、実際の方位磁石が指す南北の線ですね。

国土地理院地図

で印刷をします。

国土地理院のページの右上辺りにある「印刷」ボタンを押すと、このページがでてきます。
用紙サイズは、「A3横(標準)」か「A3横(高画質)」を選ぶことが多いです。
場所によっては縦の場合もあります。
A3の地図が大きくて地図を読んだり、書き込みをしたりするシノギングをするには便利です。

A3のプリンターはうちにはないしインクジェットプリンターなので、A3でトナー印刷するためにセブンイレブンのネットプリントサービスを活用しています。
https://www.printing.ne.jp/index_p.html

ちなみに、インクジェットプリンターを使わないのは雨対策です。
濡れると滲むので、トナー印刷がオススメ。
カラーでもいいのですが、経費削減のために白黒印刷です。
色がないほうがペンでの書き込みが目立ちますからね。

シノギングの地図

今回実際に印刷した地図がこれです。

実際の使用後は、こんな感じです。

ここで道具の写真を載せたので、他の道具の説明も。

(追記)高密度に磁北線を入れたい時には、ヤマレコのサービスである地図プリもオススメです。磁北線:100px間隔、縮尺500mの設定でA3印刷で使っています。

コンパスはどうする?

コンパスは、キーホルダー型ので十分です。

うちのはハイカーズデポのコンパス
温度計もついています。
温度もわかるとウェアを選ぶときの参考になります。
この日は10度から15度くらいで、ハゴロモ(ライトシェル)だとちょっと寒かった。

登山用品店で売っているようなコンパスは、僕では使いこなせません(笑)

東西南北の4方向だと少なすぎるので、その間の8方向(南東etc)がわかれば十分です。
16方向(北北西etc)くらいは使うかも。

今進もうとしている道は、どの方角なのか?

これがわかれば充分です。

時計はどうする?

時計はなんでも良いと思っています。

オススメは、アナログ、防水、ベゼルがついているもの。
それに軽いならもっと良い。
僕のはチープカシオと呼ばれているものです。
amazonで2000円くらい。

今いる場所の時間を書き込むために時計は使います。
時間を書いておくと、どのくらいのペースで歩いているのかがわかります。
今まで歩いている距離と時間がわかれば、これから歩くであろう予測がつくようになります。

色ペンはどうする?

僕の場合、実際に歩いた時の記録に耐水性の青のペンで書き込んでいます。
赤は山から降りてきた時に検証したものを書き入れています。

書き込むペンは、耐水性のマジックがオススメです。

色数はその人の書き込む情報量によるかと思います。
周りの人たちを見ていると1色〜3色が多いですね。

僕使っている耐水性の水性サインペンは、PILOTのSuperプチ<中>でした。

地図ふたたび

シノギングに使う地図は、国土地理院から印刷するのがベストといいましたが、他の地図も持っています。

有名どころの「山と高原の地図」は、地図読みはやりずらいです。
理由は、情報が地図に書き込まれすぎているから。
ガイドブックとして使うのに適しています。

紙地図を買うなら「登山詳細図」がオススメです。
ただし発売されている山域が少ないのが残念。

この地図の良いところはマイナーな登山路が書いてあるところ。
紫の丸で書かれているコースです。

地図読みの練習として、このコースを歩くのがオススメです。
でも、この登山詳細地図もあくまで参考に、実際には国土地理院の印刷した地図を持っていきます。

だんだんとこの地図にも書いていないコースも自分で地図を読み解いて行くのが楽しいのですよ。

(続く・・・)

前回のシノギングの様子はこちら
今回のシノギングの様子はこちら

地図読み講座一覧

  1. シノギング地図読み入門(その1)
  2. シノギング地図読み入門(その2)
  3. シノギング地図読み入門(その3)

僕はハンモックフルネスをおこなう場所をシノギングで探しています。
この調査も楽しいんですよね。いつかイベントにしたいです。

■ハンモックフルネス
山の中でハンモックを使ったマインドフルネス
https://www.yoriyoku.com/tankentai/hammockfullness.html


常識を疑え!

栄養学って日進月歩であるし、学説も変わり続ける。
科学と伝統と個人差が入り混じる世界で混沌としている。
それが面白い。

何が正しいのか?

