ニッポンおもひで探訪 〜北信濃 神々が集う里で〜

もうすごく良い番組という評判を聞いてみました。

想像以上に感動してしまい自分でもビックリしています。

もうネタバレしてもいいかなと思って感想をブログに残します。なので、まだ見ていない人は、番組を見てから読むといいかもしれません。

僕は地域に根ざしたお祭りって、ちょっと稚拙な感じが好きなんです。以前に男鹿半島でナマハゲ資料館みたいなところに行った時に、子供が作ったかのようなお面があったのです。それに感動したんですよ。職人が作った立派なものでないところに本当の祭りがあると実感したのです。神が宿るとはこういうことかと思ったのです。実際に神様はあるものではなく降ろすものですから。

この番組を見た時に、違和感があるくらいにお祭りが稚拙だったのです。「限界集落のお祭りって、こういう感じになるのかなぁ」と思ったりしたのですが、みんなの一生懸命さというか真剣さは伝わってきたのです。

で、ネタバレがあるんですよ。この番組。

実はもう50年も前に廃村になってしまった村だったんです。後から何回か見直すとそのヒントはあちこちに散らばっていて気いた人は気づくような仕掛けもありました。

NHKがこの番組を企画して、元村の住人たちに提案してできた番組だったのでした。はじめは何色を示した人も、乗り気だった人も、みんな目がキラキラしているんですよね。お役目を果たす日がくると準備をしたり練習したりの毎日。そこには神が降りてきたとしか思えないほどの生命力があふれている姿に感動したのです。上手いとか下手とか関係ないのです。神々の祭りがそこにはありました。

演劇的な手法はセラピーのひとつです。この昔の祭りを再現をして実際にやってみる。これが心理的に大きな影響を与えるのです。自分の内面を深く探ることができるのです。

番組を見ていて、村の人たちは幸運だったなと思うのです。もちろん廃村にならないことが良かったのかもしれませんが、故郷にもう一度命の光が灯ったことが何よりも良かったなぁと思うのです。

僕も登山道から外れた道を歩くことがあります。道さえもないところを歩いたりしています。そうすると石碑だったりお社があったりするのです。手入れされているところもあれば荒れ放題になっているところもあります。人がいた形跡があったりもするのです。祀られた神もあれば、封印された神もあるかもしれません。人が願いをこめた何かの形成を見つけると自然と手を合わせたくなるんですよね。

日本全国で、失ってしまった村があったり、道があったり、文化があったりするでしょう。また、もうすぐなくなってしまいそうな村もあるでしょう。人の生きる力って、こういう土着的なところにあるんじゃないかな。もう一度やってみることって大事なことなんだなと思ったのでした。

チャンスがあれば、みてもらいたい番組ですね。

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映画「アルピニスト」THE ALPINIST

久々に感動するドキュメンタリー映画を見ました。

映画は説得力のある映像がなければならないと僕は思っています。
映像を見るだけで「あぁ!」という感動がないと映画以外の媒体で良いと思ってしまうから。
とにかく映像がすごいです。

そしてなにより、被写体であるマーク・アンドレ・ルクレールの登攀技術が半端ない。

所作が美しいとはこのことかというくらいに魅せられてしまった。
無駄もなくミスもない、しかもリラックスしている。
現代のアルパイン登山はここまで来たのかという驚きもあった。

そして、僕自身は高校生の時にこの世界に行くことを諦めました。
当時の部活はワンゲルだったし、今思うと一番とんがっていた時代でした。

雪山と岩山に自分自身がいく姿を想像をしていると死んじゃうのです。
そして好奇心よりも恐怖のほうが大きかったかもしれません。
なので、山はハイキング、雪はスキーでいこうと思ったのです。

