WSD仲間のあーこがファシリテーションするインプロワークショップに参加してきました。
ワークショップってファシリテーター色がでます。
同じことをやったとしても誰がやるかで内容が変わります。
何をやるかよりも誰がやるかですね。
今回のインプロの面白かった所はピアノがあったこと。
音楽とインプロって初めてかなと記憶を探っていたら、プレイバックシアターで体験していたことを思い出しました。経験しているって、引き出しって多くなることですね。音楽が無意識に与える影響が大きいのです。音楽に踊らされていたのかもしれません。
インプロのワークで印象に残ったのは「わたし、あなた」ただそれを回すコミュニケーションのワーク。輪になって、わたしの時に自分のことを指差し、あなたの時に相手を指差す。これだけで人と人はつながれるんだなと感動しました。
もちろんここから、「わたし」が自分の名前になり、「あなた」が相手の名前になったり、あなたのところに自分が移動したり。ルールは複雑になるのは遊びの要素ですね。「わたしとあなた」だけで人はつながれるシンプルさが嬉しかったな。
最後のクイズも面白かったです。2チームに分かれて、自分のチームの1人が場外に。この人はクイズに答える人です。そして、自分チームでクイズの答えを考えます。例えば答えが「りんご」に決めたら、そのヒントを考えるのです。「赤い」とか「医者いらず」とか「木になってる」とか。この答えとヒントの話し合いを相手チームも見ています。そして、自分のチームが舞台に立ちヒントをピアノに合わせて一人一人が歌い、最後に「それは、それは、それは」と言い、答えをいいます。
これをやっていて思ったことは、引き延ばすことがポイントだなと思ったんです。より面白くするにはどうしたらいいのかと考えたらね。つまり、ヒントを捻って難しくするということなんです。
これはクラウンのワークショップを思い出したから。クラウンは、現在地があって目的地にがあるとすると、なるべく目的地にいかないように引き延ばすのがクラウン。「部屋に入る」ということで何分間も演じたりします。なかなか入らない。これが面白いんですよね。本人は入りたがっているのに入れないみたいな。
僕らのチームは「新宿」を答えにしました。そして僕のヒントは笑っていいともの歌「お昼休みはウキウキウォッチング、あっちこちそっちこっちいいとも♪」にしようと。
でピアノがあるんですよね。そしてピアノに合わせて「お昼休み、2人を従えて踊っていたよね。」とタモリになってオープニングの思い出を語るみたいなものにしました。客席には笑いが。クイズを答える人は困り顔。「よしっ」と心の中でガッツポーズ。
ゲームって参加者がいくらでも面白くできるんだなんと思ったのでした。勝負の世界で勝つことが目的になると効率が重視されます。それとは真逆の世界が面白いんだなと。どちらかというとお笑いの世界が好きなのだなと思ったのでした。
新しい体験は、新しい自分を再発見する場になりますね。そして周りの人たちの個性もわかってくるところがインプロの面白さですね。
とても学びになりました。ありがとう。
主催のダブリンさんのレポートはこちら
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