今年は梅雨が明けるのが早いですね。
雨もそんなには降らなかったような気もします。
気温が上がり、太陽の光を浴びて、風に吹かれるとアデニウムの葉っぱが育ちますね。
微妙に茎も太ってきているかも。先月と比べるとわかります。
特に手前から5番目の緑レンジャー君が脇芽もでてきてすごいです。
約3週間で同じアングルと撮ろうとすると写真に納まらないくらいに成長しています。
うちのアデニウム・アラビカムは全国にいる兄弟たちと比べると育ちが良い方みたい。
育て主に似たのか太っちょなんです(笑)
その考察をしてみたいと思います。
アデニウム・アラビカムは、砂漠に咲く花です。乾燥と暑さを好む植物です。
土は、ヤシガラ土とひゅうが土のブレンド比が4:6で、排水性重視です。
観葉植物の土は、栄養素が多く保水性も良いので根腐れする場合もあるようです。
うちの場合は、保水性をなくして、その代わりに真夏だと3日に1回くらい、真冬でも10日間に1回程度で温かくなる10時くらいに鉢底から水がちゃんとでるまでたっぷりと水やりにしていました。冬眠はしていなかったと思います。
今年の真夏は様子をみながら毎日の1日置きに、水やりをやってみようかなと。成長期は水を欲しがるという話を聞いたもので。
基本的に肥料はいらないという話でした。
アデニウムが 生息するイエメンは砂漠なんです。土というよりも岩や砂地に生えているから土に養分がなくても育つみたいなんです。
で、想像したのです。砂漠に生えているアデニウムを。
夜はちょっと冷え込んだりもしたり、朝は夜露でちょっとだけ水分を補給したり、昼間は暑い太陽の中で風に吹かれて気持ちよさそうにしていたり。そうしたら、動物がトコトコ側にやってきて、シャーッとアデニウムに栄養を与えたのです。
これは肥料がいるなと(笑)
ブレンドしている日向土を調べていたら、永田農法にはこの土を使うというではないですか。
永田農法とは、土は肥えていなくてよく、むしろ栄養がないほうがいい。そして水を極力少なくして必要な栄養素だけが入っている液肥を与えるスパルタ農法なんです。そうして野菜が本来持っている野生の力を発揮している永田農法の野菜って美味しいんですよ。
砂漠ってスパルタでしょ、きっとピッタリじゃないかなって思ったんです。
アデニウムは食用じゃないけどね。(笑)
で、永田農法で使う液肥を月に1回程度与えています。
基本は、住友液肥1号 葉もの用を与えて、秋には茎が太るために住友液肥2号 実もの根もの用を与えました。
夏は葉っぱを伸ばし栄養を作り、秋に越冬のために根が太るのではないかという予想から肥料を変えて与えています。
鉢もなんでもいいそうなので、たまたま家にあったものを使ったのですが、調べてみたら根の育ちが良さそうなものでした。
鉢はプレステラ 105というもので、スリット鉢と呼ばれるもので「根の旋回(ルーピング)が激減し中心部に多く根を作ります。根が酸素に触れるため主根・直根の成長が止まり、細根が多く発生し鉢内で理想的な根の状態が保たれます。」という解説がありました。
来年植え替え予定なので、根がどのように育っているのか楽しみです。
ちなみに鉢のたくさんのスリットが開いているので排水性もバッチリです。
置き場所は、太陽と風が当たるところ。長雨の時には家の中に退避させましたが、数時間の雨の時には軒下に。雨に濡れて気持ち良さそうだったので問題なかったです。むしろ元気になったかも。砂漠といえども雨期はあるようなので。
夏の置き場は、ほぼ1日中、日が当たります。手すりがあるので真昼にちょっと日陰になったりしますが、場所を変えたりしてなるべく日があたるようにしています。
冬の家の中の置き場は6時間くらいかな。日があたるのは。日中は太陽がでていれば温室みたいに温かいリビングです。
砂漠のバラだから太陽と風は大好きみたいですね。できるだけ外にだしてあげたいですね。
自分で仮説を立てて、検証する。これって何事においても大切なことですね。
まぁ、こういうの好きなんですよ(笑)
これからがアデニウムの成長期。楽しみです。
次回はアデニウムの1歳の誕生日に。
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