だからなのかこの世界に憧れと尊敬があるのです。

とにかく映像がすごかった。
そしてマークの哲学も共感できます。

自分らしい生き方をしたい。

そんな人にオススメな映画です。

■アルピニスト
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トップガンは思い出も込みで最高だった

時間がポッカリと開いたのでトップガンマーベリックを見てきた。

ほぼ満席で娯楽映画を見るにはちょうど良い感じ。
あれでライブのように声をだせたらもっと面白かったでしょう。
控えめに言って、とても良き時間を過ごせました。

前作のトップガンはバブル全盛期の高校時代に公開。
恋愛映画の中にアクションがあるようなそんなイメージでした。

このアンセムと呼ばれる音楽が印象に残っているのは、SAJ技術戦だったかのスキーのビデオでした。
当時はスキーナウという素晴らしい番組がありスキーで滑走する映像と音楽が組み合わさった番組があったのです。
その影響かビデオには80年代のノリノリのヒット曲が使われていました。
そのオープニングがこのアンセムでした。

もうね、映画での最初の一音を聴いただけで当時の記憶が蘇りました。
スキー場の宿で居候をしながらのスキー三昧の毎日。
恋愛がどうこうよりもスキーが大好きだったあの時代です。

音楽って古い記憶に直接的につながっていると言われています。
急に色んなことを思い出したりするんですよね。

過去の思い出を持っていると、それだけで豊かな感情が味わえますね。
意識的には子供の頃から全く変わっていないんだけれど、肉体は衰えていくし、思考も成熟していくんですね。
様々な感情を味わえると、年をとるのも良いものだと思えてきます。

Don’t think, Just do it !

It’s time to let go.

特にこのセリフが良かったです。日本語じゃないんだよな。

頭を使わずにどっぷりと映画に浸れます。
これオススメです。ぜひとも映画館で。

■トップガンマーベリック
https://topgunmovie.jp

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映画「杜人(もりびと) 環境再生医 矢野智徳の挑戦」を見た

子供の頃から親に山や海に連れて行ってもらい自然が好きだった。
小学校の時からアウトドアのクラブに入っていたし、高校時代はワンゲル部であったり。
自然と環境問題にも興味を持ってきた。

最近、山に登り始めて山が荒れていることに気づき何かできないかと、枯れ沢復活&蛍を飛ばす会に出会い、自然に対して手足を動かせる活動に参加したりしている。

この界隈には2大巨頭がいて、一人は土中環境の高田宏臣さん、もう一人がこの映画「杜人」の主人公である矢野智徳さんである。

はじめて吉祥寺のアップリンクを訪れる。
ここは元々、吉祥寺パルコがオープンしてから通っていた本屋だった。
時代が変わり映画館になっていた。

ロビーにて

そんな懐かしい気持ちをロビーで味わっていたら、隣のお姉様方が

「ナウシカって、どんな鹿なの?」
「森の人だから鹿みたいなのかしら?」
「そうだわね」

という会話をしていて、ほのぼのとした気持ちになったのだった。

感想

家に庭がある人は見に行ったら良いと思う。
矢野さんの手入れをすれば、きっと気持ちが良い庭ができあがると思う。
風の草刈り、水脈溝、水切り、空気通し。誰もができる技だ。

杜人パンフレットより

映画を見るだけでなく、パンフレットを購入するとその方法はわかりやすい。

映画を見ていてあまり好きではないなという技があって、

杜人パンフレットより

コルゲート管という石油由来の資材を使うことだ。
これは自然由来のものではできないのであろうか。

石油が発見されてから、農業や林業でも石油由来の技術が発展している。
なぜなら安く大量にあるエネルギーであり、原材料であったからだ。
そこから古来からの伝統的な技は忘れられ、近代の技法は石油ありきの考え方がほとんど。
重機もチェーンソーも石油があるから技術として成り立つ。

結とは

映画の中では「結(ゆい)」という言葉がでてくる。
つながりだったり、ネットワークという意味あいだ。
人と人だったり、自然と人だったり、木々だったり、自然が作り出すつながりだ。

映画を見ていて思うのは、人と人がつながるために自然があるのではないかということ。
人が気持ちが良いと思う自然を手入れすることで、人と人がつながれるのだ。
杜人の意味はここにあるのかもしれないなと思う。

杜の造作はエンターテイメントであり、人はそれを欲しているのだ。
それが人と人のつながりを産む。
古来、自然に対する共同作業が人と人の縁をつなぐものではなかったのかと思う。

