権威との葛藤(その2)

権威との葛藤とは、権威を持つ人に敵意を持つことです。

そのことで良い子をやったり悪い子をやったりするという話を前回しました。

権威に対して最初に敵意を持つ人は、父親という人が多いです。

父親とは権威や社会の象徴であるからです。

父と子

古今東西でよく聴く話は、息子が父親に反感を持つというものです。

 

これを感じたことがある人は多いのではないでしょうか。

もちろん、父親に反抗して、「絶対に、あぁはならない!」と思っていたこともあります。

すると不思議になもので父親に似て来るんですね。

父親に似て来るのです。同族嫌悪が生まれてさらに嫌いになったりします。

これをさらに深くみていくと、父親も祖父に対して反抗していたことがあることが多いです。

男性の親子関係で受け継がれている習慣とでもいうのでしょうか。

感情も深い所では、好きも嫌いも同じなのです。

好きという感情のポジティブなエネルギーを相手に送るか、嫌いというネガティブなエネルギーを送るかの差で、エネルギーの質は同じなのです。

ここでいうエネルギーというものは感情のエネルギーで、ニュートラルで、ポジティブでもネガティブでもありません。

その人の解釈でポジにもネガにもなるのです。

権威との葛藤あれば、それはもちろんネガティブに働きます。

権威に媚びを売るか反逆するか。

 

父親との葛藤を癒すには、父親という役割を理解したり、父親の前に一人の男性として受け入れることが大切になってきます。

そのためにもコミュニケーションが大切になってきます。

イラッと来ても話をしてみることが大切です(笑)

そうやって少しずつ葛藤を癒していく必要があります。

僕もたくさんのセラピーを受けたりして自分を癒しながら少しずつ距離を近づけていきました。

 

父親との葛藤は癒したのだけれど、次に待っていたテーマがあったのです。

父親の先にある存在。社会です。

 

権威との葛藤の連載はコチラ

  1. 権威との葛藤(その1)
  2. 権威との葛藤(その2)
  3. 権威との葛藤(その3)
  4. 権威との葛藤(その4)
  5. 権威との葛藤(その5)

権威との葛藤(その1)

「権威との葛藤」という大きなテーマが心理学世界ではあります。

これは特に仕事やリーダーシップに大きな影響を与えます。

「権威との葛藤」をシンプルに言えば「権威を持つ人に敵意を持つ」ことです。

例えば、

  • 親が悪い
  • 上司が悪い
  • 組織が悪い
  • 社会が悪い
  • 日本が悪い
  • 世界が悪い

というような自分よりも権威を持っている人や何かに対して反発している状態なのです。

反抗期というのは、自分以外の権威を否定することに始まります。

自立をしていくプロセスで必要なエネルギーでもあります。

 

「ならば、いいじゃないか。」と思われますが、問題もあるのです。

自分が他者の権威に敵意を持っている、自分が権威を持った時に誰かに敵意を持たれるのではないか、という恐怖を心の奥底で感じているのが問題です。

この恐怖は気付いている場合もあれば、気づいていない場合もあります。

権威に対して敵意が強ければ強いほど、自分が権威を持つことを恐れる。

だから、権威を持つことをしないということが起きるのです。

無意識に権威を持たない選択をし続けるのです。

するとどうなるか?

自尊心がなくなっていきます。

自分自身の権威をも否定しまうからです。

権威との葛藤

 

権威との葛藤があると、権威がある人たちに反抗的になります。

いい子として反抗するパターンと悪い子として反抗するパターンがあります。

悪い子は権威を攻撃するからわかりやすいですね。いい子は自分を攻撃しているので、一見わかりずらいです。

攻撃をするという点では同じです。

権威に対して反抗するというのは、非建設的です。

簡単な反抗は、権威のすべてを否定すればいいのです。

対話の余地すらなく反抗していればいいのです。

 

自分がリーダーシップを発揮して、権威を持つ時に問題が生じます。

リーダーシップを発揮しようとしないのです。

リーダーを攻撃してきたので、自分自身がリーダーになりたくないんです。

だって、自分が攻撃してきた時のように攻撃されると思うから。

 

リーダーの本質は、自ら与える人です。

誰もがリーダーシップを持っているし、発揮する必要があるものです。

特に仕事は、誰かに喜びを与えて、その報酬としてお金を頂きます。

喜びはモノであったり、サービスであったり、様々なものです。

人間関係でもそうですね。愛を与えるのもリーダーシップです。

 

権威者に反抗するだけでなく、自らが与えない選択をしている状態も権威との葛藤していることになるのです。

 

では、どうしたらいいのでしょう?

