「今ここ」という感覚を大切に

禅の思想に「今ここ」がある。
英訳がカッコいい”Now and Here”だ。

過去も未来も幻想である。あるのは今しかない。
世界のどこかに求めているコトやモノがあるわけではない。この場がすべて。

という意味である「今ここ」。
削ぎ落とされた言葉に美を感じます。

先日、僕が応援している活動「枯れ沢復活&ホタルを飛ばす会」の代表が都内で話す機会を作っていただきました。
また、山で会うのと違った雰囲気で良き時間でした。

主催の人がやってくれたら良い。ただそれに従っていこう。
そういう姿勢でいるのも良いのですが、僕は自分ができるベストを提供しようと思ったのです。

自分が提供できるベストとは、今まで学んできた知識や実践から叡智を100%伝えること。
もちろん「聴くこと」が僕がこだわってきたことだし、「対話」も同じです。

お互いが対話をしながら、やりたことを高めていくという時間となりました。
話をするって、やるべきことをやるためのものだけではなく、やりたいことを言語化していくことも重要なんです。
自分が好きなことをする自由がまだ、今ここにはあります。

今ここにしかないので、出し惜しみはありません。
全集中ですわ。
大人の本気と本気の対話は楽しいですね。
ちなみに殺気だった雰囲気とかではなく、面白そうと言い合ってるという本気もあるのです。

この会に参加して半年の経験しかないからこその感じていることを話したり、これからの可能性について話せてスッキリとしました。

国土地理院、Googleの地図情報をハイキングで培った技術、大学時代からのコンピューター関係の知識、セラピスト時代の傾聴、場づくり、子供の頃の原体験など、その場に全部あったなという感じがあるんですよね。

今ここに、過去の自分のすべてが、未来へのイメージが、すべて詰まっているそんな感覚。

世界情勢が動き続けます。
自分自身や周りの人たちも歳を重ねていきます。

いつかできたらいい。

そんな日は来ないかもしれません。
そんなことを最近感じることが多いのです。

里山ビオトープ構想が大きな規模でできそうです。
昔、この肩書きを名乗っていたんですよね。

世界はフラクタルにできています。
小さなことが大きなことにつながっているのです。
すべては相似形。
そして、揺らぎがカオスを生み出します。

小さなことで良いからいつもとは違う行動しておくと、それがどんな結果につながるのかわかりません。
複雑系に世界はできているのです。

今ここでできることは何ですか?

それが世界を未来を変えるかもしれません。

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コミットしていますの嘘

  • コミットしなきゃ
  • コミットしているんです
  • コミットしてないよね

こんな言葉を聞くたびに違和感を感じます。

実際にコミットやコミットメントという言葉を使う人の表情は苦しそうな人が多いのが特徴です。
もしくは、ポジティブ過ぎるというかなんというか。

コミットメントって何だろう?

辞書を調べると「責任を持つ」「約束をする」という意味があるようです。

僕がメンターから教わり、実際に体験したコミットメントは、とても淡々としたものです。

心理セラピーのメンターからコミットメントとは

「思考の思い込みを外し、感情をクリアにすれば、行動は淡々としたものになる。
 ポジティブやネガティブな物語を作らない。つまりドラマティックではないということ。
 自分が選択した道を淡々と進むだけ。
 感覚的にはとても静かな感じなんだよ。」