それには意味がない。
自分にとって正しいかということに意味がある。
つまり自分に合うか合わないかという話です。

ハイキングや登山の食料の常識は、炭水化物である糖質をとることが常識だ。
実際に持ち運びや保存において炭水化物が簡単だったからだ。

最近は、違う説がでてきていて興味深いのだ。

備忘録として、ふたつのリンクを貼っておく。

■“糖質制限 × 長距離スポーツ”の教科書 by 小谷修平
https://wellbeing-lab.jp/special/小谷修平?fbclid=IwAR01c2FRbf_GAMGD9tB0DHf2we4U0GOC-V32RJ5X1RjJoGPqL6FLqvWIfBM

■第4回 山での食事は、ナッツ類。 | 最強の山岳ガイドは、9度もエベレスに登った
https://www.1101.com/n/s/hiroyuki_kuraoka/2020-10-01.html

これが正しいか論じるのは無意味に近い。
自分で試してみるのが良いのだ。

体質の部分も大きいからトレーニングが必要かもしれない。
大変だったら実験は途中中止になるか(笑)

一番大切なのは、食べること。
自分が食べられる食事を取ることが一番重要なのだ。

以前にカロリーメイトだけを食べる実験をしたんだけど、飽きて嫌になって食べられなくなった。

■機械的に栄養補給@ファストパッキング奥高尾(15回目)
https://www.uedamasatoshi.com/?p=5702

疲れすぎても食べられなくなる。
胃腸に負担がかかるからだ。消化も体力がいるのだ。

常識も大切だけれど、鵜呑みにしない。
いつでも自分の頭で考え体験してみることが重要だと僕は思う。

できれば安全を担保できそうなところでね。

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ハンモック野営はモグ350で快適

裏山に一人でハンモック野営をしてきました。

ハンモック野営
ハンモック野営

この日のために購入したのがモグ350というハンモック専門の寝袋です。
axesquinの凌ブランドから発売されていて、開発者がシノギングを楽しみながら開発した製品です。
axesquinは、開発者自身が実際に山に入って遊びながら自社製品を使い、「こんなものが欲しい」と必要から製品開発する姿勢が大好きなブランドです。

ハンモックを包み込む寝袋モグ350
ハンモックを包み込む寝袋モグ350

この寝袋はダウンで、360度羽毛に包まれて寝ることの快適さを味わいました。
ハンモックで寝るだけでも気持ちが良いものですが、さらに包まれて眠るという快適さは最高です。

ここが宿泊地でありベッドである
ここが宿泊地でありベッドである

本を読んだり、火のお世話をしたり、ご飯を食べたり、うとうとしたり、贅沢な時間でした。

ハンモックで読書。そして、そのままうたた寝。
ハンモックで読書。そして、そのままうたた寝。

何もせずにただそこにいる。

ただのインスタントのコーヒーが美味い
ただのインスタントのコーヒーが美味い

スマホからも解放されて、今この瞬間を味わうのって、ケアの極意を感じることです。
急がしい人は「何かをしなければならい」というDoに縛れています。
そうなると何もしないことに罪悪感を感じたりするものです。
これ、メンタル的にはヤバイ状態です。ずっと興奮状態にいるので、慢性的に疲れてしまっているか、疲れているのに麻痺して気づかないで暴走している場合もあります。いわゆるワーカーホリックになってしまっていることもあります。

「何もせずに、ただその場にいる」これがケアの基本中の基本です。

夜景が美しい
夜景が美しい

DoではなくBeで居られるのか?

この日は曇りで日の出は見れず。が、この朝の色は幻想的だった。
この日は曇りで日の出は見れず。が、この朝の色は幻想的だった。

ただ、その場にいること。
この境地に達することで、始めて変わることを選択できます。
究極の選択ですね。
誰か何かから影響を受けて選択させられるのではなく、自発的に選択すること。
これは一生のうちに何回できたかというくらいに、稀なことです。

好きなことを仕事にしたい、好きな人と共にいたい、好きなライフスタイルを生きたい。

焚き火で料理は面倒くさい。だが、これが良い!
焚き火で料理は面倒くさい。だが、これが良い!

