ここまでわかった催眠の世界 裸の王様が教えるゾーンの入り方

催眠の世界

人生の先輩として尊敬している萩原優先生から著書をいただく。

ここまでわかった催眠の世界 裸の王様が教えるゾーンの入り方

先生は医師であり催眠療法の専門家。
スリーインワンを教えていた頃に学びに来てくれていた。
医師としての視点を持ちながら、身体と精神の関係という目に見えない世界に関心を持っておられた。
その後、サイモントン療法から催眠療法の深淵に触れ、現在は著書までだすほどに。

いただいた本は、理学博士と医学博士の対話が興味深く、あっという間に読み終わった。
なぜなら、僕の歩んできた歴史そのものだったからだ。

大学は電子工学科を選択。
電磁気学から量子力学まで目に見えない物理の世界に魅せられていた。
大学院時代は、脳科学を工学に応用する研究室で、神経情報工学について学んだ。
企業の研究所に就職するも心理セラピストとして起業した。

僕が最初に学んだ心理セラピーは、脳科学をベースにボディ・マインド・スピリットを統合することを目的としていた。
科学・哲学・芸術的なアプローチで人間を探究する面白さを知った。

セラピストになるために大事なことは、技術を学ぶことはもちろん、その技術を使って自分と向き合う作業が一番大切。
自分を知らなければ、他者を知ることはできないし、癒すこともできない。
セラピストの意識がとても大切なのだ。

本書に書かれていた量子力学のことで説明がつく。
誰が見ているかで現象が変わるからだ。
セラピストとクライアントの関係性で、起きることが変わるのだ。
誰に受けるかが重要なのであり、人が変われば癒されるアプローチは変わるのだ。

萩原先生は言う「あなたの考えの99%はあなたの考えではなく、他人から受け取ったものですよ」。
それに対して保江先生は「くりこみ理論」だと答える。さらに「人間の自我というものは、過去から現在に至るまでの、周囲からのすべての働きかけがくりこまれたものである。」と

科学的な視点からの洞察が刺激的だ。

もちろん、これらは証明されたわけではない。
まだ、未知な部分だ。エビデンスはない。

そのことに関しても、直感が重要ではないか言われている。
現象を見て、人間が直感的に判断し、証明していくのだ。
科学はそうやって発展してきた。

理論があって現実を作っているのではなく、現実から理論を導くしかないのだ。
その理論は新しく変わることもある。すべては仮説であるというのが科学のひとつの側面なのだ。

二人の博士が潜在意識という心の深淵を科学的なアプローチで探っていく。
この二人の対話が、僕が経験してきた物語のすべてであると悟った。

催眠という言葉に手垢がつきすぎていて、眉唾物になっている。
「コンタクト」という言葉はどうであろうかという話がでてくる。

映画コンタクトメッセージにも関係してきます。
SFってサイエンス・フィクションの略、科学の理論を元に物語を作っています。
科学が人類にどのような影響を与えるかの仮説してみると面白いんです。

自分とコンタクトする。相手とコンタクトする。何かにコンタクトする。
この「コンタクト」は催眠療法でやろうとしていることをズバリと表している。

人間の心の仕組みを科学的にアプローチで知りたい方にオススメです。

ちなみにamazonで書評を書いているのでそれも参考に
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ワクチン接種2回目に付き添った

父のワクチン接種の2回目に付き添った。
前回に続いて感想を残しておきたくて書いておく。

ワクチンについて色々と言われていますが、僕は個人の選択をだと思っています。
打つのも打たないのも本人が選べば良いこと。
どちらも正しいことだと思っています。

そんなことを思っていたら厚労省がこんなコメントをだしました。

【ご注意ください】
・国内外で、注意深く調査が行われていますが、ワクチン接種が原因で、何らかの病気による死亡者が増えるという知見は得られていません。
・海外の調査によれば、接種を受けた方に、流産は増えていません。
・接種後の死亡と、接種を原因とする死亡は全く意味が異なります。接種後の死亡にはワクチンとは無関係に発生するものを含むにもかかわらず、誤って、接種を原因とする死亡として、SNSやビラなどに記載されている例があります。
・厚生労働省では、医師から副反応を疑って報告された事例を、透明性をもって全て公開しています。詳しくはこのページをご覧ください。