と教わりました。

実際に体験するまでは、そんなものかなと思っていました。

実際に自分が選択をすると、コミットするとかしないとか言葉はでてきません。

コミットすると言っている時点で、コミットしていないことがほとんど。

「それではいけない。コミットしなければ。」

と自分を鼓舞している状態、もしくは他人に強要している状態です。

僕自身がセッションを受けることで、この状態になったことがあります。

「まっすぐな道でさびしい。」と三頭火はいいましたが、もしかしたら、この状態なのかもしれません。

ただ、道をまっすぐに歩くだけなんです。

さびしいというのは、感情の起伏によるドラマが起こらないということ。

人は毎日がドラマの連続です。
感情に翻弄されていると言っても良いです。
怒ったり、悲しんだり、傷ついたり、憎んだり、喜んだり。

ほんと、淡々としていたんですよね。
頭の中のごちゃごちゃ言っている言葉が静まりました。

それから僕自身はコミットという言葉を使うことはなくなりました。
コミットしていれば、コミットという言葉を使わなくて良いから。

淡々とやることをやる世界。

自分の内面を見ていくと起きることのひとつです

個人セッションで体験して下さい。

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前者と後者@セラピーのルーツを探れ

心をあつかう仕事をしている人は言われたことがある体験。
それは「それは宗教なんじゃないですか」という言葉。
どうも日本人は「心=宗教」と考える人が多いようです。

なぜ、宗教と言う人と対話をしてきてわかったことは、「洗脳されるんじゃないか」ということなのです。

もう少しわかりやすく言えば、コントロールされることへの恐怖ですね。

セラピーは心を変えて、考え方を変えて、行動を変えて、人生が変わる方向に行くいくものですが、セラピストが変えるということはありません。
そのクライアント自身が変わりたいと受け入れているところだけを、変えることができるということなのです。
あくまでもセラピストが変えるということではないのです。

さらに対話をしていてわかったことがあるのです。

自分が望む以上の結果を目標にされて、プレッシャーを与えられて、嫌になった経験があったのだそうです。

僕から見ると古いやり方だなという印象を持ちました。
確かにそれが有効なこともあるでしょう。
でも、それはビジネスマンで、達成することがワクワクする人にとって有効な手段です。
今の時代には合わない方法だなと思っています。

心をあつかう技術は、第二次世界大戦の前と後で大きく変わっていったというのが、僕が調べていてわかったことです。

第二次世界大戦前の技術を前者、後を後者と呼びます。

前者は、兵士を育てるためのメンタルをあつかう技術です。
後者は、戦争で傷ついた兵士のメンタルをあつかう技術です。

前者は西洋的な考え方であり、何事もコントロール可能だという考え方が前提になっています。
後者は東洋的な考え方であり、ものごとは自然と流れていくような考え方が前提になっています。

メンタルをあつかう技術は、ヨーロッパやアメリカで生まれています。
セラピーって英語ですから。

後者は、ビートニクやヒッピー文化も関係しています。
西洋の人たちが東洋思想と出会って生まれたからなんです。
アメリカでも西海岸で様々な研究と実践がされてできたものです。

前者はある意味、やりたくないことをやらされるというコントロールのエネルギーが入りがちになります。
「がんばる」ことが前提になったりすることも多いのです。

後者は、自発的なやることが重要ということが前提になっています。
答えは自分の中にあるという考え方です。
自分の中にある創造的なエネルギーを使うということです。
エンパワーという言葉がありますが、これは自分の内側にあるエネルギーを使うという意味です。
「ワクワク」するから事前とやってしまうということが前提になっています。

前者は外側のエネルギーを使うということです。
周りからの賞賛であったり、報酬であったり、権力を持てるとかね。

人は、自分の欲を満たすことでしか動かないものです。
人の為にするというのも、自分自身が気持ちが良いからやるということなのです。
自分の内側にある叡智とどのようにしてつながるかが、後者が大事にしていることです。

僕が10年以上学びながら実践してきたセラピーは後者です。
自分の中にある答えを見つけることが重要だし、自分自身を止めているブレーキを外して行動できるようにすることが重要だし、いつでも自分自身であることが重要だと教わってきました。

1990年代にカリフォルニアで生まれた技術です。
僕の中では、その考え方が前提になっています。
一番最初に触れたものが一番大きな影響を自分に与えていますね。
原体験というものはとても大事なことです。

もちろん前者が悪いということではありません。
この技術が使えるテーマもあるのです。
僕も使うことはあるのですが、例外的なやり方ですね。

どんな技術を使うのか?
誰から学ぶのか?

それが自分自身の質を決めていくんだなと思いました。
自分のルーツがどこにあるのか?