僕の体験を通じて話していきます。

■権威との葛藤の連載はコチラ

  1. 権威との葛藤(その1)
  2. 権威との葛藤(その2)
  3. 権威との葛藤(その3)
  4. 権威との葛藤(その4)
  5. 権威との葛藤(その5)

自分の現実を創っているのは自分なのです。

僕はこの言葉に衝撃を受けた。

「自分の現実を創っているのは自分だって?」

世界は生まれる前からあったし、僕がいてもいなくても動いているものだと思っていた。

自分を見つめているうちに「本当に創っているかも」と思ってきた。

だって、その人に感じているストレスを外すと、嫌いな人がどうでもいい人になったりするんです。

どうでもいいとは、ほとんど気にならなくなったりするんです。

ましてや、関係性が良好になっていったりしたんです。

Time Jumper

それでも、自分で現実を創っているとは思えませんでした。

この言葉は実に奥が深くて、時おりパラダイムシフトが起きる。

「あぁ!」という気づきで、言葉に対する洞察が変わっていくのだ。

 

「好きなこと仕事にしたいなぁ」

「この人と結婚したらどうなるんだろう。」

そんなことを思っていたら、現実にそうなってしまった。

 

これも段階があって、このぼんやりとしたイメージからスタートして、自分を見つめたり行動したりしているうちに、イメージがさらに明確化していく。

イメージのはじめはピントがあっていない写真みたいなもの。

それでもエネルギーをかけていくとピントがあってきて、

「あぁ、こういう現実を求めているんだ!それやりたい!」

と見えてくることがあるんですよね。

 

それを次々に実現していっても「自分の現実を創っているのは自分なのです。」という言葉は「そうかもね。そうだよね。」と思っているくらいでした。

 

とある時にメンターと話をしていて「僕はいつでもお金を作れるし、その気になったらすぐになりたいものになれるんです。」と話をされました。

本当に、これをやりたいと思ったらどんな方法を使っても実現する人でした。

その時に頭の中の配線がガガガっと音を立てて変わった気がしたのです。

「自分の現実を創っているのは自分なのです。」

という言葉がわかったんです。

本当にそうだ!その人が現実を創っているんだ!ということがわかったのです。

 

言葉にすると単純で、

「できないと思っている人はできないし、できると思っている人にはできる。」

ということなのです。

 

認知心理学的にいえば、物事を見ているのは人それぞれなんです。

誰もが同じ世界を生きていると思っているだけで、実際には、その人が見たいように世界を見ているだけです。

本当の現実なんていうものはないのです。

みんな自分が見たいように見ているバーチャルな世界なようなものです。

 

だとしたら・・・自分が現実を創っているということを認めたとしたら・・・自分の人生を自由自在に変えることができるのです。

そこにはルールがあって、変えることができることと、変えることができなことがある。

ゲームはルールがなければ成立しないし、面白くないのです。

変えることができないことは受け入れる知性が必要だし、変えることができることは変えたければ変えるようにすればいいのです。

自分の現実を創っているのは自分なのです。

この一文に魅せられて、ずっと人の不思議を探求していくのだろうなと思った朝でした。

今日も良い1日を!


ホリスティック医療から統合医療へ

WHA(ワールド・ホリスティック・アソシエーション)でセミナーをしました。

新潟でのセミナー(連携する医療WHA)に続いて今回は東京開催でした。

以前からそうなんですが、集まる人によって講演の内容が変わります。

情報を伝えることよりも情報をいかに活用していくかに時代の流れは向かっています。

それも今までの自分の経験をふまえて未来の自分を創り出すように頭だけでなく腑に落とすことが大事になります。

参加者どうし、講演者どうし、講演者と参加者・・・場にいる人すべてが参加しているようなセミナーが好きですね。

新潟とやっぱり内容は違います(笑)

 

僕が心に響いたのは「心とは何か?」ということ。

辞書で調べると・・・

 人間の理性・知識・感情・意志などの働きのもとになるもの。また、働きそのものをひっくるめていう。精神。心情。

とある。

ふむふむ。わかったようなわからないような。

 

では、「心がない」ものって何でしょうか?

