本気で相談にのっているのか?

elegant women talking in an office

カウンセラーやコーチングをしている人たちの中で、かたくなに「アドバイスをしない」「自分のことを言わない」ということを実践している方がいます。

技術的な面ではそうなのかもしれないのですが、ずっと違和感を感じていました。

その中には、自分の本音がどこでも言えなくなり心を病んでしまう人もいれば、いつも誤魔化してばかりで本音を言わずに信頼されない人もいたりしました。

なんでなんだろう?

僕自身はカウンセリングを学んでいた時に、話を聞かないカウンセラーに出会い衝撃を受けたことを覚えています。自分の話をずっとしているの。でもね、問題が解決したり、癒しが起きたりするんですよね。個性を発揮していいんだなと思ったことを覚えています。

もちろん、その話を聞かないカウンセラーさんは革新的な部分の話は聞いているんですよね。そして、クライアントさんが話がしやすくなるようにカウンセラーさんが話しているというだけだったりもします。話を聞くスタイルの違いですね。でないとプロにはなれないです。

最近の僕のブームはテレビプロデューサーの佐久間宣之さんなんです。関東系の人で話が面白い人なんです。その方がプロデュースしているアイドルの動画で出てきた言葉

「人間対人間で相談にのる」

と言う言葉を聞いて納得したのです。技術は技術でしかないのです。それにとらわれないこと。人間と人間が本気で関わるから変化が起きるのです。

特に心がテーマになっていることは技術よりも愛の要素が強くなると思っています。自分の中にある愛に気づくために技術が必要という側面のほうが強いです。プロセスとして技術にこだわる時期も必要です。ただ技術を手放すことも大切になる時がくるのです。最後に残るのはアンパンマンも言っていた愛と勇気だけなのかもしれません。

本気でクライアントさんと向き合うこと。正直であること。人間対人間なんだよなぁ。

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潜在意識を探り、過去を癒し、今の行動を変え、理想の未来を手にいれます
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自分が持つ「好き」を見つけて、それを仕事、伴侶、趣味に応用し、自分らしくなるためのワークショップ。
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日々ゴキゲンでいるために自然の中でマインドフルネス状態になることで心身を整えます。ハンモックの心地よさが評判です。
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火熾しと凌流パッキング術を学ぶに参加してきた

1年ぶりにaxesquinさん主催のシノギング講座に参加してきました。自分自身をアップデートするためにも時々新しい知見を増やしていくためです。

駅前はアースディイベントで激混み。GWとかどうなるんだろう?

パッキング講座

集合したら高尾599ミュージアム前広場に移動。ここで地味にパッキング講座です。これが良かったんです。みなさんのバックパックを例に見ることができるのが良いです。バックパックの思想や元気を理解していので機能を使えていない事象が起きるんですよね。

今回のイベントは実践的ということで事前に課題がありました。

【当日パッキング想定】
・バリエーションルート
・1泊(水分含む。宿泊装備はテント、シェルター、タープ、ハンモック、何でもOKです)

バリエーションルートとは、いわゆる登山道ではない道です。地図に載っていないし、場合によっては獣道や道がない場合もあります。地形図や地形を頼りに歩く方法です。これが冒険しているみたいで楽しいのです。山を散々やって来た人たちがたどり着く遊び方とも言われています。

山の中で泊まる装備は、宿泊道具と食料と水で量も重さも増えていきます。自分が持てるだけの荷物でなんとかするのは究極のミニマリストの体験でもあるんですよね。何が必要で何がいらないのか。選択するのが面白いのです。

実際にバックパックから荷物を全部だして、詰め直す作業をして、使用前使用後を確かめる作業をしました。

解剖学的には、体の重心は仙骨の内側で第二仙椎の中心部分にあるとされています。いわゆる丹田ですね。

そして重心を上下にわけて考えます。上半身の重心は胸椎の7から9番くらいのところ。つまりみぞおちの奥ですね。下半身の重心は大腿1/2と近位1/3の中点。つまり、ふとももの中心よりちょっと上。臨床的にはアバウトで大丈夫。骨格も筋肉も違うので対感覚で覚えておくといいでしょう。

