夕暮れシノギング in 奥武蔵~幻の滝と寒さを凌ぐ~ に参加してきた

山遊びのキャッチアップとして、時々、シノギングイベントに参加しています。
奥武蔵のエリアは数十年ぶりくらいなので楽しみにしていました。

今改めて山をながめると、低山が山遊びをするのにちょうど良い感じなのが良くて、植林されたスギ・ヒノキの針葉樹林帯なのが残念なところ。広葉樹だったら最高なのにと思ったりしたのでした。

社会人になって、会社の山仲間とクライミングの練習に何回か来たことがあるような。
調べたら日和田山のゲレンデに行っていました。

参加者1名が集合時間に現れず1時間待ち。どうも1週間開催を間違えていたらしい。
その時間を使って、今の一番の興味のあるバックパックについて聞きまくっていました。

7年前に購入した「山と道Three」が加水分解をはじめたからです。

低山小道具研究家である森勝さんから聞いた結論は「もう寿命。匂いもきつくなるし、剥離したら生地そのものにハリがないから使いずらい。新しい生地は時間が経つとどうなるかわからない。みんなわからないものに投資をする。バックパックは安くていいんだよ。俺が信頼している記事はメイドインUSAの500デニールのコーデュラだ。」というものでした。

山と道にも修理依頼をしたのですが、音沙汰なく…

となると何を買うかで悩みます。expedのライトニングブラックアイス辺りが気になっています。凌の常連さんたちはブラックアイス推しの人が多いような。今回参加していたEさんに背負わせてもらったり、AQ谷島さんにも教えてもらいました。参加者が持っていたcrux BK20も良さげです。

学生時代に買ったバックパックICIオリジナルの「エルキャピタン」だったので、次はフレーム入りもいいなと。悩みます。

地図読みを練習しながら公道を歩いて、目的地ポイントに向かいます。
山の中よりも地図読みが難しいのが行動だったりするんですよね。

このコースは一昨年の夕暮れシノギングにも行ったところなので、オリエンテーリングみたいな遊び方をしたような面白いシノギングでした。

道標がある民家の脇道から入ります。そして最初から尾根に上がらずに沢筋を攻めていきます。えぇ、先頭の人が選んだ道に行くのです。

なので谷から尾根にあがるのに、直登できずに、つづら折りのように上がっていきました。こういうのを楽しむのもシノギングの醍醐味。

奥武蔵を縄張りにするシノラーEさんの案内で謎の穴に。
当然の如く入ります。

人間の掘った穴のようです。
鉱物を探すための試し堀りをした穴でしょうか。

とあるポイントからストレートハイクで、幻の滝を目指します。
プレートコンパスを使って、220度に進路をとれ!

多少ズレたとのことでしたが、ブログを書いている現在の答え合わせでGPSの軌跡を見ているとほとんどストレートです。途中岩場でいけないところもきれいに巻けています。さすが。

人の歩いた気配のある道と合流。滝まであとちょっとです。

なんと、水はちょっと流れていました。
この乾燥した冬に見れるとは。

滝の上部にも行ってみたり。
この辺りは人の手がちゃんとはいっている杜ですね。

休憩ポイントで新発売されたタープ「ヤナギニカゼ」について説明を受けました。

シノギングで使っていたexpedのソロタープの進化版と考えるとよくわかります。expedはスイスの会社。スイスの気候に合った形と素材を使っています。それを日本の風土に合わせた形と素材に変えたというのがこのヤナギニカゼだと僕は理解しました。

日本は雨が多く湿った気候ですからね。

加水分解しずらい素材を使い、雨の日でも焚き火ができるように軒先を長く、ペグを使わなくて周りにある木を使いながらでも美しくタープが張れるようなループとガイライン、そして日本色。

ソロタープが加水分解したら、これに買い換えましょう。今は大人気で売り切れ中ですから。

ここで夕闇を待ちます。

みなさん、ハンモックを張ったりして、火を使ってご飯を作ったりと楽しそう。
僕はハンモックも張らず、魔法瓶のお湯でカップラーメンにコンビニのおにぎり。
道具は持っていきているんだけど、凌談義に花を咲かせていました。

今回は参加者のみなさんと情報交換をしていたかも。
参加者のみなさんから教わる学びの多いイベントでもありますね。

谷島さんからの振る舞い甘酒。
こういうのが有難い。

僕のGoProも限界がきています。
Hero7だから6年前のものですね。
アクティブに使っているせいか挙動が怪しい。いや、GoProはずっと怪しいか。
バッテリーも純正が売ってないのでサードパーティーの怪しいやつを使ってますから。
充電量100%が一気に5%になったりと信用ならないのです。

森勝さん所有のDJI Poket3を見せてもらいました。
画像が明るいのと音声が良いのが魅力的です。
ジンバルで動きながらでも撮りやすいです。

ここも悩みます。

そんな話をしたりしなかったりしているうちに真っ暗になったので、ライトを使って下山していきましょう。

森勝さんのライト談義も有意義でした。

  • ハンドライトが圧倒的に使いやすい
  • ヘッドライトもあると良い
  • グループの場合、一番暗い人の光量に合わせる
  • 先頭を歩く人は、明るいハンドライトで進む方向を探す
  • 全体を照らす光は歩きやすく、スポットライトは楽しい
  • 電池のライトがバッテリー切れなどないので安心

登山者のライト問題。
登山の人は「もしも」の時のためのヘッドライト。積極的に使う感じではない。
積極的にライトを使うトレランの人たちから学ぶことが多い。

腰につけたりすることでライト酔いも防げたり、地面の凸凹が見やすい。
頭の位置だと地面がのっぺりと見えてしまうということもある。

森勝さんご推薦のOLIGHT Oclip Proを購入。
うちのかみさんはオデコにライトをつけると重くて嫌、そして暗いのも嫌だというタイプ。
ライトが大きいとバッテリーを多くできるので明るい製品が多いのです。
これ小さくて、頭につけないタイプなので良さげです。

ウェアの話もでてきて、メーカーが新製品をだしてユーザーが混乱している。
基本に返ることが重要かなというのも学びのひとつ。
売るためなのでしょうか。新しいコンセプトだしすぎで、それについて解説できる人が少ないのが現状です。
シノギングイベントは「人気より信頼」というキャッチコピーどおりに正直に教えてくれることが有難いですね。

神社でいつもの笑わない写真。

こちらの写真はシノギングのインスタから引用

とうことで無事に下山。

帰りの電車内でも凌談義。
まだまだ遊べそうです。

主催のAxesquinさんのブログ
https://blog.goo.ne.jp/axesquin/e/571613d16504e5b59f7a36bfd7e9a91a

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お泊まりシノギング「地図読み講座」基礎編&実践編

お泊まりシノギングで学んできた「地図読み講座」。
講座は2日間で学ぶ講座であり、講師1名につき2名の受講生。
これが理解が深まり実践できるようになるのが特徴です。