新型コロナワクチンの副反応疑い報告について

何を信じるかもその人の選択ですが、一次情報として厚生労働省の見解は知っておくと良いでしょう。

さて、当日です。
二回目ともなると余裕があります。
ちなみに、実家は東京都武蔵野市です。

今回もタクシーで会場に向かいます。
アプリのタクシーGOを使い、「AI予約」ではく「今すぐ呼ぶ」でタクシーを頼む。
数分でタクシーがやってくるので便利です。

会場についたらボランティアみたいな人が案内をしてくれます。
消毒をして検温をしてというところで、
おじさんに「付き添いの人も検温をしてください」と言われてキレてしまいました。
「検温したよ。見てなかったのか(怒)」と。
いやいや、コロナのストレスが溜まっていますね。
アドラー心理学が言うところでは、怒りたいから怒るんですよね。
ストレス発散したいんだよなぁと思ったのでした。おじさん怒ってゴメンね。

接種場所は市の体育館のアリーナ。

前回は、時間前に来ちゃう人が多かったので控え室がちょっとしたパニック状態に。
今回は、1つしかなかった控え室が3つに増えていました。
ちょっとした改善がされていました。

他の市町村で行われている高齢者がイスに座ったまま、医師やスタッフが動くシステムにはなっていなかったです。
とにかくスタッフが多かったという印象です。
それで接種前に作ったシステムを運用しようということなのかな。

一回目のようなピリピリした雰囲気はなく受付が行われ、問診票がチェックされ、医師の診断を受け、接種、受けた後の説明、副反応をみるための待機とスムーズに終わりました。
会場に入ってから出るまでに30分というところでしょうか。

うちの父と「タクシーも役所もサービスが変わったよね。昭和はやってやっているんだ感が強かったよね」と話していたら、帰りのタクシーが・・・

ぶっきらぼうだし、目的地もわかってなかったし、家の前にタクシーをつけてもらいたいと頼んだら嫌そうだったし、支払いも現金でもらおうとしたし、とにかく横柄だったんです。

懐かしい(笑)

これぞ昭和の接客でした。
ぶっきらぼうで親切なら良いんだけど、ぶっきらぼうで不親切。
アプリで「不満」とアンケートを。
家に帰ってから珍しいねと父と会話が盛り上がったのでした。

きっとこの出来事も良い思い出になるんだろうな。

初めてのことは混乱がつきもの。
だんだんと良きシステムとなりワクチン接種も効率的になっていくでしょう。
普通に外出ができ、普通に働ける世界が来ますように。

市役所の人たち、医療関係者の方々、ボランティアのみなさま、ありがとうございました。


自分のソースを知る人生と知らない人生

ソースとは源のこと。自分自身の源泉のことです。

自分が持って生まれた欲求だったり、潜在意識だったり、魂と呼ばれるものかもしれません。
その人が持って生まれた自然な思考だったり感情だったり行動でもあります。
ソースとはその人自身であり、唯一無二のものでもあります。

もう20年くらいソースを見つけたり、使ったりするためのワークショップを開催しています。
それで気づいたことがあるんですが、ソース知る前の人生とソースを知った後の人生が変わるということなんです。

もちろん共通言語ができるということもあるでしょう。
それ以上にワークショップを受けられた方が変わるのです。

  • 自分のソースとは何か?
  • ソースを中心として生き方を邪魔しているものは何か?

この2つに気づくことで人は変わります。

自分のソースだと思っていたことが違ったり、意外なものを大切にしていたことがわかったりするのです。

そして、自分ではない他者のソースを信じ込んでいたことに気付いたりもするのです。

色々と試しましtが、一番伝わる方法がワークショップです。
知識だけでなく、言語にならないことを伝えることが重要だからでしょうか。
言葉にすればノリみたいなものです。

「自分らしく生きたい」と思っている人たちに伝えるにはどうしたらいいのか。
ソースを生きている仲間を増やしていくにはどうしたらいいのか。

そんなことを最近考えています。
だって、そうなったら世の中がもっと楽しくなるから。

ソースを生きることで、ゴキゲンな人が増えていけば世界は平和になるし、あんなふうになりたいと子供たちが憧れる人が増えたら未来にも希望が持てます。

ソースのメタファーでもある「ワクワク」という身体感覚はSDGsのように持続可能なんです。

コツコツと仲間を増やしていきましょう。

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引越しのストレスを下げる方法

引越しをしました。
この引越しがなかなかに大変でした。

  • 物を捨てる
  • 引越しの手続き
  • 新居での暮らし方

この3つが三大ストレスになるのでした。

物を捨てる

長年住んでいると物が増えていきます。
収納スペースがあるだけ物が増えていきます。人が住む家なのか、物を置くための家なのかわからなくなっていきます。

なぜ、物が捨てられないのか?