上半身の重心は肩甲骨かみぞおち、下半身はふともも。そして体全体では丹田です。

歩荷の人やトレランの人を見ていると上半身で荷物を持っています。そして荷物の重心が丹田の真上になるようにしています。人間の重心の上に荷物の重心をのせるイメージです。肩で荷物を持つ感じなのです。

80年代にバックパックが進化する時に腰荷重が大事だと言われはじめたんだけど、これは20kg以上の思い荷物を持つときに重要な考え方です。ただ登山道具が軽くなっている現代では、バックパックの基本思想は肩荷重に変わってきているらしいのです。考え方のアップデートですね。

数年前に金沢に家族旅行をした時に、たまたま入った喫茶店で山と道がポップアップストアをやっていたんです。その時にMINI2を背負わしてもらい、「肩甲骨で持つことで腰が自由になって歩くのが楽しくなるんですよ」という話を聞いたのです。この偶然の出会いが登山に復活したキッカケだったんですよね。mini2ではなくThreeを買ってしまったのでMINIいまだに欲しかったりします。山と道のバックパックは人気がありすぎてお洒落で背負っている人が多く、機能を活用していない人が多いのがモッタイナイ。

話が長くなりました。簡単に結論を書くと、、、

バックパックの上のほうに重いものを詰める。食料や水を上のほうに、さらに人体に近い方に詰めるというということです。サイドポケットやフロントポケットに水を入れている人はバックパックの中に入れた方が楽に背負えます。バックパックの下には寝袋みたいな軽くてふわふわしたものを袋に入れずにそのまま詰める。なぜなら荷物の形が変わった方がパッキングがうまくいくからです。

あぁ、言葉で書くと難しい。図にしてみました。

これでもわかりずらいですね。これ実体験するとすぐにわかります。なので感覚的にわかるイベント参加オススメです。凌のイベントでは実践的なことだけ教えてくれるのでとても良いです。

そういえば、シノギングでは、アルトラよりもイノヴェイトのほうが向いているという話がでた。理由は足幅が狭くフィット感が高いのでトラバースの時に有利という理由。登山道では関係ない話。

火起こし講座

それから山に入ってバリエーションルートを歩きとある支尾根に。そう、誰にも会わないマイナーな場所にいきます。

森勝さんの火起こし講座がスタート。エンバーリット型と2次燃焼型のネイチャーストーブでの火起こし方法を学びました。

火起こしの一番のコツは、乾いた燃えやすい薪を集めることです。そのためには落ちていない木に引っかかっている枝を使うことです。火起こしには楊子からマッチ棒くらいの太さで質量があり、パキッと乾いた音で折れる薪をエリートと呼んでました。

もうひとつのコツは、炉を温めるという考え方です。火吹き棒などで空気を送り込むことは炉を冷やす行為なのでやらないほうがいいです。逆に手などで風が入らないように熱をこもらせることが大切です。そうすると熱がある臨界点を超えるときれいに燃えてくれます。

あと面白かった話は、個体、液体、気体の話。一番危ない燃料は、アルコールやガソリンなどの液体燃料です。こぼして燃え広がるので大変です。ガスは空気がないと燃えないのである意味安全だと。固形燃料や木などの個体が燃料としては一番安全なのだと。熱と空気がないと燃えないからです。焚き火が危ないという人は火を扱っていない人の可能性が大とのことです。知らない人がネットで燃やすという、、、違う燃え方をするということらしいです。