ハチドリの雫のような活動が大事なんだと改めて思う。

期待

この映画は杜人の3年間の記録だそうだ。
10年くらいは最低追いかけて、杜人2、杜人3を作ってもらいたい。

「屋久島の浜はどうなったのか?」
「屋敷林の庭はどうなったのか?」
「お寺の境内はどうなったのか?」

圧倒的な映像でその成果がわかるものが見たい。

人の言葉で「変わった」を表現されているんだけど、やっぱり映画なんで映像で納得したいのだ。

「大事なものは目に見えないんだよ」とある王子様は言ったけれど、大事なものを見たいのだ。

杜人の考え方はわかった。
科学者的な視点から見ればこれは仮説だ。
仮説を基に活動した結果や考察が見たい。

そんなことを思いパンフレットを見ながら振り返った。

移植ゴテ1本からできる環境再生を知りたい人にオススメ。

■人(もりびと)〜環境再生医 矢野智徳の挑戦
https://lingkaranfilms.com

■アップリンク
https://www.uplink.co.jp

監督さんは、アップリンクで開催されていたワークショップ参加の生徒さんが撮った映画なんだそうです。
ワークショップに友人が通っていたなということを思い出し、結果がでているんだなとしみじみと。


ドライブマイカー

話題になっている映画「ドライブマイカー」を観てきた。
https://dmc.bitters.co.jp

結論から先に。これオススメです。
ぜひ観にいきましょう。

映画館で見るのが吉。光の陰影がとても美しい。

これはとてもセラピー効果がある映画です。
日常から非日常にいきなり持っていかれます。
そして、日常に戻ってくるように作られています。

映画の物語は1つなんですが、物語が3つ同時進行で進みます。
もちろん見ている側は1つの物語しかないように見えるのですが、無意識に他の物語が自分の中に入ってくるような感覚になります。
すると、自分の中にある物語が動き出すのです。

つまり、非日常である映画の世界と日常である現実の自分世界が溶け合って区別がつかなくなるようなそんな感覚になりました。

これがいわゆるアートの力なのかもしれません。

見ながら、村上春樹っぽいなと思っていたら村上春樹だったし、平田オリザっぽいなと思っていたら平田オリザだった。
きっと小説や演劇が好きな人たちにとっても様々な視点で楽しめるのでしょう。

何もわからなくても楽しめる映画だと思っています。

ドライブマイカーとは「自分という車のハンドルは自分が握る」こと。
そのために必要なことは何か?

そんなことを問いかけてくるような映画でした。

癒しと気づきと勇気が手に入るかもしれません。

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■自分未来会議
4/6(水)〜6/7(水) オンラインで望む未来を手に入れるためのテーマについて対話をする会です。
https://www.yoriyoku.com/jmk.html

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天気の子をいまさらながら観てきた

天気

映画「天気の子」を鑑賞。
もうレンタルしているかなと調べたら、まだ劇場公開中でした。
映画館で観れて良かったです。

実写なのか絵なのか、リアルな映像で、ファンタジーの中に自然と入っていけました。
特に今年の台風の未来予想をしていたのではないだろうかと思うくらいの怖さもありました。

ネタバレが入るかもしれませんので、まだ観ていない方は、ここから後は観賞後に読むことをオススメします。

芸術やエンターテーメントって、時代の空気を読んでいるなと思うのです。
しかも、未来予想的な時代の変化を感じ取って、作品にしているものが名作と呼ばれるのではなかろうかと。

天気の子の天気は、晴・曇・雨のような天気だけではなく、時代の流れ・空気を読む・気という見えない世界を表しています。

今の時代を息苦しく感じている人がいるということ。
それが異常気象となって現れているのではなかろうかと。

異常気象と呼ばれているものも、本当に異常なのかわからない。

縄文時代の関東平野って、平野ではなく、海だったり湿地だったりしていたんです。
神社があるところは岬だったという説もあります。
余談ですが、山の尾根の入り口にも神社があって山岳信仰説もあったり。