物には思い出があるからです。
物に感情と記憶が結びついているから。

感情が客観的にいるものなのかいらないものなのか区別をすることを難しくしています。
だからこそ、この物と感情を区別するための専門家がいるわけです。
クライアントさんからいただくテーマに物が捨てられないというものは少なからずあります。

物を捨てる極意は、未来の自分に相応しいかどうか?

過去と今に相応しいもので家の中はあふれています。
今もすぐに過去になりますから、過去の自分の履歴が家の中にあるのです。
それは自分を応援してくれるものだったり、持っていることで自信になってきたことかもしれません。

でも、未来の自分に相応しいものか?という視点で見てもらいたいのです。

それが片付けの極意です。

引越しの手続き

いろんなことが自由化になって安くなって良いなと思っていました。
そしたら、いろんなことが複雑になっててんてこ舞いを踊りました。

昔の引っ越しは、水道は水道会社、ガスはガス会社、電気は電力会社、電話はNTTに連絡すればOKでした。
ラストワンマイルの部分は今までの大企業がインフラを持っていますが、契約の窓口が違うんですね。

今、電気メーターも変わって、遠隔で電気の開通ができます。
「あいつむかつくから」と今すぐに電気を止めることができます。
(技術的にはできるけれどやらないですよね)

内見の時には電気がついたので、鍵をもらって家に入ったら電気がつかない!
引っ越し予定日に開通予定にしていたので、これは故障かと思って電気会社に連絡。
うちではわからないという回答。よくよく調べたらガス会社と電気の契約を結んでいました。
ガス会社に連絡しないと電気会社はわからないということなんです。
つまりデータの共有はされていないということなんですよね。

昔の当たり前の知識でいると今の問題は解決できないのです。

自分の思い込みを外すことが大切になります。
そして、違うことをしているので自分の失敗に寛容になることが重要です。
失敗をするということは、新しいことをやるから起きることだから。
自分をねぎらい褒めることが重要です。

ネット回線

さらにインフラといえば、ネット回線の問題がとても大きいです。
こんなにもネットが不便になっているとは夢にも思いませんでした。

今は光が当たり前で、パソコン、スマホやゲームは早い回線でつながっているのが当たり前でシステムが構築されています。
電話回線だとかISDNだとかフレッツだとか過去の産物です。
キロでもなくメガでもなくギガの時代です。
1000倍の1000倍で、この20年で100万倍も速さになっています。

しかもどこの業者に連絡しても現場をみなければわからないという回答。
docomo光が入っているらしいのですが、docomoに連絡するためにはdocomo携帯と契約しなければできなかったり。

違う業者の光回線をいれようとしたら1ヶ月半待ちなんです。
レンタルWifiは無制限なんだけど1日の使用料の限界が5Gなんです。
楽勝だと思っていたらすぐに限界を突破されました。
回線が開通したらむちゃくちゃ快適になることを期待しています。

どうもいろいろとやっていると持ち家の人たちにとってはなんの問題もないことばかり。
引越しをする人たちにとっては苦難が待ち受けとるとは思いもよらないものでした。
gigaスクール構想もネットでネックになっているということがよくわかりました。