炉に熱をこめることで個体が液体に変わり気体に変わっていくイメージを持つことが大事だそうです。理科で習った燃焼を思い出しましょう。炭素が酸素と結びつくと燃焼するのです。その時に熱と光をだしてくれる原理を使っています。まぁ、そんな原理を知らずとも洞窟の時代の人たちは火を使って体をあたためたりご飯を作ったりしたからいいのだけれど、理屈を知っていると色々と応用しやすくなります。

参加者の中にjindaimountainworksのハンモックとタープを持っていて、エイリアンループを使っている人がいたので教えてもらったことが役立ちました。タープを注文してるので到待が楽しみです。このシステムもそのうちに動画にしてみよう。

そして、沢筋に降りて各自が火起こしチャレンジ。あえてエリート薪ではなく沢筋のマキで、マッチ1本でつけました。コットンも着火剤も使わず、薪とマッチだけチャレンジ。火をなんとか育てることができ、うまくいきました。風があるとか薪の湿り具合とか条件が変わるのでいつでもどこでも火起こしはできるようになりたいですね。この動画も更新しよう。

最後まで油断すべからず

で、ここからの帰り道で、なんと派手に転びました。ちょっと滑って、踏ん張ろうとしたら滑って、さらに岩につまずち倒れこみました。大きな絆創膏の傷が2つ、小さな絆創膏の傷が1つ、あと2つほど切り傷が。さらにアオネロというパンツに穴があいてしまった。また修理にださなきゃ。

倒れた時に講師の森勝さんが「あわてないで落ち着いてチェックして」という言葉がけで正気に戻りました。転ぶと恥ずかしいじゃないですか。だから何事もないように素早く立って誤魔化そうしちゃう。そんな時に、ゆっくり自分の体の状態を観察する。「足首の捻挫なし、骨も折れてなさそう、痛いのは両足の脛だけ」と体を観察してからゆっくり立ち上がる。手もちょっと打ち身がありそう。そうだ深呼吸をして落ち着こう。サバイバルではメンタルを整えることが一番重要なんですよね。「落ち着け!」が基本なんです。一人だったらコーヒーでも沸かして飲むところですね。森勝さんの声がけ学びになりました。

アフターシノギングへ

高尾山口駅で解散。その後、セブンイレブンに行きモツ煮とビール買い足し駅に戻る。そして、転んだ傷をじっくり観察して水道水で洗う。最近は消毒はしないほうが良いと聞くので洗うだけ。泥汚れはついていないので水で流すだけにしました。木のベンチに座り、傷を乾かしながらエマージェンシーキットから絆創膏を。できる限りの治療をして、さらに山へ(笑)

せっかく1泊装備で来たからには泊まっていかないとね。この時と同じ考え方だ。

日が暮れる前に別荘地に到着。ハンモック張ってタープを張って薪を調達。早速、今日の復習です。疑問に思ったことも試せて大満足まま眠りにつきました。そして翌朝は4時半からオオルリの鳴き声で起こされるという幸せ。

写真中の「道中安全お守り」は、今回から配られた新しいノベリティグッズでタイベック性です。

学習即復習。大事ですね。ありがとうございました。

オマケ:凌ハンモック

写真はサンプルだから撮らないほうがいいかなぁと満を持して作られた凌の新作ハンモック体験。名前は「ゲッカビジン」になるらしい。生地が2種類あってどちらも発売されるなら悩ましい問題がでてきますね。美しさ、寝心地、座り心地が従来のハンモックと違う工夫をされているのが素晴らしい。買います!早くでないかな。

本家のブログはこちら
https://blog.goo.ne.jp/axesquin/e/afa6bea18a5a23d2a6b09540e9b31315


人見知り、やーめた!

man wearing brown dress shirt holding white fedora hat

だんだん歳を重ねてきたら「私、人見知りなんですよ」ということそのものが恥ずかしいことにように思えてきました。

人見知りなのは当たり前なんです。

人間関係を作ることは本能に組み込まれているものではないと思っています。人に興味を持つことは本能的に組み込まれています。そこから人間関係を作ることは、トライ&エラーで学んでいくものなんです。