川は低きを求めて自由に流れ、山も平地になるように崩れるって重力があるから当たり前のこと。

あの富士山でさえ、火山が爆発しなければ、遠い未来には平地になるのです。

今までの映画で、例えば、ジブリの「もののけ姫」は、人間vs自然の戦いを描いていたと考えています。

で、この天気の子は、個人性vs社会性vs自然性を描いているのです。

自然には逆らえないから受け入れるしかないという自然性。

生き残るために村や人類が大事だよねという社会性。

人間という抽象的なものではなく、個人が大切という個人性。

100人の人が亡くなった震災が1回あったという社会性や自然性、1人の人が亡くなることが100回あったという個人性という表現をしてもいいかもしれません。

人柱、生贄、人見悟空、スケープゴート、村八分、村などの集団のためには犠牲が必要だという考え方。

哺乳類だと仲間のための自己犠牲があったりするので、集団のために個人を犠牲にするということは、感情が関係しているのかもしれません。

この天気の子は、自然を受け入れ、社会とは何かと疑問を投げかけ、個人を大切にすることがテーマなんだと感じました。

個人の意志や幸せが大切なんだということです。

世の中は、どんどん豊かになってきています。

豊かになればなるほど、個人が大切になってくる。

まだ、社会のルールや空気感は、個人を大切にするということに慣れていない。

個人と集団の関係性に摩擦がたくさんあるのだ。
人類としては、過渡期にいるのです。
そして、まだ適切な解決策は見つかっていない。
今の生きている人たちの課題だということです。

集団よりも個人を大切にして良い時代が来ているんだよというメッセージを受け取りました。

ずっと雨が降っているのを見ているとブレードランナーだと思うのは僕だけかな?

天気の子公式サイト


映画ジョーカーから見るカウンセリング論

カウンセリングは役に立たないかもしれない。

映画ジョーカーを見て、そんなことを感じた。

この予告編にもそのシーンがあります。

ジョーカーになる前のアーサーは独白します。

「毎週、同じ質問ばかり
 仕事はどう?
 ネガティブになってない?
 ネガティブに決まっているだろう。」

このカウンセリングもアーサーがジョーカーになっていく原因のひとつになっています。

この予告編よりも実際に映画館で見た方が迫力と説得力があります。

このカウンセリング現場ではイライラするくらいに電話がなります。
「映画館では携帯の電源切れよ」と腹が立つくらい音響が良かったです。
自分もジョーカーのように悪の部分があぶりだされてくることも恐怖につながっていきます。

僕は映画を含む芸術と呼ばれるものは世相を反映していると思って見ています。
現代社会に起きている矛盾が作品に投影されている側面がある。
芸術家の社会での役割は、時代の空気を読むこと、未来を予見することだと思っています。

カウンセリングって、人を救うことができるのか?

答えはイエスであり、ノーであると言わざるをえないです。

アーサーの話をちゃんと聞いてくれる人がいたら、きっとアーサーはジョーカーにはならなかった。

では、話を聞くプロと呼ばれる人たち。
カウンセラー、コーチなどは話を聞いてくれて理解をしてくれるでしょうか?

これも答えはイエスでありノーであるのです。

話は理解してくれるし、共感もしてくれるでしょう。
これをできない人はいますが、それはひとまず置いておきましょう。

わかってくれるのか?

カウンセラーも人間です。
クライアントさんの言葉に同意しないことも多々あります。
それは一人一人が違う人間だから。

クライアントの話に同意するのがカウンセラーの仕事ではありません。

お互いが腹を割って話し合い親交を深めていくことではないのです。

カウンセリングの仕事を鏡に例えます。
クライアントの鏡になるということです。
つまり、カウンセリングって、クライアントが自分で自分を認識するために使う方法でしかないのです。

あなたと友達になるための技法ではないということ。

カウンセリングって社会を救う道具ではないのです。
個人が個人を受け入れ理解し人生を生きていくための道具なのです。
それができた結果、社会が良くなる可能性を持っているというものなのです。