自分には関係ないニュースだと思っていたことが、自分の問題となって降りかかってくることがあるんですね。

マイノリティに優しい社会にならないと住みやすい世の中にはならないと確信しました。

ネットインフラも国家事業にしてもらいたいな。野良Wifiがあちこちにあれば・・・
ついでに電柱の地中下も。

新居での暮らし方

新しい家は、見るのと住むのでは大違い。
その違いがストレスになります。

未来の自分に相応しい家にしていくこと。
環境という器を作って、自分という中身を育てること。

新しい自分のテーマが決まるとスムーズになります。

新しい価値観を作っていくということなんです。
自分の中に眠っていた潜在的な欲求を知ることが大事ですね。

さて、夫婦でセッションするか。

引越しのストレスを解消して、未来の自分に相応しい暮らしをしたい方を個人セッションでサポートします。

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アデニウムはとうとう一株に…

アデニウムはとうとう一株になりました。
教訓は東京でも軒下では、寒さで株が痛んで枯れてしまうということ。
今年も大丈夫かとほっておいてみたらダメでした。

越冬は室内が基本ですね。

2020年秋のアデニウムの様子

時間をちょっと巻き戻します。
昨年の秋にアデニウムの根っこの異常を発見して処置しました。

2020年10月撮影

ちょっと怪しいかなという状態でした。
パッと見ではわからないので根っこを抜きます。

2020年10月撮影

見るだけでなく触ってみるのが大事なのがアデニウムの診断。
視診、触診は医療の基本です。

根っこがスカスカになっています。

ダメになった根っこを取り除いて殺菌します。

2020年10月撮影

さらに観察するとこの奥の根っこもダメになっていました。
ブヨブヨとかスカスカだったら安心安全のために外科的に取り除きます。

2020年10月撮影

そして、冬が来るまで軒下に吊るしておきました。

2020年10月撮影

それから、日向土100%に植えました。
乾燥した空気に触れているよりも乾燥した土に触れている方が良いと思ったからです。
これで越冬させました。もちろん、水は与えずに。

今回、使った道具はこんな感じです。

2020年10月撮影

越冬したアデニウム

で、越冬した写真はこちらになります。

2021年5月撮影

水分が蒸発したせいか幹にシワが寄ってます。

4月に入ってくらいから、水を週1であげて様子をみていました。
越冬で丸坊主になっていたのが葉っぱがでてきました。
これは完全復活したとみて良いですね。

で、もう一株。

2021年5月撮影
2021年5月撮影

アカレンジャー君は痛みが激しく、なんの処置もしないことにしました。
株が大きくなると痛むと復帰が難しいですね。
茶色になっているところはブヨブヨしています。

今までありがとう。

2021年春のアデニウム

で、今現在の残っている株は、ふーちゃんと名付けた子のみになりました。

2021年6月撮影

手術したところが湿らないように浅めに植えています。
なんだか奥に緑の健康な肌が見えているような。

2021年6月撮影

株の真ん中くらいまで何もないんですよね。
ここも空気をあてるようにしています。
傷が塞がって根がでてくるでしょうか。

2021年6月撮影

なんだか元気になっていますね。
青々と新緑が芽吹いています。

毎日、水をあげながら観察していきますね。
この子は大事にしていこう。

地味に人気のあるアデニウムの記事。
次回は、8月にアップ予定です。

■ 他のアデニウムの記事は

実生アデニウム・アラビカム(砂漠のバラ)インデックス」へ


リーダーシップに大切なひとつのこと

リーダーとはなんだろう?
リーダーに必要なものはなんだろう?

そんなことを考えたことありますか。

リーダーに必要なものはフォロワーである。
フォロワーがいなければリーダーにはなれない。

フォロワーがいるからこそ、リーダーが生まれるともいえる。
リーダーがダメな場合は、フォロワーがダメなのかもしれません。
フォロワーの質がリーダーの質を決めるから。

リーダーになるには最初は孤独かもしれない。
誰もフォロワーがいない時に、覚悟を決めることが必要なのだ。

それは、自分自身が自分のリーダーになるということ。
ここから始まる。
自分の旗をかかげること。

自分に与えたいものは何か?
社会に与えたいものは何か?

これが仕事の原型かもしれませんね。

誰もがリーダーであり、誰もがフォロワーである。
きっとこれが健全なる態度だろうな。

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足りないと思い込んでいることはコンプレックスとなる

自分に不足しているものは何か?

そんなことを考えたことがありますか。
僕はあります。

自分に足りていると感じているものは自信となり、自分に不足していると感じているものは劣等感になります。

ここで、感じているとあえて書いているのは、事実ではなく、自分自身がどのように認識しているかが大事です。

僕にとって足りないと思いがちなのは知識です。
知識が欠如しているんじゃないかというコンプレックスがあるのです。

このことにはメリットもあって、知識が足りないと思うから学ばなければならないと脅迫的に学ぶことです。
ん?メリットなのか(笑)

理想は、興味があるから知りたいと思って学ぶのが健全な態度です。

自分が知らないと思っても特に何も起きません。
ただ、他人に知らないと思われると感じた時にスイッチが入ります。

怒りがでてくるのです。

怒りというのは他の感情を抑圧する時にでてくる感情です。
悲しみだったり、罪悪感だったり、恐怖だったりする感情を誤魔化すために人は起こります。
怒りの裏には隠したい感情があります。