さらには、「心がある」ものって何でしょうか?

考えてみて下さいね。自分で考えることで見えてくるものがあります。

 

人間の理性・知識・感情・意志などの働きのもとになるもの。」を見て見ると、働くという言葉がでてきます。

この感じを分解すると「イ」と「動」というように分解できます。

「イ」は「人」を表します。つまり「人が動く」ということですね。

心というのは人が動くということなんです。

 

WHAでは復興支援もしています。「心の復興支援」をする時に、それは何だろう?と自問したそうです。

心の支援とは、「相手が動けるように支援すること」という定義を付けました。

これが一番大切なことです。自分が動いて何かをするのはなく、相手が動けるようにサポートしていくこと。

お金やモノや情報を与えるのではなく、その人がそのお金を得たいとと動けるようになったり、モノが欲しいと動けるようになったり、情報が欲しいと動けるようになることなんです。

一方的に与えられているだけというのは、飼われているようなもの。

人間の尊厳が奪われていきます。

自分から欲しいと望むことが人間である証なのかもしれません。

 

僕の講演のテーマは「健康で生きるために大事なたったひとつのこと」でした。

ブログを読んでくれている方にはバレバレなのでしょうが、この答えは「ワクワクすること」です。

では、「ワクワクする」ためには、どうしたらいいでしょうか?

答えのひとつは、「夢」を持つことです。

夢の本質は心です。自分が自発的に動きたくなるような夢を持つことです。

心が動きたくなるというのは「感動」でもあるのです。

「夢」には「感動」がつきものですね。目に見えないけれども確実にあるものなんです。

誰もが夢を持っています。持っていないという人は、忘れているだけなんです。忘れさせているという場合もあります。

夢を持てない状態というのは、元世界銀行の副総裁をされていた西水さんの著書を読んでいてわかりました。

毎朝、水をくんで、次は何をして・・・それを毎日毎日繰り返す生活。そして、自分の子供たちも同じことを繰り返していくイメージしかできない。

これは人間の生活ではなく、ただ動物のように生命を維持して生きているだけという状態。

「想像してごらん」とあるミュージシャンは言っていたけれど、夢を想像ができるというのは、人間が人間であるために必要なんですね。

ある政治家は「私には夢がある」言っていました。

希望がある未来を夢見ることが、健康な人間なのです。

自ら動きたくなるのが人間なんです。

 

そんな話をさせてもらい、最後にみなさんの夢をシェアしていただきました。

筋反射を使って確認したので、よりその人らしい夢がでてきて、人それぞれに宿る夢ってやっぱり素晴らしいなと思いました。

個人的な夢であろうが社会的な夢であろうがどっちでもいいのです。

自ら動きたくなる夢が大切なんですね。

 

タイトルの「ホリスティック医療から統合医療へ」への前置きが長かったですね。

これは、日本でのホリスティック医療への試みが海外のものとは違い誤解されて入って発展してしまったという話がでてきたのです。

これからは統合医療になっていくという話でした。

 

言葉の定義をちょっとだけ紹介しておきます。

代替医療
世界各地で古くから用いられている伝統医学、民間療法などの、現在主流の西洋医学以外治療法を総称して呼んでいる。英語の Alternative というのは「代わりの」という意味である。「現状に替わり得る」という事で使われている。ただし「西洋医学にとって替わるというものではないという事で Complementary つまり補完医学という言い方もある。

ホリスティック医療
病気は何らかの働きかけによって、患者自身の自然治癒力が活発になり癒されるものであるという全体論的な考えに基づく医学思想で、治療に患者が積極的に参加し、医師は患者を支え援助するものであるとする。様々な治療法を総合的に組み合わせたり、いろいろな観点から患者全体を見ていこうとするやり方。