2020年に柳谷さんから、2022年に谷島さんから、そして今年2024年に森勝さんから地図読み講座を学びました。

毎回、頭が沸騰状態になります。
毎回、自信を失い、まだまだ学ぶことがあると気付かされます。
そして、今回は身体もボロボロになりました。

学びの復習としてブログにまとめます。

ちなみに、お泊まりシノギングについてはこちらです。

地図読み講座基礎編

「君たちはもう地図読めるよね。
 今回はデジタルの地図読み講座をやろうか」

と森勝さんの言葉からスタート。
森勝さん独自の低山の遊び方を教わりました。

ちなみに登山道ではない道や時には道がない所を歩くことがシノギングでは必要です。だから地図読みは必須の技術です。

アナログの地図とデジタルの地図の差について、時計と同じなんだよと。

デジタル時計は今現在の時刻がわかる
アナログ時計は1日全体の流れの中で今がわかる。

ということ。つまり

デジタルの地図は、今現在の自分の位置がよくわかり、
アナログの地図は、全体を見渡せるものだということです。

お互いのメリット・デメリットを知り、どちらも使えることが大事。
バックアップとしても2つの違う系統があると良いですよね。

特にアプリの地図は、バッテリーがなくなったり、水没して使えなくリスクがあります。
現在位置がGPSの機能でわかったり、方位磁石の機能で方向もわかる良さがあります。

紙地図は基本的に、コンパスと時計を使うことが重要です。

この話が目からウロコでした。

そして、遊びに行く山域を調べるためのサイトを教えてもらいました。

●埼玉大学の今昔マップ

昔の地図を見ることで古道などが発見しやすいそうです。
歴史を感じる遊びができます。

https://ktgis.net/kjmapw

●Google Earth

https://www.google.co.jp/intl/ja/earth/about

●スタンフォード大学の地図ライブラリ

日本軍が持っていた地図をライブラリ化しているそうです。
詳しい古地図を見たい方にオススメ

https://stanford.maps.arcgis.com/apps/SimpleViewer/index.html?appid=733446cc5a314ddf85c59ecc10321b41

●バスルート

バス停を探すのに便利。
バスの時刻表はバス会社のページにアクセスしてちゃんと調べたほうがいいそう。

https://bus-routes.net

やどココ・ゆる〜と・バスルート
https://yuru-to.net/overview/

「地図を見ながらどこに探索に行こうか?」という考え方を教わった初日でした。

●スーパー地形

地図を読み込む時には、このアプリも便利。
僕は有料版を入れています。これだけは無料ではもったいないです。

https://www.kashmir3d.com/online/superdemapp

地図読み講座実践編

「まずは鉄塔をみることから」
と双眼鏡を貸してもらって、双眼鏡の使い方から。

鉄塔、人工物などを見つけて
「そこにどうやって行くのか?」
と考えながら地形を見たり、さらには地図を確認することを教わりました。

見たい対象物に向かって真正面に立ってから、双眼鏡を使うのが基本です。

さらに
「今日は、歩き方も教えるから」
と。

「その場で足踏みしてみて」
「どこから着地している?」
「足裏全体です。」
「では、早く足踏みしてみて」
「つま先から着地してます。」
「では、ゆっくり歩いてみて。」
「カカトから着地してます。」
「今はね、ベアプットがいいか、フォアフットがいいかなんてランニング界では言わないから。それはペースで変わるのが常識となっている。登山会は科学的な歩き方に関して遅れている世界なのです。」

と説明を受ける。納得しかないです。

歩く姿勢についても言及が。
姿勢をよくするって、結局、体幹を使える姿勢になるということです。
具体的には、大腿四頭筋ではなく腸腰筋を使えるようになるということ。
足を90度以上に上げる時に使う筋肉が腸腰筋。
猫背で足上げをすると、足が上がらなくなる体験もしました。

登りで疲れる人は、スクワットをしながら登っているという話も。
後ろ足に注目して、蹴らずにただ脚をあげるということも意識も。
ふんばった時点でスクワットと同じ筋肉の使い方になるという体験も。

さらに、ランニングの世界ではピッチ180(1分間に180回足踏みするペース)で走ることが良いとされているそうです。Jack Daniels氏がアスリートを調べてだした数値らしいです。

「スロージョギング」は、この考え方からできているそうなので参照すると良いそうです。
また、「リディアード式」を調べると良いという話も聞きました。

これがダイエットにも効果的な運動であり、ケトン体体質になるそうです。
糖質ダイエットもケトン体にして痩せやすい体質にするという同じ考え方だそうです。

この考え方を参考に森勝式として、歩くペースはピッチ130がベストではないかと仮説を立てて、実証しているそうです。

しかも電子メトロノームを持ってきてくれて、このペースで今日は歩くという。

ピッチ130は、かなり早いペースです。歩幅を小さくして歩けと言う。
ちょこちょこ歩いている感じ。
この歩き方だとバランスを崩したり滑ったりしてもすぐにリカバリーできる。

もうひとつ大事なことがあって、それは心拍数。
マフェトン理論によると

180 ー 年齢 = 最大心拍数

だいたい130を超えないように歩くのが良いという。
心拍数はピッチよりも大事だからねと教わる。

僕にとっては筋肉がめちゃめちゃ疲れます。
普段、歩く時に使っている筋肉と違う筋肉を使っている感じ。
さらに心拍数があがってしまいます。

これで実際に地図読みをしたことが、僕を追い詰めることになるとはこの時には予想をしませんでした。

そうなんです。

体力的に追い込まれると考えることができなくなのです。
地図読みが全くできなくなる自分と向き合うすることになりました。

結果として、2時間の山歩きで、道間違いを2回ほどしました。
いや、道らしき場所と、道なき場所での間違いが2回です。

地図と地形が全くわからなくなってしまったのです。
遭難した人がどんな状態になるのかを実体験しました。

体力っ大事。健全な体に健全な精神が宿るって本当だなと。

それと冷静さですね。
冷静さは、他人の目が気になってしまったことが問題でした。

遅れてしまって申し訳ない、急がなきゃ。
迷惑をかけているかもしれない、急がなきゃ。
講習時間を大幅に過ぎてしまう、急がなきゃ。

というプレッシャーで冷静でいられなかったのです。

振り返りのために地図と共に状況を説明です。
歩いたところは赤で、間違ったところが緑で書いています。

①の状況は、とあるピークの時に、南西に降りていく時で間違えました。

北西方向にピンクテープがあるけれど、これは別の尾根に行くのではないかという予想。
尾根っぽく人が歩いた形跡がありそうなあところを降りて行きました。
だんだんと険しくなり、危ないと判断。ピークに戻りました。
北西方向のピンクテープは巻道っぽく南西に降りて行く尾根に合流しました。

「マイナールートのピンクテープは信用してもいい。
 ただし、違う可能性も頭に入れておくこと。」

②の状況は、沢を直登で降りながらも右側に逃げて行くことを考えながらおりました。
そうしたら、ゆるやかな沢を降りていけばいいので、間違った沢を降りて行くように見えてしまったのです。

