子供は親の愛を受け取りたい

心理カウンセリングをしていて、今現在起きている問題のほとんどの原因が、親子関係にあります。なぜ、これほど親子関係が問題になるのでしょうか?

子供は親から愛されたいからです。

こんな経験はないでしょうか。親が子供のことを見ていないと、見てもらうために何でもやること。視線の中に入ってきたり、話しかけてきたり、ぶつかってきたり。さらには親が嫌がることをして興味をひきつけようとすることさえあります。それだけ親に関心をもたれたいのです。

最近、親子関係について研究を進めています。

どうも、親の仕事のお客さんのような振る舞いをしているのではないかと思う事例が増えて来ました。特に自営業とかしていると、マーケティングをする時に、実際にお客さんがどんな人かを分析したりすることがあります。これって、親が興味関心を持っている人たちともいえるのです。子供は親に愛されたいと思うあまりに、お客さんの振る舞いをマネているのではないかという仮説を立てています。

このポイントは「子は親から愛されたい」という公式があるということです。そして、これは一生涯続くということです。親が生きていても死んでいても変わりません。脳内にいる親と言ってもいいかもしれません。

親から愛されたいと思っていてもOKです。愛されるって実はすごいことなんです。どんな子供だとしても親は子供を愛しているという公式もあるのです。子供が幸せであれば良いです。もし、そうだとしたら親のご機嫌取りから卒業しても良いのかもしれません。

親から自由になり、自分の人生を歩みたい方は、個人セッションをお勧めしています。潜在意識からメッセージを身体に聞き、無意識を意識化していきます。そのことで自由に未来を選べる状態にしていきます。

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すべての問題は親子関係から生まれる

個人セッションで一番多く相談されるテーマは人間関係です。様々な相談業の人たちに話を聞くと問題の根本には対人関係の問題があるといいます。そして、人間関係の原型を作っているのは親子関係です。親子関係のもつれを紐解いておかないと人間関係の問題が起きやすくなります。

親に愛されていなかったと勘違いしてしまい、人間関係で問題が起きるパターンがあります。その問題を解決する方法のひとつは、写真に写っていない部分を想像するというワークです。昨日のブログの写真を例に話をします。

情報としては、ただの子供頃に陣馬山で撮ったの記念写真です。ただそれだけなんです。

そして、次の写真は50年後の写真です。

これも先日撮った陣馬山での記念写真です。

ここで想像してもらいたいのです。どのようなシチュエーションだったのか。写真を引いて全体を想像するのです。ちなみのこの写真をひいてみると…

うちのかみさんが撮ってくれているのです。「写真を撮って欲しいならいつでも撮ってあげるよ」と言われています。こちらのリクエストを快く応えてくれることを言ってくれています。言葉を変えると愛されているんです。有難いことです。

で、このような視点で最初の写真を見直してみるのです。

この写真です。

看板の高さは今現在と変わらないと思っています。左をみるとこの看板に登って写っている人がいる。看板を囲んで写真が撮れるようになっていたのでしょう。

この写真は2歳の僕。気に登れるような身体性はないでしょう。母に支えられているはずなんです。僕が笑っている表情から想像できます。安心しているんですよね。

そして、シャッターを押してくれているのは父です。なぜなら会社でカメラを取ることも仕事の一部であったから。きっと一人で映るようにトリミングをしているはずなんです。

母はこれから親孝行できるかなというくらいになくなり、父とは親子関係がもつれていた時期もあります。同性の親子関係はもつれやすい特徴があるのです。今は、セラピーを通じて親子関係を見つめ、誤解を解放して、良好な関係性を築いています。

子供の頃に当たり前のように愛されていたことを思い出すこと。写真を使ってその背後にあるものを想像することで、親の愛を受け取ることができるかもしれません。写真って撮っている人の感情が写り込むので、感じやすいんですよね。

子供の頃の写真を見て、シャッターを押した人は誰だったのか?
どんな気持ちでシャッターを押したのであろうか?
周りにいる人たちはどのような感情を感じていたのであろうか?

そんなことを想像してみると今までと違ったものが見えるかもしれません。

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親が衰えて来た時に考えたいこと

親が衰えていくのを見るのは考えさせれることが多い。

うちは核家族で、じぃちゃん、ばぁちゃんと暮らしていない。
なので、慣れていないというのもあるのかもしれない。
衰えていくことに動揺してしまう。

親に何ができるのか?