では、対話があるじゃないか、ファシリテーションがあるじゃないか、という人もいると思いますが、これも社会を救う道具にはならないでしょう。

ジョーカーならこう言うかもしれません。

「毎週、同じ質問ばかり
 問いは何ですか?
 どうしたらわかり合えますか?
 わかり合えるなんて幻想に決まっているだろう。」

もちろん、どの技術にも可能性があります。
そのくらいの希望がなければ、何もやることはできない。

そんな希望を打ち砕くのがジョーカーです。

この映画で描かれているジョーカーは悪の権化ではありません。
ダークヒーローではないのです。

人々が持つ悪の心に火をつけるのがジョーカーなんです。

今でいうところのインフルエンサーです。
悪の病原菌を人々に感染させていく。

ジョーカーを殺したとしても何の解決にもなりません。
だって、人々の心の中にジョーカー性を持っているから。
ジョーカーを殺したら、他の人の中にあるジョーカー性が目覚めるだけだから。
彼はキッカケにしか過ぎないのです。

この映画を見て、恐怖を感じる人もいれば、安心を感じる人もいることでしょう。
愛があれば、悪は必ずあるのです。光があれば影はあるのです。
人間が持つ興味深い性質なんです。

悪の心に感染させられるか、感染させられていないか、自分自身に目覚めている必要があります。

世の中のノリで自分が悪に染まる必要はないのです。

自分自身に気づいていること。

これしか解決策はないのです。
自覚的に生きている人は、圧倒的に少ない数の人しかいないかもしれません。
それでもやるのか。ただそれだけです。

僕らカウンセラー、セラピスト、コーチ、ヒーラー、ファシリテーターの人たちは、自分に気づいているかどうかが大事なことだと思っているのです

そしてクライアントさんが、自分に気づいているのかを支援できるのかが大事です。

あくまで、僕の意見だけかもしれません。
少なくとも僕はそういうセラピストです。

カウンセリングは社会を救わないかもしれないけれど、自分で自分を救うための助けにはなるかもしれません。

ジョーカー。考えさせられる映画でした。

スッキリした気分であるのは、自分の中にある悪というジョーカー性と和解できたのかもしれません。

映画ジョーカーオススメです。
http://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/

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ジョーカー

ジョーカー

映画ジョーカーを観てきました。

映画を見終わった後の疲労感、しばらくたってから身体が爽快感を感じているという不思議さ。

心理学やヒーリング・セラピーを共に学んだ仲間と観劇後の対話をしたことでさらなる気づきがありました。
これ見て1人で消化するには厳しい映画なのかもしれません。

喜劇王チャップリンはモダンタイムスでスマイルという名曲を作った。
苦しくても笑おうよという悲劇を喜劇にするような歌詞である。

https://www.youtube.com/watch?v=3olmh-aC5Ho

この名曲が流れるのだが、チャップリンの意図とは逆の意味で使われる。
喜劇は悲劇であるということ。

ジョーカーはジョークをいう人という意味であり、トランプのジョーカーはすべての存在であり、ジョーカーとは道化であるクラウンの意味合いのある。
(クラウンは日本ではピエロと翻訳されがち)

クラウンを学び施設などを訪問していた経験があるんだけど、喜劇は悲劇であるし、悲劇は喜劇であるということを学んだ。
表が裏であり、裏が表であるという経験をしたのだ。
例えば、プロで活躍しているクラウンの人たちがつまらない演技をするなかで、素人のクラウンが超面白い演技をしたりすることもあるのだ。

人が持つ美しさが残酷であったり、普段は隠そうとしてしまうエロやグロの部分が表現された時に笑いに昇華されたりするのだ。

映画の中でのジョーカーは演技なのか本当なのか、妄想なのか現実なのかわからなくなっていく。

人が持つ認知の力を超えた表現をしていくのだ。
正常なのか狂気なのか境界がどんどんとなくなっていく。

自分の中の思考回路がドンドン狂っていくのだ。
ある種の危険性がある映画だといえるのかもしれません。

この映画が喜劇的なのは、王道である主人公はたくさんの経験をするけれど、元の位置に戻るということがである。
つまり、何も変わらないという喜劇なのである。

ジョーカーは夢を叶えていくんです。
でも、全く幸せになれない。むしろ不幸になっていく。

ヒーローズジャーニー的な成功物語のように見えるんだけれど、全く幸せとは遠くなり、絶望しか感じられなくなるんです。

ロバート・デニーロがでてくるんだけど、彼は今までの映画の中で人をたくさん殺している。
出演作品である名画タクシードライバーなんて、ジョーカーそのものだと思うんだよね。
そんなデニーロにも因果応報が襲いかかる。運命の報いはあるのかと思ってしまう。
彼の出演作品である「キング・オブ・コメディ」も観るといいらしい。