自分自身がセラピーという仕事を通じて、社会にどのような影響を与えたいのか?
社会の一員として何をしていくのかが見えてきます。

自分自身を探ることで見えてきます。

あるがままの自分って、自分以外の影響を外していった時に初めてみえることです。

僕が提供するサービスは、何かを身につけていくというよりも、外していく作業です。
考え方だったり、感じ方だったり、動き方だったり、他者からの影響を外していく技術を使っています。

あるがままの自分であることって生きている実感を感じやすくなります。

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高尾にムササビを見に行きながら森について学んだ

不定期でムササビツアーをしています。
そのレポートです。

枯れ沢復活&ホタルを飛ばす会の仲間が参加

活動を応援している枯れ沢復活&ホタルを飛ばす会
この仲間の二人であるしげちゃんとあっちゃんが来てくれました。
この2人はこの会の発起人です。

ムササビを見るために高尾の森を歩きました。

普段活動している恩方の森とは違い植生が豊か。
同じような地域でも人が長年人間が見守ってきた森と放置されてしまった森との違いがよくわかります。
いつの間にか森を見る目が肥えてきて様々なことがわかるようになると楽しいですね。

彼らから森について話を聞きながら山を登りました。

  • あっ!ここで植生が変わったね。
  • おっ!この階段はわかっている人が作っている
  • んっ!この水の流れは人工物で地下水脈が切れたからできたのかも

なんて解説を聞きながら贅沢な時間を過ごしました。

知識がある人と山に入ると感心することばかりです。

僕が「植物の名前を覚えたいんですよね」と言えば、
彼は「名前を覚えることで、失うこともあるんだよね」と。

名前を覚えるということは、記号化するのと同じ。
下手に言語のラベルを貼ると感じることをやめちゃうのだそうです。
名前が大事なのではなく、そこに植物があることが大切で、なぜそこにそうあるのか感じることが大切なんだそうです。

歩きながらいろんなことを語り合いました。

自然のこと、森のこと、昆虫のこと、今までのこと、教育のこと、未来のこと・・・

対話を積み重ねていくとお互いがよくわかっていきますね。
そして、その人が持つ源泉に触れると嬉しいものがあります。

境界木であるモミの木だけでなくカヤの木もあるかもしれないということがわかったのが収穫。
モミの葉は二股で、カヤの葉は尖っている。
山を歩きながら観察してみよう。

ブログを書くに辺り調べていたら「都市近郊林管理の考え方」を見つけました。
人間の視点、植物の視点、昆虫の視点、哺乳類の視点。視点は多い方が豊かですね。

ムササビ観察

で、ムササビですが、見れました。
ラッキーでした。

巣穴からこちらと目があったり、ひょいっと枝から枝に飛び移ったり、あっちほうに飛んで行ったり。

感覚的には猫っぽいですね。

満月に近い月明かりは、懐中電灯なしでも道が明るく、幻想的な時間でした。

ありがとうございました。

ここで一句

今日の体験をみんなで一句にしました。

申の刻 むささび飛びし 月の空

しげちゃん

むささびと つきの明かりに 心おどる

あっちゃん

むささびと 仲間と共に 過ごす時間 ほっと一息 距離縮まる

まぁちゃん

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雪のハンモックハイク

大雪注意報がでたので東京の裏山に行ってきました。

雪の中でハンモックを張れるのか?
張ったらどうなるのか?

それを試してきました。

今の天気がどうなのか、雪がどれくらい降ったのかで安全性が変わりますので、いつでも撤退をすることを頭に入れておくことが大事です。山に行くこと自体を中止にすることも踏まえて準備をすることが大切です。

もし、東京で雪山を楽しみたいなら始発電車をオススメします。

水墨画の世界に憧れがあるのでしょうか。
木に積もる雪が最高に幻想的でした。

気温0℃の時は雪景色が最高でした。

でもね、2℃に上がった途端にあることが起きるのですよ。
それが予想できたからタープを張りました。
では何が起きたのか。それは動画で確認してみて下さい。

雪の中は静かです。そして時ににぎやかです。

雪が降った後の翌日の山は、瞬間瞬間の遊びですね。
自然は刻一刻一刻と表情を変えるので飽きません。

そして帰る時には、もう雪はほとんど溶けていました。

お昼過ぎには下山する余裕が必要ですね。

前回の雪山高尾山と同様に、日本野鳥の会バードウォッチング長靴が大活躍。

林業関係の友人から聞いた話だと、落枝が刺さって破けることもないという丈夫さも良いとのこと。
雪道でもグリップして、水溜りも気にせず歩ける点はメリット。

デメリットもあります。
道の状態によっては滑りやすかったりも。それは慎重に歩くことでカバーしました。
寒さに強いわけではないので、足が冷たくなることもあります。ウールの靴下を履いています。