他人から馬鹿だと思われたくないという思い込みがあるのです。

馬鹿とは何かといえば、知識がないこと、つまり知らないということです。
自分が馬鹿だと馬鹿にされたくないんですよね。

馬鹿と思われないために競争心も生まれます。
相手よりも自分が知識を持っているということを知らしめたいのです。
いわゆるマウントをとるというやつですな。

なんて小さい奴なんだ!俺・・・と落ち込みました。

落ち込むのも意味がないんですよね。
そんなドラマを演じる必要もないのです。
では何をすればいいのか。

コンプレックスを持ち続ける道、コンプレックスを手放す道があります。

競争している自分に気づくということです。
気づくことさえできれば、その場でコンプレックスが命ずるままに振る舞うのか、コンプレックスを受け入れて違う振る舞いをするのか。

相手が自分よりも素晴らしければ「いいね!」と自分の中のグッドボタンを押すだけです。
この行為は自分にバッドボタンを押すのではありません。

ただ相手を認めるだけなんです。

自分よりも優れている人がいるのは当たり前。
だって世界チャンピオンではないからね。
世界チャンピオンも常に変わり続けるますから。

周りを認めて愛されるじぃちゃんを目指そう。

足りないから助けてもらえるんだからね。
世界は優しい。

人はいつでも自分をバージョンアップし続けるんでしょうね。
それを成熟と呼ぶのでしょう。

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父親のワクチン接種を手伝った

うちの実家は、東京都某市。
父親は病気で体がちょっと不自由。
それにちょっと年もとってきました。
なので、ワクチンのお手伝いをしたのです。
その記録を残しておきます。

尚、数字は記憶で書いているので曖昧です。

ゴールデンウィーク後に市ではネットと電話で申し込み開始。
電話は最初から選択肢から消して、ネットのみで予約をとろうと決める。

予約開始の9時の10分前から正座してパソコンの前に座る。
時間にサーバーにアクセス。案の定、サーバーにはつながらず。
途中でいけたかなと思ったらタイムアウトになってしまったり。
そんなこんなで2時間以上経った時にようやくつながり予約がとれました。

第一クールはすでに埋まっていて、第二クールの予約。14時00分〜14時30分の回です。
どうも早いスケジュールから埋まっていたみたいです。
しかもそんなに予約が埋まっていなかったので、サーバーの性能が低かったのかなと思われます。
この日のうちに日程が決まっていた分は、すべて予約で埋まったのだそうです。

で、当日。会場は市の総合体育館。僕の出身中学の近くです。
そこに、タクシーで14時ぴったり着くようにしました。
で、受付というか、会場案内係の人が挙動不審。
ここで待ってくださいと止められる。

どうも14時00分〜14時30分という時間設定だったのだけれど、14時前に大集合していました。
なので、会場はせっかく体育館のメインアリーナだったのだけれど、時間前の人用の小さな控室に人があふれていました。
人があふれているのは、高齢者なので、付き添いの人もいるからです。
単純に人数が倍ですからね。

時間前に人が来ても良いように人の流れを設計するのか、ワクチンを受ける側が時間を守るということが大事なのでしょうね。
次回は、混乱を避けるために14時15分くらいを狙って行くことにしましょう。

アリーナに案内されて座っていると、なかなかに順番が回ってこない。
待合席があり、受付窓口が2つ、問診票のチェック窓口が2つ、医師の問診窓口が3つ、ワクチン摂取スペースが4つ、摂取後の説明の窓口が2つ、経過観察の席がありました。

待合場所から見ていると、受付が空いているんですよ。でも順番が回ってこない。

観察していると医師の問診が一番時間がかかっている。
それでスムーズに人が流れていなんだなと。
きっと2回目には改善されているのでしょうね。

市の職員さんたちも大勢いました。
スタッフの数に驚きました。

このような非常事態に対応するような専門職ではないので、苦労もたくさんあるのでしょう。
災害の時とかの避難所の報道を見ていると現場は混乱しているもの。
公務員の人たちって、同じことを繰り返すこともできて、緊急事態にも対応する力が求められるんですね。

うちの父は足が悪いのでパイプ椅子に座るのが難しい。
それをうまく伝えられないのがもどかしい。
雑なあつかいだなとついつい思ってしまいます。
「わかってもらえない」と口癖のように言う父がわかったような気がしました。