そんな人は、ボーッとすることが大切なのです。
なぜなら自分自身と向き合うことになるから。
自分とつながる時間です。
外側からは何かをしていないように見えても、内側では様々なことが起こります。

この状態をボーッと見ることが、マインドフルネスです。
良いとか悪いとかジャッジするわけでもなく、心理的な痛みを感じるわけでなもなく、何かを変えようとするわけでもなく、ただ自分の内側の声を聞いて感じることです。

山の中で一人で寝ていると自然とマインドフルネス状態になります。

夜中にトイレに起きると狸と遭遇。丸々としていますね。しかも逃げない。

日の出は雲で見えませんでしたが、夜景はきれいでした。
夜中に暴走族の爆音が聞こえたり、早朝にお寺の鐘が聞こえたり、自然の中といえども町と地続きにつながっているのも不思議なものです。

凌正装で。ハゴロモ、ハヲリモノOCTA、ハラマキTシャツ、ハカマスカート、クナイ。気温は約20℃
凌正装で。ハゴロモ、ハヲリモノOCTA、ハラマキTシャツ、ハカマスカート、クナイ。気温は約20℃

ハンモックで野営をする良さも伝えたいですね。
暗闇は非日常を感じる舞台装置でもあります。
しかも野営は、自然を感じることができますから。

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今年最後の「はじめての沢登り」はまるでスポーツクライミングのようでもあったのだ!

今回、友人たちから「はじめての沢登り」ガイドを頼まれて行って来ました。
参加者のお二人は、ボルダリングをしている人たち。
いつもとはちょっと沢の遊び方をしてきました。

今日の水位は普通くらいですね

ボルダリングは、オリンピックの種目にもなっているスポーツクライミングとルーツは同じ。
僕も30年くらい前にやってました。
その時にはロッククライミング、フリークライミング、ボルダリングが分かれ始めて時代だったかも。
自然の岩を登ったり、室内の練習場を登ったりと遊んでいました。

ジャブジャブと水に慣れるところからスタート

9月末のこの日は寒かった。最高気温が20度くらい。
やっぱり沢を遊ぶには真夏がベストですね。
本流でジャブジャブ歩くのは真夏が良いです。

水に落ちないように、水際ギリギリをクライミングします

だからこそ、水に落ちないように岩を登ったりする遊びをしました。

失敗すると水に落ちるというプレッシャーと闘いながら、岩を登るのは楽しいです。
水があることで、落ちても笑っていられる時も多いです。
もちろん、室内の安全な環境ではないので、自分の身体を第一に考えて遊びます。

バランス良く岩に横ばいに動きます

だんだんとお二人が上手くなっていくのが見ていて楽しかったです。

教えなくても、人は本能的に適切な動きをするようになっているんですよね。
ほんと、よくできた動物なんです。

低温調理豚を鉄板で炙ってガブっと食べると最高!

お昼には低温調理した豚肉を持って来てくれました。
これを鉄板で炙って食べると最高に美味いものでした。
もっと違うお肉やお魚も食べてみたいわ。

彼女は料理も教えていて、僕もおせちは彼女から習い、毎年作っています。
最近は、食事を中心としてダイエットも指導していて、身体の話で盛り上がったりするんですよね。
今、無料で料理についてシェアしてくれるfacebookのグループページを運営しています。
美cooking
https://www.facebook.com/groups/1671950679640024

ファイトー!一発!

最後の滝は林道を歩いてショートカットで、美味しいところだけ。
道具を揃えて本格的な沢にもいきたい衝動もあったりして。
やるなら色々と忘れているから学ばないとな。

水流に負けずにグイグイと

滝を登ると達成感がありますね。
もちろん、安全第一に、自分ができる冒険スタイルで。

滝のど真ん中を登るシャワークライミングやりたいね。
これを気合入れてやると滝行を超える悟りの境地に行くことができます。
無我の境地を味わえるかもしれません。

今回は忘れずに集合写真を撮れました。自然の中で沢山の深呼吸ができたでしょうか。

今回も動画を撮りました。
なかなか良い感じに撮れています。

見所は僕が水に落ちるところです。

はじめての沢登り動画

今回の僕の被害はサングラスが滝の中に消えて行きました。
かぁさん、あのサングラス、どこに行ったんでしょうね。

■沢にいきたい、ハンモックにいきたいというご依頼はこちら
https://www.yoriyoku.com/tankentai/
(現在作成中)