「地形よりも地図を見て行く方向を決めたらコンパスに従うこと。」

ふぅ。講習時間を40分も過ぎ、キャンプ場に帰ってきた時にはヘトヘトでした。

失敗から学ぶことが多いです。
見守ってくれて適切なアドバイスをくれた講師の森勝さんには感謝です。
一緒に講習を受けたM井さんもありがとうございました。

今回でお泊まりシノギングでの地図読み講座卒業です。講師3人コンプリートしましたから。
もっと多くの人に学んでもらいたい講習ですからね。

来年はのんびりします。

ボロボロ過ぎて写真はありません。

お泊まりシノギング。最高でした。

オマケメモ

●タープに悩む
GOSSAMER GEAR TWINN TARP(310 * 294 275g)
ヤナギニカゼ(300 * 205 398g)
exped solo tarp(300 * 180 330g)

●森勝さんは舗装された下道を地道に調査をしているそうだ。
花房さんも言っていたんだけれど、地元の人たちとの交流も大切。
閉鎖的な雰囲気な場所は、トラブルもあるかもしれないので行かないようにする。
開放的な雰囲気の場所は、安心して山を楽しめることができるところ。
見極めるのは人。

フリースタイル・コンテンツ紹介

■個人セッション
潜在意識を探り、過去を癒し、今の行動を変え、理想の未来を手にいれます
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■ソースワークショップ
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■ハンモックフルネス
日々ゴキゲンでいるために自然の中でマインドフルネス状態になることで心身を整えます。ハンモックの心地よさが評判です。
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森勝企画「奥多摩の地質と洞穴を凌ぐ」に参加してきた

いつも学びを提供してくれるAXESQUINさんのシノギングイベントに参加してきました。

今回は趣向を変えて講師である森勝さん主導のイベントでした。高校生以来の洞窟探検を味わってきました。これほどまでに小さな穴を這いずる回る経験は初めて。これは自己責任を問われる体験でした。

奥多摩駅からバスに乗り某所で下車。林道を歩いて現地へ向かいます。

そして林道から谷に降りていきます。

石灰石を沢がけずった美しい滝を見て

沢を凌ぎます。

しばらく歩くと、巨大な岩が現れました。

その麓に小さな穴が空いています。どうも、これが、これから入る洞窟のようです。
入れんのか?

何かあった時のために自分を撮影しておかなきゃね。

森勝さんから洞窟のレクチャー。どうも今までの常識は使えないみたい。「背中を使え!」との教えに「えっ?背中を使うってどういうこと?」という反応。これが極意だとこれから知っていくのであった。

次々に人が入っていきます。この狭さ。もちろん洞内も狭いです。

1つ目の穴は撮影なんてしている余裕はありません。でも無事に帰還。このためにamazonで3300円で買ったつなぎが大活躍。わかりずらいですが泥だらけです。

2つ目の洞窟に移動します。

これまた入洞前に自分を撮影。

入ります。

しばし真っ暗闇の世界へ。洞窟の中はかなり涼しいのです。14度くらいだったらしい。

基本的に、このように摩擦を使ってズリズリと洞窟を這い回ります。泥だらけなので滑るのです。クライミングの技術は基本的に使えません。そう、基本的に滑り方が尋常ではないのです。

ほぼ垂直の穴にも降りていきます。摩擦を使うのに一番良い場所は背中なんです。これを洞窟に密着して摩擦を使って降りていきます。

この時に高校生の時の駿台予備校で学んだ物理について思い出していました。「なでこつじゅう」というキーワードです。物体をなでて何かと接触しているところに力が働くという「撫でて」「コツっとぶつかる」と地球上にいれば必ず影響を受ける「重力」です。

原理的には、こんな感じです。背中をどれだけ地面につけて滑らない状態にするのかです。これ垂直な壁を降りる時も同じ考え方です。「摩擦力を使え」ということが「背中を使え」ということなんですね。360度みることが重要なんです。洞窟は凸凹しているのでそれをよく観察して使うのも大事です。

とにかく洞窟に身体をくっつけて滑らないようにするのが基本です。そして身体を少しずつ動かして固定をしていくのです。三点確保と考え方は同じだけれど身体全体を使うのはちょっと違う感じだったんですよね。

平らなところでホッと一息つけます。広い平らな空間は気持ち良いですね。

この洞窟は鍾乳洞です。石灰石が水で削られてできたものです。沢や川が作った洞窟です。10万年〜100万年前くらいにできたそうです。人類誕生の前ですね。なので、地震がきても大丈夫なんです。地質的には安定しているということですね。

人類が巨石や洞窟を御神体にしていた意味もなんかわかりました。胎内めぐりなんかもそうですね。通過儀礼的な役割も洞窟にはあったんだろうなと思います。

洞窟探検おもしろかったです。僕は途中でヤバいと感じてチャレンジしないところもありました。勇気ある撤退です。まぁ、でも入ってしまったものは、出なければなりません。なんとかしなければならないのです。

社会人サークルというものが洞窟にもあり、もちろん山岳会などの山登りにもあります。そこで様々な技術が伝えられているのです。本や動画では学べない学びはリアルな現場にしかないのです。ちょっとしたコツみたいなものは体験したその場で言われなければわからないことばかり。

そんな話は聞いていたんですが、社会人サークルだからこそ死を覚悟する遊びができるのだと。昔から友達ならば危険を犯すことを強いられない。やってもらいたくない。でも仲間だったら共にできるものがあるということなのだそうだ。その気持ちはなんとなくわかる気がしたのでした。

みんな無事に帰還。探検も帰ってくるまでが探検ですね。

探検の怖さも同時に知ることができる貴重な体験でした。これ一般のツアーなんかできないですよね。リスクがあまりにも多すぎるし、経験値がなければできないことでもあります。

イマイチわかりずらいんですが、泥だらけです。きっと子供の頃に水たまりでゴロゴロした時並に泥だらけです。

泥を落とすために沢で選択です。やばいくらいに水が濁ります。ここで予洗いして、家に帰ってからも洗濯です。

いやぁハードな体験だったし、貴重な経験でした。子供の頃にやっていた洞窟は安全第一だったんだなぁと思ったのでした。探検部レベルからはヤバい世界ですね。だからこそ、技術や知恵を学ぶことが大事なのだと痛感しました。

翌日は、切り傷、擦り傷、打ち身、筋肉痛と大変な状態になっております。それだけやったんだなと誇らかな痛みですね。

森勝さんは、子供の頃にしていた裏山遊びと社会人になってからやった洞窟探検をベースとした遊びを伝えてくれているそうです。それがシノギングの基本技術と親和性が高いんですね。森勝さんの根本思想を体験できる貴重な会でした。ありがとうございました。

Axesquinの谷島さん曰く、「これはシノギングではない」というお墨付き企画でした。貴重なイベント有難うございました。

参加者の皆様のナイストライもたくさん見せてくれてありがとうございました。

■主催さんのブログはこちら
https://blog.goo.ne.jp/axesquin/e/7daab0ce6971ac3e38882aaaf18b5dcb

動画


火熾しと凌流パッキング術を学ぶに参加してきた

1年ぶりにaxesquinさん主催のシノギング講座に参加してきました。自分自身をアップデートするためにも時々新しい知見を増やしていくためです。

駅前はアースディイベントで激混み。GWとかどうなるんだろう?