ちなみにハンモック中は、暖かい靴(ツンドラエアロジェルブーティー)を履いておりました。

低山だからこそ自分のある道具で試すことが重要ですね。
何かあればすぐに撤退できるような裏山で試すが重要。

自分の体質を知り、道具の特性を知ることで、より山を楽しむことができます。

探求の世界は続く・・・

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他人と違わなくても良い

自営業で仕事をしていると「あなたは、他の人と何が違うのですか?」という問いかけをもらうことが多い。

  • 「ワン&オンリーになれ」
  • 「ユニークな人材となれ」
  • 「オリジナリティを発揮しろ」

そんなメッセージをもらうことが多いです。
これがプレッシャーになってしまうことが多々あります。

もし、わからなければわからないでいいのです。
今はわからないということだけ。

続けているうちに自分独自の路線になっていくものです。

そして、わからない時には、他人に聞きましょう。

「なぜ、私を選んだのですか?」
「なぜ、私のサービスを選んだのですか?」

何か感じてくれることがあったのです。
それがご縁をつないでくれたということなんですよね。

答えは「なんとなく」でも良いのです。
直感を信じてくれたということなのかもしれません。

ゆったりとそんな対話を楽しむのも良いかもしれません。

ユニークって、他者が決めることかもしれません。

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雪の高尾山に行って来た(32回目)

久々の高尾山は雪景色でした。
高尾山域にはしょっちゅう行っていますが高尾山は半年ぶりです。
今回は関東甲信越地方に大雪警報がでたので高尾山行きを決めました。

冬山に登りたいという欲求を満たすためです。

記憶をたどるとスキーに夢中になっていた大学生時代。
戸隠高原に居候をしていたからその時以来か。
でもこれはスキーだからな。

高校生の時に、これ以上本格的に山をやっていたら死ぬなと思って、ロッククライミングと雪山登山だけは止めようと思ったんだっけ。

小学生か中学生の時に、ラッセルしながら登った御前山かクロカンで行った奥日光の切込湖・刈込湖とかを思い出す。

大人になってから初めてですね。
なので前日からドキドキが止まりません。

高尾山は日本で一番人気の山。
いつも混んでいるので空いている早朝をねらいます。
人が歩いて踏み固められたツルツル凍べる道ではなく、フカフカの雪の上を歩きたかったのです。

早朝の高尾山ってむちゃくちゃ気持ちが良いんですよ。
静寂さが雪山の魅力のひとつですから。

はたしてその夢は叶ったのか。レポートです。

レポート

始発電車に乗るために早起きしました。

外にでたら雪がない!
警報だけであまり雪は降らなかったみたい。
都内はラッキーでしたが、高尾はどうなんだろうと不安に。

その前に雪山大丈夫だろうかワクワクとドキドキで眠れませんでした(笑)

ちゃんとした雪山の道具もないのでダメだと思ったら即撤退する覚悟で行ってきました。
ある道具で工夫するというのもひとつのテーマでした。

始発電車が到着した高尾山口駅です。
6時11分。夜明け前です。
雪はほとんどありません。
ちょっと残念。

6号路に入ったら雪がありました。
しかも、雪の重みで木が倒れるくらいに。

足跡を見るとどうも僕が3人目の登山者です。
なので新雪の上を歩くことができます。
しかも踏み固められていない雪はとても気持ちが良いです。

木についた苔も凍っています。
水墨画のような景色が広がっています。

歩いていて楽しすぎます。

雪山は体温調整が大事で、汗冷えを避けるべく汗をかかないように薄着で登ります。
最終的にメリノウール混の長袖シャツと、アクティブインサレーション(通気性のあるウィンドシェル)でちょうど良かったです。気温は約2度の世界です。