ハンモックフルネスのページは完成しています
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超初心者向けの沢歩きに行ってきた

上田正敏探検隊

今年初の沢歩きは増水のため敗退、そして雨予報のため参加しなかったリベンジ編を経て、うちのかみさんが参戦した沢歩きです。

彼女は、子供の頃からインドアな人で運動をやってこなかった人です。
山でも遊んだことがなければ、川でも遊んだことがない人なんです。
それが僕のアウトドア再ブームに影響されて、興味を持つことになったのです。
人はいつ新しいことにチャレンジするチャンスが来るのかわからないものです。

そんな超初心者のうちのかみさんが参加してくれました。
超初心者ということで下見にも行ってきたりしました。

ワラーチ(サンダル)で沢を歩いたり
ワラーチ(サンダル)で沢を歩いたり
裸足で滝を登ったり
裸足で滝を登ったり
沢またぎハンモックをしたり
沢またぎハンモックをしたり

下見では、ワラーチで沢を歩いたり、裸足で滝を登ったり、沢またぎハンモックをしたり充実した時間を過ごしました。

そう入念に下見をして計画を練ったのです。

その結果が、午前中に沢歩きで核心部の滝を登ったところで終了し、沢キャンプ地で、焚き火とランチとハンモックを楽しむプログラムを立てました。

山と道Three のパックウェイト17.7kg

快適に過ごすために荷物が17.7kgというウルトラヘビーになりました。
このバックパックを快適に背負えるのは10kgと言われています。

沢を歩けるような重量ではありません(笑)
なので、キャンプ地に荷物を置いてから沢を歩きました。
そう、うちは電車とバスで行けるところにしかいきませんから。

沢歩き
穏やかな沢でした

天気の良い沢はとても気持ちが良いです。
影が水面に映ったり、木漏れ日がとても良い雰囲気をだしていました。
都心部では真夏日でしたが、終日、涼しく快適に遊んできました。

木漏れ日が気持ちが良いです

初心者にはロケーションが重要です。
何より楽しんでもらえるのが一番ですから。

副隊長はつっぱりの技術を手に入れた

経験者も新しい技術を覚えながら遊びながら歩いていきます。

隊長の優しい指導

隊長は必要最低限しか教えません。
自分で気づいていく楽しさを知っているからです。
あれこれ言われる前に、自分で試すことが重要なんです。
経験値を少しずつあげていくと自然に人は学んでいくのです。
その人なりの方法で。
体の技術を学ぶ上では大切な教授法だと僕は思っています。

つまり、自分のペースで上手くなっていくということ。
しかも、その技術は忘れないというおまけ付き。

副隊長も優しく見守ります

初心者ほど、学びは多いですね。
大人になってから新しいことを経験すること。
全くできないことにチャレンジするのは素晴らしいです。
自分の居場所での新しいことってチャレンジ要素が低いです。
今までと全く違うことをやるって生きる意欲を得るためにとても重要です。

無事に滝をクリア

何らかんら言いながらも沢歩き完了。

感想は顔を見るだけでわかりますね。
充実感がいっぱいだったんだって。

そしてキャンプ地を目指します。

焚き火で焼肉
焚き火で焼肉
薬味たっぷりのソーメン
沢での定番 薬味たっぷりのソーメン

焚き火で暖まり、筋肉のためにタンパク質をとり、沢ならではのソーメンを食べ、最後はとどめの沢またぎハンモック。

沢またぎハンモック
沢またぎハンモック

良き時間でした。

動画もアップしました。。こちらのほうが雰囲気が伝わるかも。

超初心者の沢歩き

次の募集はまた来年。楽しく沢を歩けるのは夏ですから。

ほぼ毎月開催している探検隊の情報が欲しい方はこちらにご登録を
https://www.yoriyoku.com/tankentai/formTankentai.html

そうだ探検隊のwebサイト作らないと。
あと集合写真も撮る癖をつけないと・・・

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カウンセリングとストレスマネージメント技術を提供しています
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■対面個人セッション
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歩行禅としてワラーチを試してみたメリット・デメリット