パッキング講座

集合したら高尾599ミュージアム前広場に移動。ここで地味にパッキング講座です。これが良かったんです。みなさんのバックパックを例に見ることができるのが良いです。バックパックの思想や元気を理解していので機能を使えていない事象が起きるんですよね。

今回のイベントは実践的ということで事前に課題がありました。

【当日パッキング想定】
・バリエーションルート
・1泊(水分含む。宿泊装備はテント、シェルター、タープ、ハンモック、何でもOKです)

バリエーションルートとは、いわゆる登山道ではない道です。地図に載っていないし、場合によっては獣道や道がない場合もあります。地形図や地形を頼りに歩く方法です。これが冒険しているみたいで楽しいのです。山を散々やって来た人たちがたどり着く遊び方とも言われています。

山の中で泊まる装備は、宿泊道具と食料と水で量も重さも増えていきます。自分が持てるだけの荷物でなんとかするのは究極のミニマリストの体験でもあるんですよね。何が必要で何がいらないのか。選択するのが面白いのです。

実際にバックパックから荷物を全部だして、詰め直す作業をして、使用前使用後を確かめる作業をしました。

解剖学的には、体の重心は仙骨の内側で第二仙椎の中心部分にあるとされています。いわゆる丹田ですね。

そして重心を上下にわけて考えます。上半身の重心は胸椎の7から9番くらいのところ。つまりみぞおちの奥ですね。下半身の重心は大腿1/2と近位1/3の中点。つまり、ふとももの中心よりちょっと上。臨床的にはアバウトで大丈夫。骨格も筋肉も違うので対感覚で覚えておくといいでしょう。

上半身の重心は肩甲骨かみぞおち、下半身はふともも。そして体全体では丹田です。

歩荷の人やトレランの人を見ていると上半身で荷物を持っています。そして荷物の重心が丹田の真上になるようにしています。人間の重心の上に荷物の重心をのせるイメージです。肩で荷物を持つ感じなのです。

80年代にバックパックが進化する時に腰荷重が大事だと言われはじめたんだけど、これは20kg以上の思い荷物を持つときに重要な考え方です。ただ登山道具が軽くなっている現代では、バックパックの基本思想は肩荷重に変わってきているらしいのです。考え方のアップデートですね。

数年前に金沢に家族旅行をした時に、たまたま入った喫茶店で山と道がポップアップストアをやっていたんです。その時にMINI2を背負わしてもらい、「肩甲骨で持つことで腰が自由になって歩くのが楽しくなるんですよ」という話を聞いたのです。この偶然の出会いが登山に復活したキッカケだったんですよね。mini2ではなくThreeを買ってしまったのでMINIいまだに欲しかったりします。山と道のバックパックは人気がありすぎてお洒落で背負っている人が多く、機能を活用していない人が多いのがモッタイナイ。

話が長くなりました。簡単に結論を書くと、、、

バックパックの上のほうに重いものを詰める。食料や水を上のほうに、さらに人体に近い方に詰めるというということです。サイドポケットやフロントポケットに水を入れている人はバックパックの中に入れた方が楽に背負えます。バックパックの下には寝袋みたいな軽くてふわふわしたものを袋に入れずにそのまま詰める。なぜなら荷物の形が変わった方がパッキングがうまくいくからです。

あぁ、言葉で書くと難しい。図にしてみました。

これでもわかりずらいですね。これ実体験するとすぐにわかります。なので感覚的にわかるイベント参加オススメです。凌のイベントでは実践的なことだけ教えてくれるのでとても良いです。

そういえば、シノギングでは、アルトラよりもイノヴェイトのほうが向いているという話がでた。理由は足幅が狭くフィット感が高いのでトラバースの時に有利という理由。登山道では関係ない話。

火起こし講座

それから山に入ってバリエーションルートを歩きとある支尾根に。そう、誰にも会わないマイナーな場所にいきます。

森勝さんの火起こし講座がスタート。エンバーリット型と2次燃焼型のネイチャーストーブでの火起こし方法を学びました。

火起こしの一番のコツは、乾いた燃えやすい薪を集めることです。そのためには落ちていない木に引っかかっている枝を使うことです。火起こしには楊子からマッチ棒くらいの太さで質量があり、パキッと乾いた音で折れる薪をエリートと呼んでました。

もうひとつのコツは、炉を温めるという考え方です。火吹き棒などで空気を送り込むことは炉を冷やす行為なのでやらないほうがいいです。逆に手などで風が入らないように熱をこもらせることが大切です。そうすると熱がある臨界点を超えるときれいに燃えてくれます。

あと面白かった話は、個体、液体、気体の話。一番危ない燃料は、アルコールやガソリンなどの液体燃料です。こぼして燃え広がるので大変です。ガスは空気がないと燃えないのである意味安全だと。固形燃料や木などの個体が燃料としては一番安全なのだと。熱と空気がないと燃えないからです。焚き火が危ないという人は火を扱っていない人の可能性が大とのことです。知らない人がネットで燃やすという、、、違う燃え方をするということらしいです。

炉に熱をこめることで個体が液体に変わり気体に変わっていくイメージを持つことが大事だそうです。理科で習った燃焼を思い出しましょう。炭素が酸素と結びつくと燃焼するのです。その時に熱と光をだしてくれる原理を使っています。まぁ、そんな原理を知らずとも洞窟の時代の人たちは火を使って体をあたためたりご飯を作ったりしたからいいのだけれど、理屈を知っていると色々と応用しやすくなります。

参加者の中にjindaimountainworksのハンモックとタープを持っていて、エイリアンループを使っている人がいたので教えてもらったことが役立ちました。タープを注文してるので到待が楽しみです。このシステムもそのうちに動画にしてみよう。

そして、沢筋に降りて各自が火起こしチャレンジ。あえてエリート薪ではなく沢筋のマキで、マッチ1本でつけました。コットンも着火剤も使わず、薪とマッチだけチャレンジ。火をなんとか育てることができ、うまくいきました。風があるとか薪の湿り具合とか条件が変わるのでいつでもどこでも火起こしはできるようになりたいですね。この動画も更新しよう。

最後まで油断すべからず

で、ここからの帰り道で、なんと派手に転びました。ちょっと滑って、踏ん張ろうとしたら滑って、さらに岩につまずち倒れこみました。大きな絆創膏の傷が2つ、小さな絆創膏の傷が1つ、あと2つほど切り傷が。さらにアオネロというパンツに穴があいてしまった。また修理にださなきゃ。