他者とつながることは技術だということなんです。

  • 相手の話を聞くこと
  • 相手の良いところを見ること
  • 相手に興味を持つこと。

自分自身のことは聞かれたら話すくらいで良いのではないかと思っています。質問されたことに答えるだけなんです。

あとは1分間自己紹介を作っておくのが良いのかもしれません。これも自分は何が好きで、何をしたいのかを話せばいいのかと。きちんと説明するのではなく話しかけるキッカケができればいいのです。

「人見知りです」ということをやめることは始めましょう。

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お誕生日会のススメ

stacked blue colored gift boxes

クライアントさんのnoteが素晴らしい。

セッション後の生き生きとしている様子がとてもいい感じなんです。

■お誕生日会のススメ
https://note.com/dawndental/n/nb44ed62b8688

淡々と自分のやることをやるということが起きるのです。

ポジティブでもなくネガティブでもなくドラマティックでもない世界。

この感覚って自分の道を歩きはじめた時に起きることだったりします。

自分自身もそれが起きた時の感覚を味わっています。

ありがとうございます。

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春は山でハンモックするのが楽しい季節

久々に夫婦でハンモックしてきました。

高尾山のケーブ駅の見事な桜が病気や老朽化のために伐採されるとのこと。今年でこの桜も見納めということで改めて見たいと思ったのでした。この場の象徴的なシンボルツリーのような存在だったんだけれど、安全管理の視点なんだそうです。もしも国内外から人が集まる高尾山で事故が起きたら大変な問題になってしまうとはいえ、残念です。

ちょっと葉桜ぎみでしたが最後の桜が見れて満足です。10年後、100年後を考えてまた木を植えてもらいたいなぁと思うのでした。

春のせいか鳥がいつもよりもにぎやかです。ウグイスをはじめ様々な鳥がずっと鳴いています。恋の季節だからでしょうか。山はいつもよりもにぎやかでした。

ハンモックでゆったりを寝て心身を整え、関西風すき焼きでお腹を満たし、焚き火で遊び、花を愛て、良き時間をすごしました。

そして、帰りに4月5日にオープンしたての高尾山口駅前の公園へ。川で遊べるような公園で子供たちが喜びそうです。そして、高尾山口駅って人が立ち止まる場所がなかったので、にぎやかな場所になりそうで嬉しいですね。人が集う場所にエネルギーが生まれますから活性化するんじゃないかな。

そして、ベンチに使われていた木は、伐採された大銀杏なのかも!と興奮してしまいました。この公園を作るに時に、たくさんの大木が伐採されてしまいました。残念に思っていたんですよね。こんな形でも残ったことがいいなと思うのです。

今からハンモックシーズン開始ですね。

ハンモックフルネスも募集を開始しています。
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自分を知るには他者の存在が必要なのだ

gray and brown mountain

自分を知るためには何をすればいいでしょうか?

自分自身を深く見つめるのに一人自然の中に入る。これも自分と対話をする方法のひとつなのです。深く自分自身を探っていく時にはとても有効な方法です。

もうひとつ有効な方法は、他者と対話をすることです。人間は群をなす生き物であり、比較をして何かを認識する動物です。なので他者は必要不可欠です。

無意識で群れの中で自分の役割を見つけたり、他人と比べて良いなと思った人をマネをしたりすることもあります。不健全な状態だと、自分の居場所がないと感じたり、他人と優劣を競ったり足をひっぱったりすることがあります。

他者は自分自身を知るために存在すると心理学を学んでいる思ってしまいます。投影といって、自分自身のことを他人の中に見ているという法則があるのです。他人は全部自分だということ。つまり、他人の良いなぁと思っているところは自分の中にあるし、他人の悪いなぁと思っているところも自分の中にあるということです。どうも自分と同じ質ものものしか見えないみたいなのです。