話を聞かないカウンセラーの話も痛快です。
本当に話を聞くということは何か?その人を見るということは何か?
本人は真摯に聞いているのかもしれない。だけれど聞いてもらっていないと感じる。
ここにもコメディの要素がちりばめられている。だけど不幸なんだよ。

この映画は、人種、性別、貧富、虐待、殺人、格差、憤懣、今世界で起きている問題がてんこ盛りで入っている。
それは悲劇であり喜劇でもあり悲劇なのだ。

映画見る前から起きたことなんだけど、映画の時間を間違えるは、電車は遅れるは、クラウン的な道化状態になっているんです。

映画を見終わった後も、会計をまかされたのに払うお金をしまってしまったり、スケジュールをほったらかしたり、大ボケをかましているのです。

うちのかみさん曰く、

「ジョーカーは、人のコントロールを奪ってしまう物語なんだね。
 人は社会的にちゃんとしないといけないと気を使っている。
 それが外れちゃう映画なんだね。」

すごい映画でした。音響もすごいよかった。新宿ピカデリーよかったよ。

バットマンもちょっとだけでてきます。(わかるかな?)

ジョーカー役のホアキン・フェニックスの身体性にも注目。コンテンポラリーダンスかと思うくらいにウットリしたわ。

全くまとまっていないんだけど、この感覚を記録に残しておきたくて。

映画ジョーカーオススメです。
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共に観て語った田中真理子さん。ありがとう!
彼女はシーターヒーラーです。
https://marikotanaka.jp/blog/

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ボヘミアンラプソディ

映画ボヘミアンラプソディ。ようやく見てきました。

感想は、ただただ感動です。

ラストのライブエイドに向けて、すべての物語が伏線として作り込まれています。

また、それがクイーンの楽曲に会うんだな。

映像、音楽、シナリオ、演出が素晴らしく、涙腺が崩壊するようにできています。

僕は、微妙にクイーン世代とはずれているんだけど、ベスト盤のCD持っていたりするくらいのファンです。

映画の冒頭のSomebody to Loveから涙があふれそうでした。

誰かから愛されているか。誰を愛するのか。そんな問いからスタートしました。

タイトルでもあり楽曲のであるボヘミアンラプソティ。

このオープニングがとても哲学的なのです。

Is this the real life?
Is this just fantasy?

これは現実なのか?それとも空想なのか?