倒れた時に講師の森勝さんが「あわてないで落ち着いてチェックして」という言葉がけで正気に戻りました。転ぶと恥ずかしいじゃないですか。だから何事もないように素早く立って誤魔化そうしちゃう。そんな時に、ゆっくり自分の体の状態を観察する。「足首の捻挫なし、骨も折れてなさそう、痛いのは両足の脛だけ」と体を観察してからゆっくり立ち上がる。手もちょっと打ち身がありそう。そうだ深呼吸をして落ち着こう。サバイバルではメンタルを整えることが一番重要なんですよね。「落ち着け!」が基本なんです。一人だったらコーヒーでも沸かして飲むところですね。森勝さんの声がけ学びになりました。

アフターシノギングへ

高尾山口駅で解散。その後、セブンイレブンに行きモツ煮とビール買い足し駅に戻る。そして、転んだ傷をじっくり観察して水道水で洗う。最近は消毒はしないほうが良いと聞くので洗うだけ。泥汚れはついていないので水で流すだけにしました。木のベンチに座り、傷を乾かしながらエマージェンシーキットから絆創膏を。できる限りの治療をして、さらに山へ(笑)

せっかく1泊装備で来たからには泊まっていかないとね。この時と同じ考え方だ。

日が暮れる前に別荘地に到着。ハンモック張ってタープを張って薪を調達。早速、今日の復習です。疑問に思ったことも試せて大満足まま眠りにつきました。そして翌朝は4時半からオオルリの鳴き声で起こされるという幸せ。

写真中の「道中安全お守り」は、今回から配られた新しいノベリティグッズでタイベック性です。

学習即復習。大事ですね。ありがとうございました。

オマケ:凌ハンモック

写真はサンプルだから撮らないほうがいいかなぁと満を持して作られた凌の新作ハンモック体験。名前は「ゲッカビジン」になるらしい。生地が2種類あってどちらも発売されるなら悩ましい問題がでてきますね。美しさ、寝心地、座り心地が従来のハンモックと違う工夫をされているのが素晴らしい。買います!早くでないかな。

本家のブログはこちら
https://blog.goo.ne.jp/axesquin/e/afa6bea18a5a23d2a6b09540e9b31315


雨・湿・濡・寒を凌ぐシノギング講習(実践編)を受けてきた

シノギング講習(実践編)を受講してきました。

前回の基礎編と同じく雨。雨の日に山に行くことは少なく、イベントで経験することは貴重だ。日本は雨が多い国である。だから緑が美しい。晴れた日の講習も受けたかったが先日に行った予習が晴天だったので良しとする。

今回も4月といえども日中は10℃くらいの気温。湿気があるので歩けば暑いが、止まると寒いという足るを知る凌ぎイベントでした。ウェア選びが試されました。

山の中にある道を歩いていると様々なものに出会います。

手入れされている道を歩いていくと忠魂碑があった。これは日清・日露戦争で戦死した地元の方を祀ってある碑なんです。

鉄塔にも出会います。鉄塔は送電線が地図に書いてあるので現在地確認に使うことができます。また、巡視路があるので、シノギングで歩くことも多いです。

謎の祠があったりします。これは何でしょうか?子宝神社なのでしょうか。

ピークにでました。予習ではここでハンモックを張ったポイントです。雨と霧で何も見えません。

湿気がすごくて、レインウェアの中は汗でビショビショです。調整が難しいところ。雨具を脱いで通気性が良いウェアで傘という組み合わせもいい感じです。

山を歩いているとファットウッドを見つけることがあります。木の油が集まって固い層を作っています。油なので雨でもよく燃えるのです。もしもの時の知恵。ファットウッドは硬いのでノコギリでないと切り取れないらしい。あとはナイフで削るかです。この木はファッドウッドマニアの人に切り取られたのでしょう。

木を植える時に「尾根マツ、谷スギ、中ヒノキ」というし、木がねじれているのでこれは松である可能性が高いそうです。

途中、他の二人の参加者が地図に書かれている謎の建物を探しにいきました。古地図を見るとここには神社らしい。

僕は予習でこの場所を見に行ったので、タープを張ることを命じられ主催者と講師の方を雨から守りました。ささっと張れるようになってきましたね。もちろん撤収も。

みんなでタープを張れるポイントを探してきた支尾根でハンモック村を作成中。基礎編の成果が現れています。

個性的な村が出来上がりました。

前回の寒かった反省を踏まえてヨヒヤミ、アグラスカートと冬の装備です。これウールなので暖かく、濡れたシャツから湿気とらえて外に排出してくれます。つまり着ながら乾いていくのだけれど暖かいのです。

雨の森は美しいです。この里山の風景を味わうなら雨の日がいいんですよね。情緒があります。

他の参加者のお宿。大きなタープです。

ツエルトからトレッキングタープに進化していました。これも広いのが魅力。雨の時はいいですね。

トータルでは僕が持っているソロタープがハンモックには良いかなぁ。うん、そうだ、そうだ。買っちゃダメだ(笑)

森勝さんのメタルマッチ講習。すみません、やり方が間違っていました。そして多くのYoutuberの方がやっているやり方は間違っているかも。確実につけるやり方を教わりました。これ練習しよう。

ちなみに森勝さんのメタルマッチの使い方の動画はこちら。やっぱり実際に教わらないとわからないし、できるようにならない。不思議なものです。

さすが谷島さん上手いですね。この焚き火台を持って動かしているのもポイントです。焚き付けのコツは炉に熱がこもるようにすること。小さなコツがありすぎて習うよりも慣れろになってきますね。枝と綿とメタルマッチという組み合わせと、マッチと枝だけでも火をつけられるように練習します。

そして、エンバーリッドの焚き火台が欲しい。この小ささはコーヒーを沸かすくらいなんだけどそれがいいですね。タープも最小限のものが欲しかったりするのです。

道路にでました。第4回のシノギング講習の逆回りをスマートに歩いたのが今回みたいです。地図読みの力がとても大事ですね。雨だったので地図読み講習ができなかったのは次回の課題ですね。

シノギング講習は各地で行われています。地方の協賛イベントは基本を一通り低山で役立つスキル教えるスタイルだそうです。東京は特別みたい。その時に必要なことを教えるとのこと。なので、何を教えてもらえるのかは、その山域だったり、天候だったり、参加者だったりで臨機応変に変わるのだそうです。それだけ内容が濃いのかもしれません。

久々にシノギング講習にでましたが、新しいことを学べたり、できない自分に気づいたり、学びが深い時間でした。

雨を凌ぎ、湿気を凌ぎ、濡れを凌ぎ、寒さを凌ぐシノギング講習でした。その後、アフターシノギングで神田のファミリーセールという沼を凌ぎに・・・

森勝さん、谷島さん、参加者の方々、ありがとうございました。

動画が所々記録されていなかったのが残念。なぜだ!GoPro!