そうはいっても、この投影は相手にも言えることで、自分と他人は違うから対話をすることで違いがわかったり同じことがわかったりと新しい知見が手に入るのです。

この他人は家族や親友ではダメです。お互いがわかりあっているので、いわゆる「会話」になるからです。自分のことを説明しないで済むので必要最低限の言葉のやりとりになります。

そこで必要なのは「対話」です。よくわからないもの同士だから、よく話をよくしないとわかりません。どんな考えや価値観を持っているのかわからないので、最初はぎくしゃくすることもあります。

対話をすることで「あぁ」という気づきが起きやすいのです。他者と対話をすることで違う側面から物事を見ることができるようになるからです。なので、対話はお互いが変わることが起きたりします。これが対話の魅力のひとつだと思います。

ちなみにディベート(討論)は、どちらの意見が正しいのか白黒つけるものです。AというBという意見を戦わせてどちらの意見にするのかを決めるものです。AかBかどちらかになります。

対話はAとBという意見からスタートしても、お互いがCという意見にいきつくものです。これが良い対話と言われています。第三の道が見えて来たりするんですよね。

自分が変わることが前提なのが対話です。

だからこそ、他者の存在が必要なんですよね。自分が変わるためには。

そのためにセッションを提供しているだなぁと思っているのでした。そしてトレーナーの僕自身も変わり続けるということなんですね。

変わりたい人は個人セッションやワークショップに来てくださいね。

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こまばアゴラ劇場サヨナラ公演「S高原から」を観劇してきた

2009年ワークショップデザイナー育成プログラムで演劇と出会い、ご学友と講師に青年団の人がいた関係で、アゴラ劇場はよく行っていました。演劇だったり教育だったり文化だったり様々なことを教えてくれた場がアゴラ劇場でした。感謝しかありません。

色々とあったらしく閉館になるとのことで観劇をしてきました。懐かしさがいっぱいでしたね。観劇後も友人らと語り合い有意義な時間を過ごしました。

好きなモノ・コト・ヒトはいつまでもあると思うな

次のチャンスで良いかと思ってしまうことってありませんか?そうしたら次のチャンスは来ないということがあるんです。僕はどちらかと言えば滑り込みセーフで体験ができたほうです。来年にしようかなとか思わないタイプなんです。今しかないんです。

好きなモノ・コト・ヒトがなくなっちゃうことがあるのです。そうすれば終わりなんですよ。もう2度と体験はできない。永遠に続くものはないのです。

相手側の問題だけでなく自分の問題もあります。健康だったり、興味だったり、環境だったり、自分自身も変わっていきます。それで体験できなくなることもあるのです。誰もが何もが寿命があるのです。

今この瞬間は奇跡でしかないかもしれないんですよね。

なので、今やりたいことは今やれということなんですよね。

身体性は時代により変わり続けるかも

観劇後「俳優の体から発するものが違うんだねぇ」という話を聞きました。さすがは青年団の人たちは上手いなぁと思っていたのだけれど、話を聞いているうちに納得したのです。

今の子たちの死生観は、昭和世代の僕たちと違うのかもしれないということ。

俳優さんたちが演じている死が軽い感じだったんですよね。あとは富裕層向けのサナトリウムが舞台だったと後で知ったのですが富裕層には見えなかったなというのがあったのです。この舞台は以前に見た時と全く別物だったんです。

作・演出は平田オリザさんで変わっていない。ならば俳優さんたちが違うのです。劇場と地域のコミュニティの冒険を観劇した時にも思ったのですが、時代が変わると身体が変わり思考や価値観までもが変わってしまうということなんです。それが演技だったり動きにでてくるのです。例えば、昭和時代のヤンキーのうんこ座りができていなくてシャバ増にしか見えないとかね。青年団の方々は演技がうますぎて気づかなかったんですが、確かに説得力はかけていたのかなと思ったのです。身体が発する情報って実は密度が濃いのかもしれないというのが最近の興味なんですよね。