年を重ねていくと、そう考えることが多くなる。
今時点で気づいたの僕の考え方を書いておく。

カウンセリングなどの基本には、過去と他人は変えられないという原則がある。
これは普遍的な真実。
親に対して「あーしろ、こーしろ」というのは、ほとんど無意味だ。

良かれと思ってやっても「生活するのは俺だ」と言われてハッとする。
親がやりたいことではなく、自分がやりたいことをやってしまうのだ。
自分自身の不安を解消するために動いてしまうのだ。
そこには親の主体性はない。

ここで、できるのは、親の話を聞くことだ。

親の話を丁寧に聞くこと。
何を望んでいるのか話を聞くことだ。
親自身が望んでいることに対して、自分ができることを提案したらいい。
「やって」と言われればやるし、「いいよ」と言われればやらない。
待つことも大事なことなのだ。

家族療法のセミナーで、命のバトンの話を聞いた。
それは、命のバトンは一方通行あるということ。
当たり前なんだけど、子は親を産めないのだ。

親からたくさんの愛を受けているから子は生きている。
その愛を子が親に返そうとするとうまくいかないのだ。
それは自然の摂理に反しているから。

子供が親の役割をしないこと。

これも原理原則として大事な一つです。
親は親としての尊厳を尊重することが大切です。

つまり、親には甘えるのが子供の役割です。
親に何かしてもらうのが大切。
そして、幸せそうにしていることなんです。

親の願いは「子供に幸せになってほしい」ということだと思っています。

親に幸せな姿を見せること。
これは演技しろという意味ではありません。
まずは、甘えるのがあるので、親に頼ることは大切なんです。
大変なら頼ると良いのです。
子自身が自分で自分を幸せにすることが、最大の親孝行なんです。

ただ、親に話を聞いてもらうだけでも良いのです。

親との問題は多々あり、そんなことは難しいという人もいるでしょう。
僕は、セラピーを通じて自分自身と向き合い、親子関係を取り戻して来ました。
今になって、それは大切なことだったんだなと実感しています。

もし、まだ親が元気なら、思い出を作ると良いかもしれません。
孝行したい時に親はなしといいますが、健康である時にしかできないこともあるのです。
今この瞬間しかないので、自分がやりたいことをやってあげるのも大切なのです。

親を親として尊重すること。

それが子ができる最大のことなんじゃないかなと思うのです。

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結婚は親子関係が変わるキッカケになるかもしれない

先日、親子関係が変わったなと気づいた瞬間がありました。

父「この前、ゴミ捨てるの忘れていったろ」
私「あっ!」
父「大変だったけれど捨てといたよ」
私「ごめんね」

という会話がありました。
まぁ普通の家庭では普通の会話ですよね。

これ以前だったら

父「ゴミ捨てるの忘れたな!」
私「ごめんなさい」

と始まり、しばらく不機嫌に責められていたことでしょう。
失敗に対して不寛容な家に育ちましたから。

なんか、親子の会話が変わった理由があるはずです。

考えてみたら、うちのかみさんは怒りません。
失敗を認めて受け入れます。
正確に言えば、ただ起きた結果を事実として認識するだけ。

失敗に対して、人を責めることはありません。

彼女の家庭を見てみると、お父さんが寛容なのです。
怒ったりする姿を見たことがありません。
淡々と自分のペースで生きている人でした。

かと言って周りに流されることもなく、自分がやりたことを貫く強さも持っていました。
でも、周りの人たちに対しては優しい振る舞いをしていたのです。
そんな家庭に育ったからでしょうか。

うちのかみさんは失敗に寛容ですし、失敗しても焦りません。
なんとかなると信じているし、実際になんとかなるのです。
失敗したら、失敗をカバーすれば良いだけで、怒る必要はないのです。

もちろん、うちの両親も愛から、この子は失敗しないようにと注意をしてくれていたのでしょう。
人間生きていれば失敗しないなんてことはないのです。
いや、失敗だらけかもしれません。