1分動画

■4月15日第五回シノギング講習 実践編」の様子(主催者ブログ)https://blog.goo.ne.jp/axesquin/e/420c73e2ee3494802ea62e3a9873bd19

■凌 手記
シノギングに興味がある方はこちらをチェック
https://blog.goo.ne.jp/axesquin


シノギング講習の実践編の予習をしてきた

全2回のシノギング講習を受講している。そうなんです。研修なんです。

初回の基礎編に参加した時に、実践編の場所を参加者で決めた時に主催者から「予習してもいいですからね。」とアドバイスが入りました。茶々のつもりだったのかもしれませんが、そう言われたらやらざるをえません(笑)

元々シノギング講習を受けては復習をしに行くことが習慣になっていました。復習しないと覚えませんから。大人になったら好きで学んできるので積極的に勉強するのは楽しいものです。

そして、ブログを書くことで振り返りとなり、これも学びの一環なのかもしれません。無意識に言語化は僕の好きなことでもあります。書いているうちにわかることがあるんですよね。

中央線の某駅下車。一人なので気合が入っています。歩いたことのない山域を、登山道がないところを歩くわけです。どこを歩いてもOK。すべては自由であり自己責任ですから。

今日の課題のひとつは鉄塔です。登山での地図読みの時に鉄塔は場所を確認するのに役立つ人工物です。青空が美しく今日は暑くなりそうですね。

国道を歩いて山を調査中。ここから尾根を詰めるのもありなのか?

集落に入って鉄塔を確認。47番鉄塔。

ここを辿っていけば道があると予測の元、山に入ります。鉄塔は保守点検をする必要があるので、巡視路があるものなんです。

46番鉄塔。到着時間と鉄塔の位置と番号を地図に書き込んでいきます。

大きな岩に立派な木がそびえたっていることあるんですよね。きっと岩盤が丈夫なので木が倒れないものと思われます。ついつい拝んでしまいます。

暑いですね。45番鉄塔。

ヒトリシズカ。ちゃんと見るの初めてかも。この頃はまだ余裕でした。

ここから巡視路を見失い、獣道に入っていきました。地図では現在位置をほぼ捕捉しているので問題はないのですが、やはり焦りますね。切り立っていて滑り落ちたらヤバい場所に出たからです。えぇ、もちろんそんな時に撮影している余裕はありません。

凌ピッケルが大活躍でした。ズルズルと滑るんです。

道なき道を凌いで44番鉄塔を目指します。実際に巡視路に復帰して鉄塔を見て一安心です。

ここから先は、尾根道で楽だろうなと思ったら大間違い。岩陵帯にぶつかります。ちなみに下の写真はど真ん中を真っ直ぐ進みました。

全く楽ではありません。ふくらはぎや足裏が攣りそうになりました。

道ゆく花に癒されながら登っていきます。

そして、ようやく568ピークへ。

誰が作ったか同じ標識が4つくらいあるんです(笑)

疲れ切ったので、ここでご飯を食べてハンモックでお昼寝。あたたかくてきもちよくて小一時間寝てしまいました。

さて、気合を入れて出発です。

地図を読み、記入しながら進みます。

地図に書いてある謎の建造物を探しにいくために藪の中に入っていきます。何があるのかドキドキです。下の写真も当然のようにど真ん中を直進していきます(笑)

社がありました。村の鎮守様でしょうか?それとも山の神様でしょうか?

気持ち良いところだなぁ。ハンモック張りたいなと思っていたら道間違いを。油断しているとついつい気持ちが良いところを歩いてしまいます。

道に迷ったら集中力が切れているので、すかさず休みます。コーヒーを飲んで動揺をおさめます。

落ち着いて道を探して、あとは問題なく帰ることができました。

さて、実践編に向けての予習が完了しました。本番も楽しみましょう。

自分自身のスキルアップはとても大事ですね。一歩上の技術を学んでおくと普段やっていることが楽になりますから。

■フリースタイル・コンテンツ紹介

■個人セッション
潜在意識を探り、過去を癒し、今の行動を変え、理想の未来を手にいれます
https://www.yoriyoku.com/

■ソースワークショップ
自分が持つ「好き」を見つけて、それを仕事、伴侶、趣味に応用し、自分らしくなるためのワークショップ。
https://www.asobilife.com

■ハンモックフルネス
日々ゴキゲンでいるために自然の中でマインドフルネス状態になることで心身を整えます。
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雨・寒・藪・寒を凌ぐシノギング講習(基礎編)を受けてきた

春になったと思ったら、雨が降り気温も低くなり凌ムードが高まる中、シノギング講習会を受けてきました。安全に山で遊ぶために必要なものだと思っています。

学びを深めていくためにも情報のアップデートは必要です。何より学ぶことは楽しいですから。僕は座学よりも実践的な体験をする学びが大好きです。自分で体験し観察し気づくというプロセスがたまらないんですね。

講習は1年以上ぶりでしょうか。とても有意義な時間になりました。

凌ムードがビンビンに漂っています
雨の日の高尾山域は経験上、日本の野鳥の会の長靴がベスト。
森勝さんおなじみのロープワーク。固結びだけ覚えていればOKという実践向きな内容
これが未来の大木に育っていくのでしょうか
ファイントラックのタープ。大きいので雨風が強い時に便利そう。山での取り回しが大変そう。沢屋向きかも。
ファイントラックのツエルトロング。ハンモックには短さそう。
森勝さんの下手張りタープは実践的。谷島さんのタープとハンモックはお手本ですね。

自分が持っていない道具を使っている人たちを見るのがとても学びになります。

タープもハンモックも買ってきたまま持ってくるのはNGですね。張るのに時間がかかってしまいます。事前に試し張りをして、張りやすいように工夫する準備が大事です。具体的にはタープにガイラインをつけておくとか。

一人一人がタープとハンモックを張るという課題を森勝さんと谷島さんのガヤが入りながらテスト。

雨の日をタープの下で過ごすの気持ちが良いですね

ドキドキしながら合格する貼り方ができました。expedのソロタープとトラベルハンモックは山で使いやすいのがよくわかりました。

ちょっと横幅が小さいと思っていましたが、タイベックビビィが風よけになるので、タープは雨よけとして使うように考えればいいから。

アグラスカートしか持っていかなかったので休憩時に寒さを凌ぐになりました。

今回の反省点のひとつ。防寒具の少なさです。森勝さんによると雨の日は3枚持って行けと。行動用、休憩用、予備の3つ。泊まりの時も色々と考えずにシャツを3枚持てばいいと。快適に過ごすためのテクニックですね。

今回は必要最低限の荷物設定にしたので、防寒が甘かったです。でも、なんとか凌げるレベルだったので想定内です。

ここから参加者がコースを選んで降りるという課題が。沢を調査したいという欲があり、このハンモックポイントから谷を降りることを選択。

よく言われる「道に迷ったら、沢に降りるな、山を登れ」という原則は本当ですね。

藪をこいたり
撮影しながら滑ってウォーとなったり
倒木をくぐったり
沢を降りたり
なんとか無事に降りることができました。

良い子のみなさんマネしないで下さいね。技術を持った人たちが、実践練習としてのあえて谷を歩くということをしたのですから。

山を観察することの大切さがわかりました。木が生えていないということは藪である可能性が高いということ。もしこれで倒木があれば進めない状態になったかもしれないということがわかりました。谷は降りるな尾根を降りろですね。これも一般的には、谷に降りるな山に登れです。山には道がある可能性が高いです。谷に降りてしまうと動けなる可能性がありますから。