ということはですね、時代劇も全く再現できていない可能性があるなと思ったのです。誰も知らない世界なんですが、古の動きは現代では再現できないということなんです。あくまで想像の世界でしかないし再現できる肉体も持ち合わせていないということですね。

やっぱり身体は面白いな。探求のしがいがある。

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パントマイム・インプロビゼーション・ワークショップに参加してきた

もう10年以上前のことでしょうか。パントマイムを学びに行ったことがあります。ルコック系の緊急クラウンのワークショップの延長だったか、ビジネスに表現が必要だと思ったか、クライアントさんがマイムを学んでいて感動したのか、初心者集中講座なるものに参加して作品を作ったことを覚えています。自分を表現するって一種のセラピー的な要素があるんですよね。

武道とパントマイム、気配とコミュニケーション、聴く力と共に創る力というようなキーワードに惹かれたのです。それでポチッと参加してきました。

参加者はTOKYOマイムシティの生徒さんたち。その中に混ぜてもらった感じです。みなさん個性的なキャラをお持ちで、クラウンのような人たちでした。

体を動かし、気を感じるワークからスタート。ゆっくり場になじんでいきました。

辻斬りのようなワークが面白かったんです。2人がお互いに近づいていき、一人が相手を切り付ける。もう一人が大袈裟に切られてるようなことをしました。気配を消して切るって難しいですね。最初から切るぞ感があったり、ただの怪しい人になってしまったり、いわゆる普通が一番難しいのかもしれません。そういえばトムクルーズも暗殺者の役をやる時に気配を消す練習をしていたと言ってたな。スターは気配をだしまくりですから。

さらに、一人が全員を切るようなこともしました。これが気持ちよかった。倫理観が現代とは違うお犬様以前の世界では当たり前のように辻斬りは行われていたのかもしれないと思ったのでした。あの感覚は不思議なものです。

2人で何かで遊ぶというようなワークもしました。例えば、ボールで遊ぶ。もちろん本物のボールは使わずに演技でボールを共有しあいます。大きさ、重さ、質感、弾み方など2人で共有するのが難しい。バレーボールがソフトボールになったり大玉になったりしちゃうんです。現実の世界ではなくファンタジーの世界になってしまうんです。こうなるとつまらなくなっちゃうんですよね。絵本の世界では面白いのかもしれないんだけど、パントマイムとなると何かわけがわからなくなってしまう。イメージの共有がぶち壊されるとただの怪しい動きをしている人たちになってしまうんですね。

僕にもあるんだけど「パントマイムってこういうものでしょう」という思い込みがあるのです。例えば、壁を表現する時には手をペタペタするとか、大袈裟に口をあけると笑っているとか、ほっぺをふくらませれば怒っているとか。記号になってしまっているのです。これ記号を理解している人には伝わるんだけど他の人には伝わらないのです。日本語と英語との違いくらい。また、外国に言ってカフェとかで本気で日本語で伝えるとなぜか伝わるみたいなことってありますよね。これが非言語の極地みたいなことあるのです。

そういえば、昔にクラウンのワークショップで大道芸で賞を受賞している人が参加していたんだけど、その人の演技がつまらなかったのです。その時に言われていたのは、技術でやらないこと。ちゃんと感じて演技することが大事なんだと言っていたな。鴻上さんのワークショップでも良い役者さんは感情と思考の両方が使える人と言っていた。感情は感じていること、思考は技術のことです。

最後にモノを渡すというワークをやりました。例えばコップを渡したり、ボールを渡したり。これ時間をかけてお互いにモノを共有し合い渡すのです。共有ができなければ拒否したりも。普通にモノを渡すのとは違って何倍もの時間がかかるし、集中力もハンパないのです。お互いに何かがつながった時にはじめて受け渡す。この一瞬に何かつながりが見えて来たのです。相手に伝わったなという感じがあるのです。さらにその感覚は見ている観客にも伝わるのです。この一瞬の感覚の共有がコミュニケーションの極意なんでしょうね。