雪山って意外と暖かいですよ。雪で湿度があるから。
からっ風のほうが体感温度は寒いです。
この日はほぼ無風だったのも良かったです。

山頂にはすでに10人以上がいました。
高尾山はいつでも人がいます。
それでもまだ山頂は雪がフカフカでした。

いつもの定点写真。
メガネに雪が映っていますね。

もちろん富士山は見えません。
でもこの雪景色は最高です。

山頂ではアニソンが爆音で流れていました。
クマ避けなのかもしれませんが、趣味の音楽は一人で楽しんでいただきたいものです。
雪山は静寂が魅力のひとつですから。

さて、雪も堪能したので帰りますか。

薬王院にもまだ人はほぼいません。
ゆっくりとお参りができました。

「世界人類が平和でありますように」
この言葉が好きで、いつも神社ではこの言霊を言っています。

スパナを持つ天狗様にもようやく会えました。

1号路は、麓から薬王院まで除雪をされているみたい。
ありがとうございます。

舗装された道よりも山道のほうが雪では安全だと思うので2号路へ。
やっぱり山の中は最高です。
植生が豊かである高尾山ならではなのかもしれません。

気温が上がってきて木に積もっている雪が落ち始めています。
これは爆弾みたいで雪まみれになっている人もちらほら。

早朝登山ですと雪が落ちる前に帰れますね。

今回、大活躍だったのは、日本野鳥の会のバードウォッチング長靴
これにメリノウールの中厚手5本指ソックスにこれで快適でした。
寒くもなく、雪の中でもグリップが良く、沢でもジャブジャブと歩けました。
ゲイターも必要ないですからね。
雪解けがとけてグチャグチャになった登山道では最強ツールかもしれません。

簡易アイゼンも持っていきましたが使わず、トレッキングポールも使いませんでした。
長靴がベストチョイスだったと思います。
周りはみんなしっかりした登山靴でしたが・・・

そして9時には駅に到着していました。
まだ登山客は少ない時間です。
電車に乗って帰りました。

えっ?これは何?って?

ただの雪山用のスコップですよ。

下山後、実家に雪かきしに行くために持っていったという。雪なかったんですが・・・

動画

雪の高尾山の様子がよくわかります。

装備

ウェア

  • ハチジュウハチヤ(Axesquin凌)
  • ハヲリモノOcta(Axesquin凌)
  • ハゴロモ(Axesquin凌)
  • ヨヒヤミ(Axesquin凌)
  • ハラマキ(モンベル)
  • サポートタイツ(ユニクロ)
  • フミアト(Axesquin凌)
  • クビマキ(Axesquin凌)
  • フユボウシ(Axesquin)
  • ユビ、デル、グローブ(Axesquin)

持ち物

  • ビックタートル(Trailbum)
  • アグラスカート(Axesquin凌)
  • フリシキル(Axesquin凌)
  • ツユハライ(Axesquin凌)
  • 水500ml
  • アルパインサーモボトル500ml(モンベル)
  • トイレセット
  • ファーストエイドキット
  • アルパインスノーショベル(モンベル)
  • シャミースグローブ(モンベル)
  • GoProHero7

ハイキングにしたら謎装備だし、冬山装備にしたら貧弱ですね。
僕の装備の選択は「生きて帰る」が前提条件になっています。
あとは失敗しながら学習していくという方法論を選択しています。

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50歳からのキャリア論

50歳という年齢はとても微妙である。
会社ではベテランに属しているし、人生100年時代だと考えるとまだ半分だ。
そんな僕たちはどのように生きるべきなのだろうか?

テレビや本を見れば成功者の話がクローズアップされている。
自分自身にそんな才能はないと思ってしまう。
有名人はおろか知る人ぞ知る存在なんて無理だと思ってしまうのだ。

そんな普通の人がどのように生きればいいのか?