アウトドア特に山では、マインドフルネス状態になることに気づき、この良さを伝えるために様々な研究開発を実践しています。

自然がもたらす癒しの効果だけでなく、寝る、食べる、歩くということそのものがマインドフルネス状態になるんだなと感じています。

都会で暮らしていると、いろんな思考や感情が渦巻いてグルグルとしてしまっているんですよね。
頭が思考でいっぱいになっていると体や心の状態に無関心になってしまうんですよね。
しかもそのことに気づかないということが問題になっていたりするんです。

20年も心や体のサポートをしてきた身としては、いかに思考を手放す方法を伝えたり、技術を使ってきたりしました。
自然ってそのまま丸ごと自分自身を受け入れて変容させる力を持っているのだとしみじみと感じています。

その一環として最近は、歩くことに注目しています。
その中で見つけたのがワラーチ。
ワラーチは、そこの薄いサンダルです。

ワラーチ

これでマラソンを走ったり、山岳レースをする人もいるのです。
足が故障して医者にも見放されてワラーチを試して復活したという話も聞きます。

これ、底が薄いのでクッション性がないので、裸足で歩くのとほとんど同じです。
小さな数ミリの尖った石を踏んでも痛くない程度です。
足裏のプロテクションが多少あるという感じ。
あとアスファルトの熱からも足を守ってくれます。

だからこそ、細かい足の骨を使うし、それにまつわる筋肉や靭帯を使うことになります。
うちにあるThe Anatomy Coloring Bookをみると、ほらこんなに複雑で美しい。

足の解剖図<骨編>

これを見ると、足も手と同じように器用に使えるはずなんですよね。
さらに筋肉や靭帯は複雑にこの骨にくっついています。
複雑な構造ということは、複雑な動きができるようになっているということです。

靴を履いているとほとんどその機能を使うことがないので、ワラーチを履くとビックリするかもしれません。

ワラーチを履いていると、この骨のひとつひとつが動くような感覚になります。
地面に合わせて骨が動き、凸凹に足を合わせていくようなそんな感じ。
だから、ダイナミックに足が動いている感覚があるのです。

それとは別に台湾式足裏マッサージを受けた気分にもあります。
数日は不思議な足裏感覚が残ります。
ちょっと痛いです(笑)

おもわず足のすごさについて語ってしまいました。

本題に戻ります。

ワラーチは足を守る要素がとても少ないのです。
靴で石を踏んでも痛くないんだけど、ワラーチで踏むと激痛が走ります。
靴に比べて足を保護する役目がほとんどないのがワラーチです。
クッション性はないです。

だからメリットもあるのです。

それは歩き方が意識的になることです。

地面がどんなようになっているか観察する目。
地面の状態を観察する足裏。

歩くことに意識的になります。
しかも一歩一歩を意識して歩かないと痛い目にあうので、集中力をとても使います。
これがとても瞑想的なんです。
歩くことに集中することでマインドフルネス状態になるということ。
つまり思考を手放して頭が空っぽになるということです。
歩行禅という言葉もあります。

歩くトレーニングに最適だと思います。
できるなら若い頃から足裏感覚を磨いていけるのがいいですね。
ほとんどの足は靴で強制されて不自然な形になっていますから。
理想はチンパンジーですね。
人間で靴の影響を受けていない足の人は見かけませんね。

裏高尾の某沢
こんなところを歩くイベント企画のためにロケハン中

都内がむちゃくちゃ暑いのでロケハンしてきました。
都会を離れると美しい沢がありますね。ここ都内だけど。

ワラーチで沢登り
ワラーチで沢登り

裸足も試したりもしました。

裸足で沢登り
裸足で沢登り

ここの場所だけでいえば、きっとフエルト地の沢靴が一番すべらない。
その次に地下足袋に草鞋の組み合わせかな。
そして、トレランシューズのようなゴム底の靴。
その次にワラーチ、裸足です。