言葉ではない身体で伝えるって何倍も難しい。ただ伝わる情報量は無限になりますね。

現代社会は効率重視で頭ではわかっている人は多いんだけど、身体レベルに落とし込むのにはものすごく時間がかかります。わかった気になることとできるようになることは雲泥の差があるのです。

今回の学びは丁寧に生きることかな。よく観察すること、丁寧にモノに触れること、無意識にやらないことです。意識的に自分自身と対象物に関わるということ。対象物はモノもあればヒトの場合もある。さらにはその空間も感じること。室内かもしれないし、さらには社会だったり地球だったり宇宙だったりするかもしれない。意識の輪も意識したいものです。

密度が濃い生き方になりそうです。

主催のシスター、講師の伊熊仁美さん、参加者の皆様、ありがとうございました。

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好きで情報を発信しているか?

photo of a turtle swimming underwater

ここ数年でネットで有意義な情報が探せなくなっているという。ネットに上がっている情報量が指数関数的に爆発しているように増えているからだ。

ネット歴が30年くらいあったりします。それこそ電話線で「ピーヒョロロー」と謎な音が鳴っている時からやっていました。

その頃は人数も少なく濃い人たちと情報で溢れていました。ワクワクしていることを思い出しています。

今、好きで情報を発信している人たちに出会うことは貴重になりました。なぜなら情報を発信している動機が変わったからです。例えばアフェリエイトとか。アフェリエイトも以前なら好きでやっている人たちも多かったんだけど、そうでない人がほとんどになってしまったと思っています。

有意義な情報って、好きでやりはじめて、できるようになって、ライフワークと言われるように一生をかけてその分野を極めたいと思っている人が発信しているものだと思っています。

それはアマチュアでもプロフェッショナルでも同じことだと思っています。

今はネットでキッカケを作って、実際にその人に会うことが重要なのかもしれないと思っています。オンラインよりもオフラインですね。

最後はやっぱり口コミに戻るんじゃないかと思っています。それも誰とつながっているのかが大事になったりしますね。やはり友人や知人は重要でね。

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対人支援系の人たちは本音を話さない

best friends speaking at table with cups of coffee

対人支援系、つまりカウンセラーやコーチに限らず、ケアをしたり相談に乗る人たちって本音を話さないことが癖になっている人が多いんですよね。

「これについて、どう思いますか?」
「あなたは、どう思うの?」

という質問返しをしたり

「これについて、どう思いますか?」
「どうなんでしょうね?」

と話をはぐらかしたりするのです。

これがカウンセリングの現場ならそれでもいいのです。そんな場ではなくても本音を見せないことがあるんですよね。本当に心から思っていることは何だろうなぁと僕は思いを巡らせてしまいます。

本音を言わない人は、心優しい人が多いのだけれど、言いたいことを言わないことで元気が奪われていくことがあるんですよね。

うちに相談しに来てくれたらいいなぁと思って見守っています。

安心して本音を話せる場所って人には必要なのです。心の中でどんなことを思っていてもいいのです。それに良いも悪いもありません。本音って誰にでもあるものですから。

その逆に建前っていうのがあるんだけど、建前は本来、社会活動をするために必要な技術です。円滑に物事を進めるために必要な場合もあるのです。

ただ、建前だけではどうにもならないことがあるので、それで問題が起きることがあるのです。体に不調がでる人もいれば、心に不調が出る人もいます。建前ってある種の嘘ですから。ずっと嘘をついているうちに本音がわからなくなり、自分自身がわからなくなるのです。

本音を話せる場所、本音を話せる人は、対人支援の仕事をしている人に必要不可欠です。

本音で生きる生き方もありますが、まずは安心なところで本音を話しましょう。

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