失敗すればその都度、修正をしていけば良いのです。

そんなうちのかみさんの家の文化が、僕の家の文化に影響を与えたのでしょう。
うちの父が怒らずにただ事実を言うようになったことに嬉しさを感じました。

もしかしたら父は怒っていなかったかもしれませんが、少なくとも僕は失敗すれば怒られると萎縮していた自分がいたのです。

結婚って、両家の思い込み、つまり当たり前が共有されます。
僕の当たり前はあなたの当たり前ではありません。もちろん、あなたの当たり前が僕の当たり前でもないのです。
あなたの常識、わたしの非常識ということが起きるのです。

良い影響もあれば、悪い影響もあるものです。
この良い悪いも判断でしかないので、結局は影響をしあうということだけですね。

それが良い方向に向かうと嬉しいものがあります。

失敗しても平和な心でいられることは幸せなことですね。

結婚で親子関係が変わったんだなとうちのかみさんに感謝です。

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母の呪縛をといてありえないほど幸福になる方法

毒親って言葉が数年前から流行り始めました。

これって親から受け継がれた問題があるという意味ではとてもわかりやすい。

子供にとって親の影響は絶大です。

人生におけるほとんどの問題は親子関係にいきつきます。

その中でも母親との関係性は大きな問題になることがとても多い。

そして、毒親と呼ばれない良い親との間でも、親子問題はあるのです。

むしろ問題と思えないからこそ問題になっていることがあるのです。

心理セラピスト上田正敏です。

むかーし、むかし、あるところに神戸メンタルというところがありました。

結婚したばかりで夫婦関係に問題があった僕らは、そこのヒーリングワークというワークショップにいきました。

100以上いる大きなワークショップなので小さなグループがあります。

そこのグループリーダーがみずがきひろみさんでした。

20年くらい前のヒーリングワークは、魑魅魍魎?サファリパーク?ゾンビ?と思えるくらいに感情がむき出しになった人が沢山いたようなことを覚えています。

衝撃でした。

もちろん自分を癒すためにそのような状態になることもあるだけで、愛に満たされた人間の美しい姿も見せてもらいました。

今では穏やかな場になっていると噂には聞いているので、心を学ぶのにあの体験ができたことは今でも役立っています。

そんなすごい世界の中で、グループメンバーを優しく見守っていたのがみずがきさんでした。

ワーク後のアフターフォローをお願いしたことを今でも覚えています。

 

そのみずがきさんが本を出版されました。

 

論理的であり情緒的でありとても読みやすい本です。

心に痛みがあると読みづらさを感じるものですが、この本は心の中に自然と入ってくる不思議な力を感じます。

読んでいて楽なんです。

母親への恨みつらみが解消されているからでしょうか。

 

みずがきさんの母親はいわゆる毒親ではなく普通のお母さんです。

それでも人は母親との関係に問題があり癒す必要があり見つめる必要があるのです。

誰もが母親と和解する必要があるのです。

そして、その恩恵ははかりしれないものがあるのです。

 

母親が大好きと言えない人すべてに読んでもらいたいですね。

僕の母親がなくなって30年近く経ちます。

本書を読んでいて内なる母親が癒されたような気がしました。

ありえないほどの幸福がやってくるかも。

 

この本はみずがきさんがお母さんのために書いた本なんだなと実感。

次はお金の本を書いてもらいたいなと思っています。

ステキな本をありがとう!

 

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それ誰のためにやってるの?

人の期待に応えようとして物事をしているとトラブルに巻き込まれることがあります。正確にいうとトラブルに巻き込まれるようなことをしてしまうのです。

昨日のブログでは、親への期待について書きましたが、親から期待されていることもあるのです。この期待に応えようとしてしまうのが子でもあるのです。もちろん、親の期待だけでなく、パートナーや友人、役割、社会の期待まであります。誰の期待に応えているのかを知るためには

それ誰のためにやっているの?

という問いが役立つことがあります。

メンタルトレーナー上田正敏です。

メンタルがテーマになる時には、自分がどんな世界を信じているかということ、その世界に対してどんな反応をしてしまうかということです。感情が思考を生み出し行動を促進していくことになるのです。これは無意識におこなわれている場合がほとんどです。期待に応えているつもりは毛頭ありませんが、期待に自分が動かされていることがあるのです。

親子関係で考えてみましょう。子供は親の期待に応えられなければ死を意識してしまいます。親に見捨てられたら子供は生きていくことはできません。小さい時には関係性は親しかありませんから。ようやく成人して自分で選択できるようになるのが健全であるのですが、大人になっても親の期待に応えている人は少なくありません。

これは子供の時に刷り込まれて癖でやっているからです。三つ子の魂百までといいますが、かなり意識して変えなければ変えることはできません。相談に来られるクライアントさんらは、本気で変えようと人が多いです。そして他人の力を借りて変えることがようやくできるくらいに大きなテーマであることも多いです。

それは誰のためにやっているのか?