植生でみると針葉樹の植林は安全に降りられる可能性が高いです。木を切り出さなきゃならないから地形が安定している場所が多いのと下草がないから。人の手が入らない植生が豊かな場所は降りられる可能性が低くなっていきます。

沢には堤防があって降りられなかったりも

人工物もやっかいです。行く手を阻むことが多いです。

無事に凌ぎ終えました。

みんな泥だらけの中、森勝さんはさっと着替えて身なりを整える。「これ基本だよ」と教えてくれました。公共交通機関を使うときに、ずぶ濡れの人や泥だらけの人が嫌でしょ。マナーですと。ザックカバーも雨よけではなく、身なりを美しくするために、帰りにあえて装着すると。雨具も晴れの日でも帰りに羽織って身なりを整えるのに役立たせるそうです。

高尾山の麓は桜が満開でした

充実したシノギング講習でした。

使用後です。

スーパー地形図の新機能である「自分で重ねる地図」に気づいていなかった。Googleマップと国土地理院地図を重ねられるの便利です。課金すべきアプリです。

雰囲気がわかるために動画も

興味がある方はこちらのブログをチェックです。 イベント情報や凌のノウハウが盛りだくさんです。

■凌 手記 https://blog.goo.ne.jp/axesquin
「第五回シノギング講習 基礎編」の様子


お泊まりシノギング2022

最近、学びを深めているのは自然の中で自由に過ごすこと。自由になるためには知らなければならないことはあるし、経験しなければわからないことだらけ。他人の知識や経験は役に立つけれど自分に合うかわからないことも多い。学びを深めるために参加しているのはシノギングというイベント。僕にとっては研修の位置付け。

楽しいから参加しているにつきるのです(笑)

今年で4回目の参加。自分の成長を感じます。なんと今回「凌いで候賞」をいただきました。ありがとうございます。むちゃくちゃ嬉しいものがあります。目指していたものが思いがけずに手に入ったそんな感覚。

Axesquin谷島さんと記念写真

凌いで候賞の記念にシノギピッケルをいただきました。これで2つ持ち。ダブルピッケルで登るシノギをやれという司令か(笑)ちょっと可能性を試したいですね。幻の滝を見に行ってみるか。

過去を振り返ってみます。

お泊まりシノギングの歴史を振り返りながら…

2019年

2019年は雨でした。ハンモックとタープ以外は、モンベルの寝袋だし、ウェアも主催者のAxesquinから借りたもの。この初体験からシノギングへの道が大きく広がったのかも。

2020年

この時は、地図読み講座にも参加してボスから細かく地図を読むことを教わり頭が爆発した記憶があります。これでプレートコンパスの使い方をマスターしました。

2021年

去年は少し余裕がでてきた感じです。それでも緊張してたんだな。

お泊まりシノギング2022

さて今年です。これが「凌いで候賞」をいただいたサイトです。

2022年はシンプルさが際立ちますね。
荷物もスッキリ
シノギ村からちょっと離れた俯瞰できる場所でひっそりと

受賞理由は、最低気温は-0.5℃、湿度95%という気候でタープなしを選択したこと。タープを張った人たちは表も裏も結露だらけになったそうです。ロケーションも静かに過ごせるサイトを選んだこと。凌ぐ道具のシンプルさを評価してくれたそうです。つまり凌ぎらしいということ。少しずつ学んだことが実践できたことが良かったと思っています。

今年でほぼほぼ完成系ができたと思っています。あとは、ちょっとずつ道具を足したり引いたりを繰り返しながら経験値を増やしていく感じですね。

ハンモックシステムの紹介(詳細はインスタ

ハンモックシステム

  • Exped travelhammockkit
  • Axesquin 凌モグ350
  • Axesquin凌 ハンモックビビィtyvek

タープを張らないという選択をしました。ハンモックビビィtyvekがあればタープの代わりのシェルターになります。このようなカウボウイスタイルは、目が覚めるたびに星空を気持ちよく見るため気持ちが良いですね。ハンモックの開放感を存分に味わえます。そしてビビィ内の結露はほぼありませんでした。

ウェア

  • Axesquin凌 ヨヒヤミ
  • Axesquin凌 アグラスカート

ヨヒヤミ、アグラスカートというウールのインサレーションはハンモックにこそピッタリ。汗抜けが良いのはもちろん、ダウンと違いロフトがつぶれなく、ほんのりとした温かさが魅力です。

これでちょっと暑かったのでモグのファスナーは全開で寝ました。ただ足が冷えちゃうと温まりませんね。これから解決する課題が残っています。これはこれからの楽しみにひとつです。

感想

今年は主催のボスとゲストの森勝さんが急遽欠席。谷島さんが大活躍です。普段はイベントでも周りの人たちをサポートされています。なので谷島さんがメインでイベントが進むことは新鮮で画期的でした。

凌ぎ談義

凌談義では、谷島さんがシノギングで出会い、お客さん側から中の人になるまでもストーリーも興味深く、製品開発秘話も楽しめました。どのような意図で製品を作っているかがわかると使い方のヒントになりますね。

シノラーの先輩方の話も。「勇気をだしてイベントに参加したら思いのほか良かった」「凌イベントに参加して道具を試して必要だと思ったら即帰りにハイカーズデポに寄り購入する」経験を分かち合うってステキですね。

僕がシノギングイベントで学んだことは「イベントの次の週に一人で同じ場所に行き、同じことをする」ということが一番の学びになるということを伝えたい。1回行ったことがあるので安心感がありますし、大勢といると知らず知らずのうちに誰かに頼りきりになり、自分で行動していないことがわかるから。わかった気になっていることがわかるんですよね。

僕自身はその人が持つ人生物語が大好きです。経験とはワンアンドオンリーですから。これは今の仕事をしている理由のひとつです。

地図読み講座

地図読み講座

地図読み講座も参加。講師1名に参加者2名なのですが、先ほども書いたように講師陣が欠席。講師1名で参加者6名のいつもながらのイベントのように。最近、新しい人がイベントに来たら良いと考えて参加を控えていました。なので懐かしい感覚。

今回、予定した尾根に登れずに、違った尾根を登ってしまいました。これが良かった。すんなりうまくいくと記憶に残らないのです。間違った時の方が学びが深くなります。痛みがあると記憶に残りやすいからか、なぜ間違ったのかを頭を使って考えるからか、学習が促進されますね。究極的には間違いはなく、違った選択をしただけなので、気にしないメンタルも鍛えられます。罪悪感や恐怖は判断を誤るので、切り替えが大切です。成功も失敗も体験にすぎませんから。それをどう捉えるかが大切です。