裸足だから良いというものではありません。

裸足が気持ちが良いのは、岩と土ですね。

ワラーチや裸足はより意識的に足を使うという意味でとても良い感じです。
トレーニングの一環として良いんじゃないかな。

僕はこれはメンタルトレーニングに使えるなと。
つまりマインドフルネスになるためにこのような遊びが使えるということ。

座るという坐禅して座って叩かれるような苦行は好きじゃないし。(憧れはある)
動的瞑想のほうが好きなんです。

そして仕上げにハンモックを張ってのんびりと。

沢またぎハンモック
沢またぎハンモック

動いた後には休みことも重要です。
沢の音を聞きながらの昼寝は最高です。

ワラーチのメリット

  • 足裏感覚を鍛えることができる
  • 歩き方の改善ができる
  • 安価で購入・作成できる
  • 涼しい
  • マインドフルネス状態になることができる

ワラーチのデメリット

  • 慣れるまでが痛い
  • 足の保護がない
  • 藪では使えない
  • 日に焼ける
  • 周りから不思議な目で見られる

ワラーチで自然の中を歩く。

何か大事なものを思い出すかもしれません。

やっぱりワラーチは歩行禅ですね。

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はじめての沢歩き<リベンジ編>

上田正敏探検隊はじめての沢歩きリベンジ編

1ヶ月前に企画した沢歩きは増水のため途中撤退しました。
全く違う沢の様子にビックリしました。
今年の梅雨の長雨をなめていました。

前回、7月の沢の様子

沢がないところに沢ができたりと楽しい部分もあったりした雨だったのですが、自然の力ってすごいですね。
体感すると全く違うことがわかります。
頭でわかった気になるのではなく、体で感じることが大事ですね。

ということで、リベンジに行って来ました。

当日は本降りの雨予報だったのにかかわらず、雨に降られなかったという幸運さ。
最近は雨も楽しいと思えるようになってきたので、自分的にはどっちでも良いのです。
ただ、初心者の人を考えると天気は晴れであって欲しいのです。
僕は自然の楽しさ、癒し、畏敬を感じてもらいたいのです。
そしてその中で、人間が自然の豊かさを受け取り、感謝し、存分に遊ぶということを味わってもらいたいのです。

今回8月の沢の様子

今回の結論を言うと、むちゃくちゃ楽しかったです。

夏は沢に限ります。
何と言っても涼しさがいいです。
川遊びを安全にできる感じがいいですね。
もちろん自己責任なんですが。

釜に飛び込んだり

キャニオリング
小学生男子か!

滝を登ったり

沢登り
自撮りしながら滝を登る男

不思議な写真を撮ったり

ウォーターウォーキング
巨神兵か!

大人にも夏休みが必要ですね。
休んで寝るような消極的休養ではなく、アクティブに遊ぶ積極的休養が必要です。

積極的な休養って、生命力が活性化して、クリエイティブになり、お互いに助けあったりしながら共に成長できるようなそんな気がしています。

あえて自分の写真ばかり載せましたが、動画のほうがより、参加者の皆様の楽しさを味わえるかと思います。

上田正敏探検隊はじめての沢歩きリベンジ編

ステキな1日でした。

みんな、ありがとう!

ランタンで高尾ビール乾杯!
ランタンで高尾ビール最高!

上田正敏探検隊は隊員募集中です。
メール登録していただけると企画がある時に情報を配信します。
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ウェブサイトも作りましょうね。 >俺

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ワラーチとハンモックとフューチャリストと

都内の気温が40度近くの記録を更新する中、僕のホームである高尾へ。
午前10時の高尾山口駅も普通に暑かったのです。
夏のハイキングは熱中症に注意ですね。
僕は多めの水を持つようにしていて、ガンガン飲んで循環をよくしています。

おしっこが透明だと水は足りていて、黄色になればなるほど要注意なんですよね。
脱水症状を簡単に診断するのに使えるテクニックです。
山での場合、自分で荷物を持つ必要があるので、持っていく量と飲む量は調整をする必要があったりもします。

今回のテーマは、先日のワークショップで作ったワラーチで、南高尾を凌げるかに挑戦です。
ワラーチで、シノギングでいつも登っている枝尾根に入ってハンモックで昼寝して帰ってくるというミッション。

僕は僕を信じていないので、バックアップにトレランシューズは背負っていきました。
慣れてくれば、なんとか凌ぐ工夫をするかと思うのですが、初めての時には冒険も慎重です。