と、人間の認知とは何かを問いかけてきます。

Open your eyes
Look up to the skies and see

目を開いて、空を見上げてごらん。

と、よく今ここで起きている現実を見ろと言ってきます。

Anyway the wind blows, doesn’t really matter to me, to me

風が吹いている。

と、行く川の流れは絶えずして・・・と世の中は常に変化していく無常を問いかけていきます。

僕のメンターであるゴードンから「本当の現実とは何か?」と問いかけてくるワークを4日間受けたことがあります。

そこでの理解は「現実は人の数だけあり、すべてが幻想である」ということ。

真実は自分の中にしかない。それは相手の真実ではないかもしれない。

衝撃を受けたことを思い出しました。

フレディって彼の人生を通じて多くのことを突き詰めていった人ではないかなと。

僕は誰もがマイノリティだと思っています。

わかりやすいマイノリティの人もいれば、わかりずらいマイノリティの人もいる。

僕は、本当の問題は、このわかりずらいマイノリティにあると思うのです。

実際に生きづらさを感じている人は、いわゆる普通の人たちです。

特別な人だったり、特種な人の問題だけではないということです。

映画ではセクシャリティとして表現されています。

セクシャリティのテーマは、僕のメンターであるダニエルから教わったことは、ボディタイプ、ジェンダー、性的好みがテーマになります。

ボディタイプは、体の構造です。それによる性別。

ジェンダーは、考え方の問題。常識とかステレオタイプ、思い込みや信じ込み。

性的好みは、何が好きかという個人の好みの問題。好きな食べ物は何?と同じことです。

セクシャリティの問題って、とてもデリケートであり複雑です。

関係性の中でも男女関係がややこしいのはセクシャリティが関係しているから。

また、もうひとつややこしい関係性もあります。

それは親子関係です。

これも複雑な問題です。

セクシャリティや親子関係を超えるのは、フレディも言っていた「フレンド」です。

自分で選んだ人が友人です。

正確にいうと映画ではセクシャリティが入っていたんだけどね。友人にセクシャリティが入ったものが恋人です。今はこれには目をつぶります。

フレンド・・・友人ってとても大切なんです。

なぜなら意識的に選べるから。

学生時代は選べない人も多かったかもしれません。

大人になってもしがらみに囚われている人は、本当の友人って何だと思っている人もいるかもしれません。

友人は選べるのです。

付き合うのも別れるのも自由です。

ライブで自分の居場所を見つけたフレディ。

彼にとって観客もフレンドだったのでしょう。

ライブの最後には、Don’t stop me nowです。

さらにその後に、show must go on。

ショーはスタートしたら終わるまで続けるべきなのです。

この世に生まれたら死ぬまで、死ぬまで続けるしかないのです。

コンプレックスはあるかもしれません。それでも・・・

人を愛することはもちろん、物も愛し、行動も愛することが大切です。

つまり、自分が好きな人やことやものに囲まれているということ。

それを追求するのが人生というものなのだと映画から学びました。

ボヘミアンラプソディ。これは映画館で見たもらいたい映画です。

音響がいいところで、良い席で見るのがオススメ。ど真ん中の席がいいです。

自分の好きを再発見したい人は
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体感するために人は生まれてきた!

最近映画館で見た映画は、バーフバリとグレイテスト・ショーマン。

どちらも素晴らしい映画で、これからの時代を占いようなそんな映画でした。

この共通点は何でしょうか?

 

メンタルトレーナー上田正敏です。

どちらもミュージカルです。

歌と踊りが随所にちりばめられています。

 

映画館の音響がとても素晴らしく、歌が体に響きます。

大スクリーンで踊る姿を見ていると、迫力に圧倒されます。

生命の動きは無意識で感じることがたくさんあります。

 

映画もストーリーやらセリフやらを追いかけていくようなものは、DVDやネットでリビングで見るのにいいですね。

なんならiPhoneやiPadで見るのもいいです。

アメリカのシリーズもののテレビドラマは家のテレビで見やすいように作られているそうです。

 

映画館で何を見るべきかを選ぶ時代が来ているのです。

 

演劇などライブで見るもの、映画館のようにデジタルでライブでみるもの、家で自由な時にみるもの、スマホで移動時間にみるもの。

アートやエンターテーメントの表現方法が増えていますね。

料金もまちまちです。

 

バーフバリやグレイテスト・ショーマンを見て、昔の映画は終わったなと感じました。

スターウォーズなんかも子供の頃は夢中になっていたけれど、今の時代に映画のスクリーンには似合わない作品になっています。

スマホで100円で見ればいいかと思ってしまいます。

昔のワクワク感を思い出すノスタルジーに浸りたい時にはピッタリです。

エピソード9までは見ると決めているから。

 

いつでも時代は動いています。

それに人は影響を受けています。

若いうちは自然に時代の流れを受け入れています。

大人になって成熟してくると新しいものに反感を感じようになります。

やっぱり時代を味わうことも重要だと思うのです。

今を生きているからね。

 

エンターテイメントは表現という手法の時代の流れに敏感です。

アートもさらに深い人間性を表す時代の流れに敏感です。

 

バーフバリやグレイテスト・ショーマンは、映画館で見たい映画です。

音響がよい大スクリーンでみることで感じることがありますから。

 

自然から受け取るもの、文化から受け取るもの。

どちらも必要だと感じる今日この頃です。

 

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