職員さんたちもがんばってはいるのですが、システムを見ていて人を見ていないのが残念。
ケア業界の人でないから仕方がないんだけど、高齢者たちに配慮があってもいいのかもしれません。
これから役所の人たちに、高齢者に対する接遇スキルが必須になるんじゃないのかな。
窓口に来るのはお年寄りが多いですからね。
一番大変な高齢者が最初なのでどんどんと良い方向になっていくでしょう。
システムは最初から完璧は無理であり、改善し続けるものですから。

で、経過観察のために15分ほど座って待ちます。

会場に入ってから出るまで40分くらいでした。

行きはタクシーアプリGOの予約をシステムを使って、帰りはすぐにタクシーを呼んで使いました。
時間通りにタクシーは来るし、すぐにタクシーは来るし、目的地を設定してあるので説明いらずだし、支払いはカードでアプリに登録しているから降りるだけだし、なんて便利なんだ。
配車の手数料はちょっと高い(660円)かなと思いましたが、システムはすごいですね。
料金に関しては、関東バスは220円、ムーバスが100円という乗り物の感覚があるからかもしれません。

最近の役所の人たちは横柄な人がいないねぇと昔を懐かしむ感想を父と話しました。
ほんとよくやってくれていると思います。ありがとうございます。


物を捨てるのは思考を捨てること

もっか断捨離中です。
結構、気力も体力も奪われています。

物を捨てるが、こんなにも疲れるのは、なぜでしょうか?

物には記憶があるから。
持っていた物の記憶ではありません(笑)
自分がその物を使っていた記憶です。

思い出と言えば良いでしょうか?

だからうちのかみさんの荷物に対しては、捨てちゃえば良いのにと簡単に言うことができます。
僕自身にはその物との記憶はないから。

だから、パートナーも、それ捨てちゃえばと言うことは簡単です。
とこがですね、うちのかみさんはよくできた人で、そういうことは言わない人です。
その人が持つ特別な思い出があるかもしれないからということが前提になっているそうです。

でも、今はそんなことを言っていると、いつまで経っても片付けられません。

二人で話し合いをして方針が決まりました。

  • 迷った物は捨てる
  • 未来の自分に相応しくない物は捨てる
  • 保留はあり

断捨離とかコンマリ流とか様々なお片付けの流派がありますが、自分たちが納得する方法が一番です。

そして、不思議なことに物を捨てることに抵抗はあったのですが、捨てていくうちに心が軽くなる自分もいるんですね。

そして、捨てると決めた時に

  • 「君からこんなことを学んだよ」
  • 「一緒にあそこに行ったね」
  • 「あの時は本当に助かったよ」
  • 「こんなことがあったね」
  • 「ありがとう」

と声をかけると「捨てても良いよ」と物に言ってもらえる気がするのです。
罪悪感が溶けてなくなっていくんですよね。

モッタイナイも大事なので、メルカリにだしたり、人にゆずったりもしています。

物を捨てることで、思い出という思考を手放せば、また新しい未来が来ることでしょう。

持ち家を持たず、引越しをして自由に暮らしたい人は、ミニマリストでも良いのかもしれません。
そして、本当に欲しい物を厳選できる自分になっていけば、大好きなものに囲まれた人生になります。

すでに使わなくなった物、今の自分に相応しくない物、ワクワクしない物がない暮らしから、
本当に必要な物、自分にピッタリな物、ワクワクする物に囲まれた暮らしが手に入れていきましょう。

きっと何か新しいことが起きるはず!

少なくとも今は気持ちが良いですから、片付け大事だなと思っています。

物があふれている現代だからこその豊かさですね。

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歌人と茶人とハンモックフルネス

今日は久々のハンモックフルネス。
都内某所の駅に集合です。
なぜかみんなUL装備(ウルトラライトなマニアックなザックたち)。

ハンモックフルネス三銃士

そして、なんと雨です!