僕は心理セラピーで多くのクライアントさんに接した経験と自分自身の経験から感じていることは3つあります。

  1. 普通であることを受け入れること。
  2. ワクワクすることは何か思い出すこと。
  3. 好きなことをすること

普通であることを受け入れる

人は特別でなければならないと思っています。
起業なんてしてしまうと、「他の人たちとあなたは何が違うんですか?」というワン&オンリーであることを求めれます。
特別であろうとして、痛い経験をした人も多かったりします。

いや、いいのです。普通の人なんですよ。

今、有名な人も100年後、1000年後に名前が残る人は、ほとんどいません。
誰が名前を残すのかを考えても具体的に誰かということは思いつきもしません。

ただ、自分の周りの人たち、特に家族にとっては特別な存在であり、かえがきかない存在です。
半径5mにいる人たちを大事にすることは必要だと思います。

ワクワクすることは何か思い出すこと。

ワクワクするって、これが持って生まれた才能だと思っています。
人は一人一人顔が違うように、ワクワクすることが違います。
それぞれ興味が違うということですね。

これ当たり前すぎて、気づいていないことが多いことです。

特に過去、何にワクワクしていたかを思い出すことはとても重要です。
小中学校の幼年期の時、高校大学の青年期の時に何にワクワクしていののか?

第二次成長の前と後は、人生の大きな鍵を握っていることが多いのです。

ここに自分だけが持つ個性や才能があったりします。
そして、この個性や才能は人と比べるものではありません。
持って生まれたものの価値はすべて大事なことです。

好きなことをすること

シンプルなことです。
好きなことをするのが一番大なことです。

人の役立つことをする前に、自分自身の役に立つことが重要です。
これだけ満たせたら持って生まれた使命を果たしたと言っても過言ではありません。
人は好きなことをしていればゴキゲンでいれます。
これ以上の社会貢献はありません。

好きなことで人の役に立てばもっと良いかもしれません。
ただ、これはオマケのようなものです。

趣味で好きなことをするのも大事です。
仕事ばかりではバランスが悪くなります。
仕事は他者の役に立つことなので、自分の役に立つことではないからです。
自分自身が満たされてから他者について考えると良いです。

  1. 普通であることを受け入れること。
  2. ワクワクすることは何か思い出すこと。
  3. 好きなことをすること

このテーマで自分自身を掘り下げたい人に、ワークショップを提供しています。

セミナーのように教わるだけでは伝わらないので、自分自身が話したり聞いたりするワークショップ形式でないとわからないものです。

なぜなら答えは自分の中にあるから。

人は話をすることで、自分が何にワクワクしているのか思い出すものです。

良かったら参加していただけると嬉しいです。
ワクワクを中心に生きる人が増えたらそれだけでゴキゲンになれます。

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枯れ沢復活&ホタルを飛ばす会を仕事として考えてみた

誰もいない山の中を歩いていると山が荒れていることに心を痛めていました。
かつて宝の山と言われていた時代には、里山は美しいものだったと想像できるから。
何かできることはないかなと思っていた時に出会ったのが「枯れ沢復活&ホタルを飛ばす会」でした。

ネーミングが良いんですよ。

枯れ沢復活」は、ベストセラーである土中環境そのものなんです。
最近、大雨による土砂災害についてもこの土中環境が原因ということで説明できる。
山に雨水が染み込まない原因は植林もさることながら土の中に原因があるということ。
土に水が染み込まないことが原因ということなんです。
改善策として、山にある財で作れる炭と有機物を作った日本古来の造作が鍵を握るというものです。
ハイカーとしてこの考え方で山を整備すると美しく居心地の良い山になります。

雨が降った時にだけできる山の保水力は弱くなっています。
だから土砂災害が起きる。
沢が復活するということは、山に水がゆっくりと染み込み、ゆっくりと流れ出すことで何時も流れている沢になるということです。
健全な山は、何年もかけて山で浄化された水が沢に染み出すのだそうです。

もうひとつの「ホタルを飛ばす会」は、生物多様性につながっています。
理想の森の姿ってたくさんの木々がある方が良いのです。
苔に始まり、草、低木、中木、高木と様々な植物が育っているのが良い。
そこに虫が集まり、動物も集まっていくのが多様性のある森です。
人間も動物の一部。多様性がある森は居心地が良いのです。
反対に多様性がない森は一種類の木しか植っていません。
えぇそうです。植林されて放置された森です。

ホタルが復活するためには、その環境となる沢が必要であり、エサとなる貝も必要です。
ホタルだけが飛べば良いということではないのです。
ホタルという一部を見れば良いというだけでなく、自然全体を感じる力が必要だということです。

代表による三木繁治さんが描いているビジョンは「枯れ沢を復活させるため、枯れ沢や周辺の森林の整備・土壌改善を通じて森全体を健全化してホタルが棲息できる環境にし、2030年までにホタルが飛ぶ沢に再生させることです。」なんだそうです。