もし、自分の人生がうまく言っていない時に、この問いが役立つかもしれません。究極には自分しか自分の期待に応えられないんですよね。

人間関係の原型は家族にあるのです。ここを癒すことが自分らしく生きることにつながっています。

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親には不満を感じるものである。

  • どんな親でも子供は親に不満を持つものです。
  • どんな親でも子供はもっと良い親を求めています。
  • どんな親でも子供は自分の親に完璧を求めます。

子供が親に対する期待はとてつもなく大きい。そして、いつでも完璧であることはなかった。だから、いつでも文句を言うのです。これって子供の振る舞いです。

  • もっと愛して欲しい。
  • もっと認めて欲しい。
  • もっと受け入れて欲しい。
  • もっと評価して欲しい。
  • もっとお金が欲しい。
  • もっと自由にして欲しい。
  • もっと遊んで欲しい。
  • もっとかまって欲しい。
  • もっと許して欲しい。
  • もっとカッコ良くいて欲しい。
  • もっと美しくあって欲しい。
  • もっと、もっと、もっと・・・

どんなことでも親にこうあって欲しい、こうあって欲しかったと思っているうちは子供です。成熟した大人にはほど遠い。

大人になるということは、大人も不完全であるということを受け入れることです。つまり自分自身も不完全であり、親も同じように不完全であるということを認めることです。完璧な親なんていないのです。

ゲームとかのバランス調整を考えるとわかるかもしれません。こんな図を見たことあるでしょ。

特徴を数値しグラフにした図です。体力99、武力50、魔法12、回復7、人気33・・・みたいに能力をパラメータにしたやつ。

これで例えると、親に求めるのはこんな感じ。

すべての特徴が100点満点。ゲームの世界ではチートと言われています。いわゆるズルイやつです。こんな人は世界にいません。でも、それを望んでいるんです。

いわゆる普通ってこんな感じですかね。すべてにおいて平均点。こんな人も実際にはいません。普通って普通ではないんですよ。この場合はバランスがとれすぎている。

小さくまとまっている人もいるかもしれません。それがどうしたということでしょう。ここに書かれていない特徴で秀でている可能性が高いということなんです。

逆に一芸に秀でていたりする人もいるかもしれません。実際には人はそれぞれであり、みんな違いますから簡単に比較することはできません。何が良くて何が悪いかなんて人それぞれの判断にすぎませんから。

自分の親がこのようにパーフェクトであるってことは、まずないですから。こうあってもらいたいという願望は子供の頃に持っていたかもしれません。そして自分もそうあったらいいなと思っていたりするかもしれません。自分らも子育てをすると親の気持ちがわかるという人もいます。

自分自身を鏡で見てみれば、父親を半分、母親を半分受け継いてでいます。遺伝子的なものから文化的なものまで行動、思考、感情、肉体を受け継いでいるのです。

  • もっと健康に産んで欲しかった。
  • もっとお金持ちの家庭に生まれたかった。
  • もっと頭が良く産んで欲しかった。
  • もっと才能があるように産んで欲しかった。
  • もっとハンサムに産んで欲しかった。
  • もっと美しく産んで欲しかった。
  • もっと、もっと、もっと・・・

これ今現在の自分を受け入れらないということです。それを親の責任にしているのです。親は本当の意味では責任をとることはできません。どんな理不尽があるかもしれませんが責任は全部自分が引き受けるしかないのです。

親は親の人生があり、子供にも子供の人生があるのです。二人分生きることはできないのです。自分の人生は自分で選ぶしかないのです。

親さえも自分が選んで生まれてきた、自分にぴったりの体や心を選んで生まれてきたと考えることができれば、自分の人生を歩んでいるということができます。選ぶことを根本まで考えていくとこのような考え方にまでいきつきます。親や自分のスペックも選べないのが本当かもしれませんが・・・。どちらも考え方が自分を幸せにするのでしょうか?

親に対する期待って大きい。それを手放すことが大切。

親を受け入れることは、自分を受け入れることにつながっているから。

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