統合医学
インテグレティブ医療といわれ、緊急医療には西洋医学、生活習慣病には代替医療というように、それぞれの得意な所を併用すればいいという現実的な考え方で、患者にとっては望ましい。原理の異なる様々の医療体系をミックスするのではなく使い分けることをワイル博士らが主張している。背景にインフォームドチョイスなどの患者の人間性を尊重しようとする患者主体思想の社会的浸透がある。

(参考文献 サンフランシスコ州立大学の保健教育学部長のホリスティックヘルスプログラムのエリックペーパーのテキストより)

来年は、この活動に積極的に関わっていきそうです。

WHA講師

12年ぶりのスーツ姿。こういうのもいいね。


豊かであるためには・・・

僕の今までの豊かさの定義は・・・

「好きなことを好きな時に好きなだけ好きな人とする。」

というものでした。

これはもちろん豊かさということことではあるのですが、どこかで借り物の言葉のようにも感じていました。

ソースのマイク・マクマナス氏の言葉を変えて僕の定義にしていました。

それが変わりました。

豊かさを考える時に、逆転の発想で、豊かでないと感じた経験をこの1週間で振り返ってみました。

豊かさでない経験をしたなと思いこんでいたことで、結果的に豊かさを感じる経験になったことも多いことに気づきました。

時間をたっぷり使って友人との時間を過ごせたことが、とても嬉しかったりもしました。

でも、ひとつだけ豊かさを感じていないことがあったのです。

それは、友人のホームパーティーにお祝いを持参しなかったこと。

分かち合えない悲しみを感じていたのです。

自分が思っている以上に深い悲しみでした。

人に与えることが、なんらかの理由でできない時に、僕は悲しみを感じてしまうのです。

それを深く掘っていくと、自分の中にある泉のイメージが湧いてきました。

僕を中心に豊かさが広がっていくような、そんなビジョンです。

自分が発信基地となって豊かさが広がっていく。

僕が誰かに豊かさを流して、またその人が豊かさのバトンを渡していく。

この感覚を感じた時に、とても心が平和になったのです。

ペイフォワードの世界ですね。

豊かさの罠は、他人との比較です。

他人と比較するから落ち込んだりするのです。

そして、外的な要因が豊かさだと勘違いしている。

家だったり、車だったり、お金だったり・・・物だと思っているのです。

物はとても比較がしやすいのです。

豊かでないとあせってしまうのです。

真の豊かさは心の中にあります。

心が豊かだと、自分の周りにある物が豊かになっていくのです。

豊かな心が、実際ある物に感謝できるのですね。

今のこの時代に日本に生まれてきた幸運だったとしか思えません。

だからこそ、自分がリーダーシップを発揮する必要があるのですね。

誰の中にもリーダーシップがあるのです。

シンプルに定義をするなら「自分発信で与えること」です。

それが豊かさにつながるのです。

この与えるのは、モノでもお金でもヒトの紹介でも情報でも気持ちでも何でもいいのです。

これに気づいたら、どちらか一方を選ばなければならないと感じていたことが、両方とも叶うという経験を即座にしました。

いつでも豊かさは自分の中にも、そして周りにもあふれかえっている。

それをただ選んで受け取るだけなのです。

あなたにとって豊かさとは何ですか?

豊かさとは?


影響力に対して自覚していますか?

大人になると「自分には影響力はない」と信じている人は多いです。

それは信じているだけで影響力を回りに与えています。

人は生まれながらに影響力というものを持っています。

生まれた時のことを想像してください。

どれだけの人に祝福されていたでしょうか?

お父さん、お母さん、おじぃちゃん、おばぁちゃん、親戚の人たち、近所の人たち、出会う人たちに手を振ってもらったり、遊んでもらったり。

赤ちゃんは、周りの人たちに笑顔をプレゼントしています。

赤ちゃんはどんな人も受け入れる力を持っているので、誰もが笑顔で話しかけてくれるのです。

もし拒否されたらどうしようという痛みを感じないので、気軽に接してくれるのです。

 

死んだ時のことを想像して下さい。

どれだけの人が涙をしているでしょうか。

自分を肴に笑ったり泣いたり懐かしがったりしているでしょうか。

 

人が集まっているところではどうでしょうか?

笑顔でその場にいる。しかめっ面でその場にいる。泣きながらその場にいる。

周りの人たちの反応は変わるでしょうか?それとも同じでしょうか?