これゴールが明確なんです。ホタルを飛ばす沢にするということ。

ホタルが飛んでいる沢ってイメージしやすいです。
その中で、手伝ってくれた人たちが笑顔でホタル鑑賞をして、労いあっている。
わかりやすいのが良いです。

さらには「2030年で達成する」という期限を持っていることです。
目標設定で期限を切るって最も大事だと言われています。
夢が予定に変わるので、実現する意志が宿るからだとも言われています。

このプロジェクトを始めて10年で達成させるのも絶妙な設定だと思っています。
自然にインパクトを与えるには10年くらいの長い目が必要です。
地球が誕生して46億年ですからね。人類史なんて誤差の範囲内です。

自然は壊すのは一瞬、再生するには長い年月がかかります。
ここを見ると2020年からこの活動ははじまり、コツコツと続けていることがわかります。
ハチドリのしずく木を植えた男を彷彿とさせます。
全体を考えて、実際に行動する人は貴重です。

会のことをマーケティング理論から勝手に考えると

  1. 初めての人に買ってもらう
  2. 何回も買ってもらう
  3. 一度に多く買ってもらう

僕にとって、お客さんに買ってもらうというのは、僕が喜びを与えるということなんです。
僕の仕事論は、自分の幸せの源泉であるワクワクから実践するためのソースワークショップに集約されています。
仕事をするとか儲けるとかは、すべて他者を笑顔にするための手段に過ぎないのです。

マーケティングの言葉を言い換えると

  1. 初めての人に体験してもらう
  2. 何回も来て継続したいと思う体験をしてもらう
  3. 参加者自身が貢献できる他の活動を考える体験をしてもらう

ということなんです。その体験はワクワクするものである必要があるでしょう。

最近読んだ「自然って何だろうか」を読むと怒りからの環境保護活動は古いのはないかと思うんですよね。喜びからの環境保護活動になればいいのはないかと思うのです。人は怒りを避けワクワクすることをやりたいですからね。

初めての人に体験してもらう工夫をして、何度も来たいと思う仕組みを作り、自分でも自発的に何ができるのか考えてもらう。

こう考えるととても教育的な活動なのかもしれませんね。

本を読んだり動画を見るだけはわからないことが、自然の中で体験することにあります。
これはハンモックフルネスにも近い考え方です。

ここで学んだことを自分でも実験していくとわかることがあって楽しいです。
僕は学んだことは仮説でしかなく、自分で実践と検証をしたいのが性分なんだなと思います。
失敗もしたいし、成功もしたいんですよね。その間に大事な答えがあると思っています。

さて、来週も参加しようかな。
誰か行きたい人いる?

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自分の言葉で話しているのか?

最近、感じているテーマです。

どうも僕自身が話している言葉は借り物であり、自分の言葉ではないのではないか?

という疑問が浮かんでいます。
ブログもあまり考えて書いていないのです。
頭に浮かんでくることをただ書きとめているのです。

なぜ、そう思ったのかと言うと、「自分の意見で生きていこう」という書籍を本でもkindleでも読み、読書会もしながら読み込んでいるから。

うちのかみさんからも、
多くの人の言葉を言っているだけではないのか?それは本当にあなたの言葉なのか?
というようなことを言われて妙に納得しているんですよね。

言葉そのものが、他人の言葉を聞いて覚えて、言葉を発するものだからかもしれません。

でも、その学んだ言葉を自分の中でじっくりと考えることに使うことが重要なのではないのか、そんなようにも思っています。

ブログも毎日3000日以上更新していた時代もありましたが、本当に考えていたのかといえばそうではないのかもしれないのです。

もしも、自分の頭で考えて自分の意見を言っていたならば、ファンがたくさんいて、出版さえしていたんじゃないかと思ったりするんですよね。

空っぽな自分だから、自分自身が受け取ったものをただ与えるという通過点にすぎないのかもと思うと落ち込みます。

ただのフィルターであり、何も創造していないのかもしれない。

自分の言葉で話すと言うことは、どういうことなのだろう?

そんなことを考えている今日この頃です。

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