集合写真

お泊まりシノギング2022記念写真

最後に笑わない写真を。いつもの通りに。皆様、ありがとうございました!
また、来年も参加できたらいいな。

主催者レポートはこちらです。
https://blog.goo.ne.jp/axesquin/e/c2d482ec1cf7915ece6a49c7290f3a4a

■フリースタイル・コンテンツ紹介

■個人セッション
親子関係の問題を解消したい方にオススメです。
https://www.yoriyoku.com/

■ソースワークショップ
自分が持つ「好き」を見つけて、それを仕事、伴侶、趣味に応用し、自分らしくなるためのワークショップ。
https://www.asobilife.com

■ハンモックフルネス
日々ゴキゲンでいるために自然の中で心身を整えます。ハンモック&マインドフルネス。
https://www.hammockfullness.com


再び武蔵五日市を凌ぐ

友人の持つ山を前回に引き続き凌いできました。
新たなる山があることがわかり、その様子が見てみたいとのことで一緒に凌いできました。

今回は沢筋から山奥に入っていきます。

某林道。いきなり倒木の山で崩壊していました。
この沢をつめていきます
倒木の上に新たなる息吹が
昔ながらの石組の造作は壊れてなく、コンクリートで固められた造作は決壊してました。
ようやく目的地へ。
お互いに健闘を讃えつつ。
引き立て入れ立てのコーヒーを楽しむ
直火の焚き火も楽しむ。

シノギング枯れ沢復活&ホタルを飛ばす会で学んだ技術とハンモックフルネス探検隊で実践をした経験が役立っています。

秘密の場所で遊ぶ楽しさはいいですね。

山歩きも、焚き火も潜在意識へ潜っていく瞑想的な行為ですね。
そんな話をしながら催眠療法の権威と楽しく山遊びをしてきました。
雑談すべてがまるで講座の学び。

ありがとうございます!はぎちゃん!

■フリースタイル・コンテンツ紹介

■自分未来会議
4/6(水)〜6/7(水) オンラインで望む未来を手に入れるためのテーマについて対話をする会です。
https://www.yoriyoku.com/jmk.html

■個人セッション
自分の思考を手放して感情をクリアにするセッション。常時受付中
https://www.yoriyoku.com/

■ハンモックフルネス
自然の中で自分を取り戻すためのワークショップ
次回:3/6(日)、3/15(火)
オーダーメイドのツアーも対応可能です。
https://www.hammockfullness.com

■ソースワークショップ
好きな時に好きなことを好きな人と好きなだけするためのワークショップ
次回:3月12日(土)13日(日)
https://www.asobilife.com


ウキグモ+ウンカイとモグのどちらを選ぶかが問題だ@お泊まりシノギング2021

Axesquin主催のお泊まりシノギングに参加してきました。
今年で3回目なので3年もハンモック泊しているのですね。
顔見知りも増えてきてイベントに参加するのも良いものです。

初日

一張り一張りとハンモックとタープが増えていきます
これが僕のお宿。全体が見渡せるところに陣取りました。
森勝ショー。
ロープ講習の間にツエルト張る。採点は0点w
コツは床面の四角から張ります。その時にツエルトにペグを付けてから2本同時に地面に刺します。キレイな4角形を作ります。そしてガイラインは三角を意識してピンと張ります。タープも同じです。キレイな三角をイメージ。
凌ぎ談義。
ボスからは凌ぎについて語り、森勝さんは「東京のシノラーは甘い。地方のシノラー達を見よ」との檄が。

このお泊まりシノギングのイベントは、いわゆるプログラムはゆるゆるです。

普段は一人で山に入ったりする人たちが年に1度集まって談義をするようなイベントなんです。
情報交換の場ですね。ドラクエでいうと酒場みたいなものです。

石井スポーツ西新宿店で買った八ヶ岳の薪はpicogrill85に使い勝手が良かったです。ちょっと割高な980円なり。石井スポーツの店員さんも参加してこんな話を聞きました。「石井スポーツには山のエキスパートの「山屋」と道具のエキスパートの「道具屋」がいるとのこと。お気に入りの店員さんと出会うの大事です。銀座店の凌ブースにはシノギングのエキスパートのhanafusaさんがいます。
鍋を作ったり
鹿肉を焼いたり。
いつもジビエをありがとうございます。美味しゅうございました。
そんなこんなで夜は更けていきます。
僕は昼間に作ったお宿ではなく、抽選で当たったウキグモ+ウンカイをカウボウイスタイル(タープなし、ハンモックだけ)でご就寝。このシステムいいな。ハンモック界のベンツだな。そしてタープがないので目を開けると満点の星空が見えます。この体験は感動的ですよ。

ウキグモとウンカイとモグについて

ハンモックシステムを考える。
Axesquin凌から様々なハンモックシステムが発売されました。
今回のお泊まりシノギングはそのお試しがメインです。

そしたらなんと、ウキグモとウンカイのお試しで当たってました。
当日に知ったのでビックリ。メールが届いていなかったので。

風もないのでカウボウイスタイル(タープなし)。
一番、暖かいとされるアンキルダブルのミノムシ状態で寝る。
足が寒い(これは僕の体質)が快適そのもの。
ツリーストラップはトラベルハンモックライトのだったので調整要らず。

僕のシステム モグ350 とモンベルのもダウンキルト良いのですが、ウキグモ+ウンカイのセットは簡単なのである。何も持っていないなら迷わずウキグモを買ったら良いです。そのくらいの価値がありますね。予算が整いしだいマジで欲しい。他のシステムを色々試しているうちに散財するのは間違いないのでいきなりこのセットがオススメ。まずはウキグモだけでも良いです。

モグを買うと楽しいのは、様々な試行錯誤が楽しめること。
自分の体質、気候などの環境を考慮して工夫ができる。凌ぐことを楽しむことができる。
僕は風を防ぎ汎用性があるハンモックビビィTyvek は購入予定。

凌ぎのバリエーションを楽しむのはモグが1枚上だと思う。

2日目

朝が少しずつ開けていくのも良いですね。ハンモック泊の課題は足の寒さ。一度冷えたら冷たいまんまなんですよね。どなたか良い方法を教えて下さい。今現在、僕の解決方法はハッキンカイロ。
朝ごはんは昨夜の鍋の残りにうどんをぶち込んで。
トンカントンカン音が聞こえてきます。みんな焚き火でご飯を作っています。
昨夜のハンモックシステム(ウキグモ+ウンカイ)
「凌いで候う」授賞式と記念撮影

これが終わり撤収して親の介護へ。

帰り道に地図読み講座森勝チームに出会う。

よき2日間をありがとうございました。

■凌本家のレポート
https://blog.goo.ne.jp/axesquin/e/ccafce58f33ea33e7d8d9b0a27a01ed8

■フリースタイル・コンテンツ紹介

■ハンモックフルネス
自然の中で自分を取り戻すためのワークショップ
https://www.hammockfullness.com

■ソースワークショップご案内
好きな時に好きなことを好きな人と好きなだけするためのワークショップ
https://www.asobilife.com

■ライフワークコーチング
https://www.yoriyoku.com/