 

人は影響を与えているのです。

話している人だけが影響を与えているのではありません。

聴いている人も影響を与えているし、ただその場にいるだけで影響を与えているのです。

 

あまりにも自分の影響力に無関心な人が多いのです。

その人達は自分には影響力がないと信じているのです。

自分がどんな影響を周りに与えているのかを観察してみてください。

どんな影響を与えているのか。

それは、ポジティブなものかもしれないし、ネガティブなものかもしれません。

どのような影響を周囲の人たちに与えたいのか。

それを考えてみるのもおススメです。

 

僕は、何をしていても何をしていなくても影響を与えているなら、周りの人たちが幸せになるような影響を与えていきたいですね。

何時でも何処でも癒しと元気を与える存在でありたい。


才能を表現すること

ドラゴン

才能には大きく分けて2種類あります。

持って生まれた才能と生まれてきてから身につけた才能です。

持って生まれた才能はギフトです。
これは神から与えられた天賦の才ですね。

そして身につけた才能は強みです。
人生経験により培われた努力の才ですね。

一番力を発揮するのは「ギフト×強み」の状態です。

このギフトは特別なものではありません。誰もが持っているものです。

強みも特別なものではありません。誰もが持っているものです。

才能に気づいている人もいれば気づいていない人もいます。

才能を探して旅にでても見つかりません。だって、もう持っているから。

旅にでることも経験になっていくので、強みが育つことはあるし、ギフトに気づくこともあります。

ギフトは感性の部分。何に興味を持ち、何に心を動かされるか。

強みはスキルの部分。何回も繰り返すうちに身に付いたもの。思考的なものや身体的なものは、やることで磨かれていきます。

個人セッションを通じていつも思うことは、才能は表現されたがっているということ。

人それぞれ様々な理由があって、才能は封印されている場合もある。

でもね、才能は表現されたがっているのです。

表現を受け取ってくる人がいるなら、いつでも発揮したいと思っているのです。

人間というものの本能的なことなのでしょう。つながりたいのです。

何でつながるのが健全かといえば、才能でつながったらステキなことです。

自分の才能を表現したい。

最初は思うように表現できないかもしれない。

それでも表現をしているうちにスキルが磨かれる。

上手くなっていく。そして、その人の味がでてくるのです。

自分を表現できた時に、そこに感謝が生まれます。

才能で他者や社会に貢献していきたくなるのです。

最初の一歩は表現することです。

誰も観てくれないかもしれない。でも、表現するのです。

もしかしたらお天道様が観ていてくれるかもしれません。

表現をしているうちに観たい人が現れるのです。

これは自らが表現しないと現れないものです。

ドラゴンに退治するくらいに恐いことかもしれません。

ドラゴン

ここで勇気を持って表現するのか、怖くて逃げていくのか。

大きな分かれ目です。

怖くても勇気を持って才能を表現していきたいものですね。

自分の中に表現をしたいという想いが宿るということは、誰か受け取りたい人がいるということ。

それは同時に起きています。

あなたの才能は表現されるのを待っています!

 


ファインディング・ジョー

ジョーゼフ・キャンベルさんの「ヒーローズ・ジャーニー」をわかりやすく伝えている映画ファインディング・ジョーを見た。

ヒーローズ・ジャーニーにはずっと興味を持っていて、本もたくさん読みました。「神話の法則」「クリエイティヴ脚本術」「神話の力」はワクワクします。

スターウォーズは英雄物語の考え方を活用しているという話もあります。

神話という物語は古代から人間がどのような存在なのか物語として語られています。

古今東西で語り継がれている物語にはたくさんの共通点があるそうです。

人間は言葉を持ってから心理的側面は変わっていないということでもあるのです。

そこから何を学べばいいのか?

英雄物語です。誰もが英雄なのです。ヒーローなんです。

だって、考えて見るとわかるでしょ。

幼年期はヒーローに憧れます。ヒーローごっこも散々やりました。ヒーローになると楽しいし、悪役になると不満を感じました(笑)

思春期くらいになれば悪役もいいなと思ったりします。これも必要なプロセスだったりもするんですね。

自分が成長する過程は、ヒーローズ・ジャーニーです。英雄物語に感動するのは、その体験をしているからなのです。共感するというのは自分のその質を持っているということなんです。

映画の中で、ジョーゼフ・キャンベルさんの言葉が紹介されていました。

Follow your bliss.