ワラーチで歩く南高尾は気持ちが良いですね。
登山道ならば、ワラーチで十分じゃないかというのが履いてみた感想。
とにかく軽いのと山を歩いているという実感を足裏感覚で感じられるのが良い。

ハンモックも自然をより身近に感じられるのがとても良いところで、ワラーチも自然をより感じやすくするツールですね。
大地をガシガシとつかんで歩く感覚は野生を呼び起こすような気がします。
より自分の感覚が研ぎ澄まされていきます。

デメリットは虫対策かな。蚊に刺されるので虫除け必須です。
山の中は強力な虫刺されが必要なのかそれが問題です。
今回は自然派な虫刺されでなんとかなりました。

裸足は小石があったり枝があったりするとちょっと痛いですね。
ただワラーチを履けば解決します。サンダル最強です。

ちょっとだけいつもより足捌きに意識を向けるだけで快適ハイキングでした。

いつもの枝尾根でハンモックを張ってご飯を食べて、ダラダラと話をしていきます。
この雑談が今回も抜群に学びが深かったですね。

メンタルトレーナーの生き字引でありフューチャリストでもある方との対話はいつも深い。
自然の中で自分を解放して対話をすることは、可能性の扉を開くのと同じことですね。

山を歩くのも、ハンモックで寝るのも、焚き火でご飯を作るのも、瞑想でありマインドフルネスなんです。

僕にとっては楽しい修行です。
いつもはソロなんですが、仲間と行くとまた違った気づきがあるのが面白いのです。

今回の大きな気づくは、人間って不自然だということ。

僕自身は、人間の自然界の一部であり、自然の摂理で生きるものだと思っていました。
進化論では適応したものが生き残ったというのが最近の定説ですが、僕自身は弱肉強食の考え方が基本であると思っています。

実際に自然界を見れば、弱ったものは他のエサになり循環していますから。

人間もかくあるべし。

そう思っていたのです。

でも、なんか社会って、なんか違うよなとも不思議に思っていました。
自然界の掟と全く違うような違和感を持っていたのです。

それは、人間が社会性がある動物であり、自然界へ挑戦している動物だということ。

エアンデルタール人が死者に対して墓を作り、花を手向けていたらしいのです。
野生の動物たちは、死を怖いものだと思っていないはずなんです。
死ぬ瞬間まで生きるというシンプルな構造になっていると僕は思っています。

ところが人間は認知革命があり、神をも発明した動物です。
自然の摂理に逆らうことが正しいことだと思っても当然なんだなと。

自然界の掟に逆らって、人間同士が協力しあって、弱者も対等に生きられる社会を作るという挑戦をしているんだなということが、瞬間にわかったのです。

だからSDGsみたいな人類のテーマというものがあるのだと。

僕は自然に即した生き方が好きなんだけど、自然界への挑戦も好きなんです。
だから社会問題も気になっていたんだなと気づき、自然の摂理と人類の課題の矛盾が解けていったのでした。

教えてもらうのではなく、自分で気づいたの時の爽快感!
アハ体験ですね。

本能を磨いていくことは大事なこと。
だって人は麻痺しているから。

そして、生き方という教養を身につけること。
もしかしたら学校の勉強よりも大事かもしれない。

コミュニケーションも教養なんだなと改めて。

これを学ぶためのワークショップを開発中です。
これが僕にとっての冒険教育だ!

今回はワラーチを中心とした動画を。
ハカマスカートもいい味だしています。

今回の見所は音楽です。
特にラストは音楽と映像をシンクロをかなり意識しました。

今朝起きて足の感じがいつもと違います。
筋肉痛ではないのですが、足裏に違和感ありあり。
普段動かさない骨や筋肉や腱が動いたからでしょう。
そして足つぼ効果なのかもしれません(笑)
リフレクソロジーというよりも台湾式足裏マッサージのような…

1年後に同じような動画を撮ろうと思っています。
それまでワラーチで登山をやって、足を鍛えたらどうなるのか?

ワラーチの動画も撮るアイデアがいっぱい。
何かを表現すると次の何かが生まれてきますね。

とっても楽しみです。

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