みんな雨ってネガティブな印象があるかもしれません。
ところが、雨でも気持ちが良いのが低山の良さ。
四季折々どんな気候でも楽しめます。

雨の日の模範的なハンモックとタープのスタイル。

このように雨でもタープを張れば、雨のお供気持ちが良いです。
そして木々が生い茂っているので雨も防いでくれます。
しかもウェットな感じが潤いを与えてくれるんですよね。

で、今回は初挑戦の雨のお宿はこちら

シートを使って雨を凌ぐ。木々も雨を凌いでくれます。

普段は地面に引くために使っているオールウェザーブランケットを屋根に。
たしか高校生の時に買ったから30年以上使えています。
オールウェザーブランケットをロープ(パラコードを3m×4本、1.5m×4本に切って持っていくとどこでもなんとかなります)を使って屋根仕様に。

ハンモックを張ったら長さが足りずに傘で延長。こういう工夫をしながら凌ぐのが楽しい。

お二人は軒下にシートを下に引いて、ジベタリングになってます。
これもまた楽しそう。

お二人が遊んでいるうちに僕は昼寝をば。

ハンモック専用寝袋モグ350でぬくぬくと寝ています

二人の話が時折耳に入ってきて、それがまるでラジオ。
極楽浄土とはこのことか。

肌寒いので暖房もかねてウッドストーブを使う

まるでNZを足場に活躍する四角さんのような佇まい。

今回は、ハンモックフルネス動画Live中継の打ち上げもかねて。(後程アップします)
時節柄、食事は別々。誰が何を食べていたのか知る由もない。

そう、みんな好き勝手な時間を楽しんでました。

山の神

今回のハンモックフルネスは新しい試みを。

まずは野点。以前も茶を立ててくれたのですが、下界で精進をしてたせいか、今回は特別な空間となりました。

道が付いてる世界はお稽古に重要な意味があるのかもしれません。

シェラカップが立派な茶器に
あんやさんのわらび餅。美味。お茶といえば子供の時にはお菓子目当てだったのだ。
結構なお手前で。

雨音と共にいただくお抹茶。
お茶って空間エンターテーメントですね。
この場所がハレやかになるんですよね。
空間芸術です。

Kanaさんは、茶人ですね。

高尾さくらんぼ

そして、歌読みの時間がやってきました。

北詰至先生による短歌のレクチャー。

短歌とは時間を切り取る時間芸術。
今この瞬間に感じていることを文字の残すのが短歌。

小学校の時以来でしょうか。

ふるいけやかわずとびこむみずのおと

松尾芭蕉

など俳句は自分の中に入っているんだけど、短歌は入ってないなぁ難しいのかなぁと思っていました。

杉板に筆ペンで

5文字と7文字を探して、メモをとり、それを組み合わせて作ってみる。
「あれっ?形になってるかも!」
と気分をよくして3首ほど詠んでみました。

至先生による批評会

至先生は決して歌を否定しません。
「ここが良い」
と褒めて伸ばすタイプです。
僕にはピッタリ(笑)

北詰至さんのアウトドア歌会の様子はこちら発信されています。
https://anchor.fm/u8a70u6563u6b69/episodes/103-e1165fq/a-a5k550h

ただ優しい口調を聞いていると不思議と背筋が伸びますね。
独自の世界観を感じます。芸術の力かな。

さて、僕が詠んだ歌を三首。

雨うたれ 枝尾根ですごす ハンモック 緑笑えば 鳥がさえずる
新緑で 三人十色 ハンモック 火を熾すもの 茶を立てるもの
神のいる 山を分け入る シノギング 誰とも会わず 己に合う

僕から見えた景色は以上です。

こんな歌たちが生まれました。

歌詠みwithハンモックフルネス

他者の歌をきくのも良いですね。
その人らしさしか表現されていません。
どんな心象風景を感じているのかを実感しました。

この五・七・五・七・七の三十一音にその人の世界観が表現されるんですね。

さて、読み終わったら奉納です。
短歌は瞬間芸術ですからお焚き上げをして山に捧げます。
そんな決まりはないのですが、そんな気分だったので。

神聖なる気持ちになります

いやぁ、熱い!この詠んだ歌はこの世にはいないんです。
言葉という波動になって世界中に響きが伝わっているのかもしれません。

雨上がりの空

片付け終わって、ちょっとした振り返り。
この雨の湿度感が日本らしさなのかもしれません。

ハンモックフルネス三銃士

というわけで無事に下山。

とても豊かな時間を味わいました。ハンモックとお茶と短歌は相性良いですね。
マインドフルな時間でした。

■ハンモックフルネス
山の中でハンモックを使ったマインドフルネス・ワークショップ
https://www.yoriyoku.com/tankentai/hammockfullness.html