あなたの至福にしたがいなさい。

至福は快楽でもなければ単なる楽しさでもないんです。その間にある静かな感覚。

僕が提供しているソース・ワークショップではそれを「静かなワクワク」と表現しています。

この「至福」が自分の人生をより深い所へ運んでくれます。

それを「生きる意味」「天命」「人生の目的」「存在意義」というように感じている人もいるでしょう。

本当にシンプルなんです。ただ自分の静かなワクワクに従って生きるです。

自分だけが自分自身の答えを持っているのです。

そして、ちゃんとそれを知っているのです。

 

2013年は、至福である静かなワクワクを発見して、活用していくことを伝えるだけでなく、あなたのヒーローズ・ジャーニーもサポートしていくことをしていきます。

よろしくお願いします。


自分株式会社

ソースワークショップ活用編を開催しました。

このワークショップは僕の夢である「誰もが好きな人と共にいて、好きなことができる社会へ。」につながっています。

理想のライフスタイルとは?理想のパートナーとは?理想の仕事とは?

この3つを知り、ワクワクしながら実践し、実現しているための思考法や感情との付き合い方を学ぶワークショップです。

こういった知識を持っているか、自分をどれくらい知っているかで大きく人生が変わっていきます。

理想の純度が高ければ高いほど不思議と夢が叶いやすくなるのです。

参加者から

楽しくできた!ムリがない!身近な感じがいい!(UYさん 女性)

たくさんの刺激やインスピレーションを得ることができました。こり固まっていた頭がやわらかくなってきたようです。トレーナーが一人一人に合ったアドバイスと分かり易いお話しで勉強になりました。(OSさん 女性)

発見編の時よりも自分の中にあるワクワクすることをより表に浮かび上げることが出来ました。心の中でなんとなく思っていることを生活、仕事、パートナーと細かくわけて考えることで明るくなってきたのが良かったです。トレーナーが考えに詰まっている時などにして頂いたアドバイスや具体例、ご自身の体験談などがとても役に立ちました。私が話すあいまいな所をイメージをふくらませて声をかけて頂いたことがもの凄く良かったです(CMさん 女性)

という感想をいただきました。ありがとうございます。

 

ソースワークショップ活用編の中に「自分株式会社」という考え方があります。

それは、自分自身が会社であるという考え方です。

それを話す前に、普通の人はどのように考えているのでしょうか?

僕は自分が会社だと思ったことは好きなことを仕事にする前には考えたこともありませんでした。どう考えていたかというと・・・

「仕事とは自分の時間を売って、お金をもらうことである。」

という定義していました。なぜなら、バイトは時給でしょ。会社員も基本給があり基本20日間1日8時間労働で、残業代は時間給でしょ。

なので、時間を売っていると考えていました。

僕が持っている商品は時間です。つまり命ということ。

 

自分株式会社だったら何を売っているのか?

 

自分の周りを見回してみると、八百屋さんは野菜を売っています。魚屋さんは魚を売っています。パン屋さんはパンを。

「物を売っている」のですね。

映画や演劇は感動を売っています。学校は教育を売っています。病院は 健康を売っています。物ではないものを売っている人たちも多いです。

「サービスを売っている」のです。

特に現代はサービスを売っている人たちが多いです。

時間を売っている人はいないのです。

これは会社員も会社に何を売ってお金をいただいているのかを考えた方がいいです。

決して時間を売っているのではないのです。

僕のお金をいただく方法は「誰かの役に立つ」ということが前提になっています。

会社にどのように役に立っているのか?

誰を喜ばしているのか?

そんな視点を持つことが大切です。

もちろん自営業の人たちも誰の役にたっているのか?どのように役立っているのか?を知ることが大切です。

明るいナショナルの松下幸之助さんは、工場の電球を作っている人にいったそうです。「お前は電球を作っているのではない。その電球は家庭に使われる。その電球の下で家族が団らんしている。部屋を明るくするだけではない。家族を明るくしているのだ。」というような話をしたということを聞きました。

ただ物を作っているのではなく明るい家庭を作っているのです。その想像ができるかもとても大切なことです。

自分株式会社であれば、何を売っているのか?

これを考えることは当たり前のことです。

えっ?僕が何を売っているかって?

表面的には個人セッションワークショップというサービスを売っています。

本質的には、何を売っているのか?

問題解決、癒し、勇気づけ、夢を叶える、生きる目的や存在意義を知る、自分を見つめる、自由な精神やゴキゲンな毎日を手に入れる、幸せになる・・・

そんなサービスを提供しているのですが、その根底に流れているのは「世界平和」なんです。

自分が幸せになれば、周りの人たちにも優しくなれる。人の優しさにふれると不思議と幸せになる。その幸せの輪が広がっていけば世界中の人が幸せになる。そうすれば平和な世の中になると信じています。

「そんなの幻想だよ。現実には不可能だよ。」という人もいるでしょう。それはある意味では真実です。それがどうしたというのでしょう。理想に対して指をくわえて何もしないよりも小さなことでいいからやってみることが大切だと思っています。

世界中の人の意識を瞬時に変えることはできないかもしれない。でも、自分の周りにいる人たちを幸せにすることはできるそうだ。一瞬でも笑顔になれば何か大きな変化が起きたのです。

大きく考えて、小さく実行しています。

自分株式会社だったとしたら、あなたは何を提供していますか?


自分の軸を決めるということ

人の気持ちはうつろぎやすい。

「○○しよう!」と決めた翌日に「やっぱり●●しよう!」と変わったりします。

さらには、「ほんと△△したかったんだよね。」とどんどん変わっていきます。

で、結局は何もやらない(笑)僕もよくやってしまいます。

もしくは何かやったとしてもいつも同じ結果になる。

グルグルと同じ所を回っています。

人は森の中で迷子になると真っすぐには歩くことができずに、同じ所をグルグルと回ってしまう性質を持っているそうです。

考えていることも同じようにグルグルと回ってしまうのです。

なぜか?

感情が揺れ動いているからなんです。

感情はいつも水の流れのように動き続けています。

人の思考は感情の影響を受けているので、感情が変わると思考も変わっていってしまうのです。

すると、感情に振り回される人生を送ることになります。

感情はとても役立つ仲間なんですが、とても気分屋さんなんです。

時には扱うのが難しい。影響力を持っています。

この話は無意識の話なので、普段こんなことを意識している人は稀です。

自分の意志で決めていると思い込んでいる。

 

でも・・・

 

「グルグル回っているな」

「同じパターンを繰り返しているな」

「なぜだか前に進めない」

ということに気づいたら、それは感情君に振り回されている状態なのです。

 

どうすればいいのか?

 

それは自分の軸を決めるということです。

感情君、思考君、意志君という3人が自分の中にいるのですが、軸を決めるというのは意志君の仕事です。

感情君は自分の行く方向を指し示してくれる羅針盤の役割と前に進むエンジンの役割をしています。

思考君はどのようにすれば、自分が望む方向に進む方法考える役割をしています。アドバイザーです。

意志君は、選択をする役割をしています。

「どうしたいのか?」

その答えを持っているのが意志君です。

 

その答えは何でも良いのです。自分の人生なのだから。

自分の意志で選択することが大切です。

選択を他人にゆだねるとろくなことにはなりません。

もし、うまくいかなったり、楽しくなかったりする場合、他人の選択を自分がやっているだけなのかもしれません。

 

軸を簡単に言ってしまうと、自分の中にある判断基準です。

私には夢がある」に僕の夢を書きました。それは「世界平和」です。

僕がする行動はすべて世界平和につながっているのかが基準になります。

世界平和につながるなら「やる」、つながらないなら「やらない」。

とてもシンプルなことです。

これを決めるのは意志の力です。

意志がこれを決めると、感情や思考は意志を全力で応援してくれるのです。

自分で決めた時に「すうっ」と風が吹くような感覚が僕にはあるのです。

思考はとても静かで何かも考えていないような状態になり、感情も静かな湖面に満月がうつっているかのような静寂さを持っています。

自分の軸を決めるということ。大切なことです。