劇場と地域コミュニティの冒険~みんなイロイロ生きてるぜ!を観劇

昨夜の公演が終わり身体は疲れ切っている。だが、僕らのプログラム以外を観ないわけにはいかなと気合を入れて起き観劇してきました。

『劇場と地域コミュニティの冒険~みんなイロイロ生きてるぜ!』演劇上演会
(世田谷パブリックシアターWebサイト)

Dプログラム
「ともにゃの部屋〜中川陽子さん」
「支えることについての小さな劇3〜長見さんの話」
Eプログラム
「ともにゃの部屋〜黒田真史さん」
「受け入れる身体・うけいれられない身体」

障害がある方、障害がある方をサポートする方に、聞き書きを行い、それを俳優が芝居をおこなうというもの。普段の地域の物語は素人が集まってその日限りの開催なのだけれど、俳優が舞台を創るということは再演ができるということです。俳優さんの交代はあったとして可能だったりするのです。

障害者の方が講演をしたりするものとは違う情報が伝わってくる気がしたんですよね。ちょっと距離があるというか、いきなり障害者さんの話を聞くよりもニュートラルな状態になる気がしているのです。笑いあり、涙あり、障害者の人たちも僕ら健常者と何も変わらないんですよ。アホだったりスケベだったり口が悪かったり、僕らと同じ。ただちょっとだけ違うのです。

こういう表現をしたら怒られるかもしれないのだけど、社会には良い人もいれば悪い人もいるのと同じなんです。別の人たちではないということなんです。みんな個性があるのと同じで、障害者の方達にも個性があるのです。

僕らは前日にCプログラムとして上演した舞台と同じせいか、障害者の皆様の話している姿がラップに見えてきたのです。ちょっとビートのBPMが遅いだけでフロウは全く同じなんです。話す人が持つ独自のリズムとメロディで話すのです。これ顔が違うのと同じでみんな違うのです。なんか観ていて美しいなぁと思ったりしたのでした。

当事者の話はラップになるのでしょう。自分が感じていることを表現する。舞台の上に立つという意味で同じなんです。そして同じにしか見えなかったんです。役者と観客の両方の立ち位置をしたことでいつもよりも何か感覚が違うのです。ラップという視点から物事をみる新しい視点を手に入れました。これが今回のワークショップに参加した一番の収穫かな。

映像では伝わらない何かが劇場にありました。知らないからこそ偏見や差別が生まれるといいますが、実際に出会って同じ空間と時間を共有することが大事なのではないかと思うのです。演劇の意味があると思うのです。そして当事者の表現と役者が演じる表現と、どちらもあるほうが伝わる気がするんですよね。

ゆーじさんだったけな、障害者にも差別意識はあるようなことを言っていました。僕は誰もが差別意識や偏見を持っていると思っています。これは人類ならば逃げられない宿命だと思っています。人間の知覚は比較でしか認識できないから。上とか下とか、右とか左とかいうでしょう。上とは何といえば、下ではないこととなんですよ。差別や偏見はありませんという人は無意識にしていることに気づいていないということなんです。そんな人はヤバいです。この僕のヤバいという感覚も偏見かもしれません。

観劇をしたことでラッパーの自分が抜けられたのかも。10年前に地域の物語でダンサー演出家で進行役をしてくれたたまちゃんに「えっ?本当にまぁちゃん?昨日とは別人に見える!」と言われたんです。何かが降りてきていたのかもしれませんね。

観る観られる経験後にブログをかけてスッキリ。日常に戻れた気がした。

記録のために僕らプログラムを抜粋。この文章もよかった。


幕があがる@地域の物語2024ワークショップ「ラップしようぜ!〜コロナの日々をふりかえる」本番当日

本番は19時。その前にラップ担当のFUNIさんが10時から稽古場に来てくれるという。もちろん朝イチから参加です。なぜと問われれば、本気でラップに取り組むと決めたからです。本番の舞台に向けて100%コミットすると決めたから。シンプルです。もし、舞台の神様がいるとしたら本気の人に微笑むと思うからなんです。

練習を前にユルユルと雑談から。僕は雑談にこそ、人の本質が表現されると思っているので大好物です。実際に雑談を通じて学ぶことが多いですから。人の話を聴くことは得意なんです。だって、面白いんだもの。興味がつきないということです。

FUNIさんのラップとの出会いだったり、仕事だったり、パートナーのことだったり、家族のことだったり、色々と教えてくれました。FUNIさんは聞けばなんでも教えてくれるオープンな人です。特にラップ・ワークショップをなぜ開いているかの話は感動的でした。自分自身の表現に限界を感じて、多くの人の表現をひきだすことに意味を見つけた話は感動的でした。

FUNIさんはワークショップ中はどんなラップでも「良かったです」という肯定的な人なんです。でも、少人数の時には「もっとこうしたらいい」ということも教えてくれます。よりちゃんとアドバイスが欲しい時には「もっとキレがあるように歌いたい」など具体的なリクエストをだすと教えてくれます。

少人数の練習では、他者のラップを聞いてフィードバックをするのが一番の勉強になります。MCレディーホープと僕はアドバイスをよくします。そして笑って話したのは「自分で自分のハードルあげているよね」「ブーメランになって自分に返ってくるよね」ということで盛り上がります。

つまり、他者にアドバイスをするということは、自分自身もアドバイスと同じことをやれという意味なんです。自分自身にアドバイスをしているのと同じなんです。

誰か他人を褒めるということは自分自身を褒めることにつながり、他者を批判するということは自分自身を批判していることと同じなのです。

朝練の仲間たちは、お互いに良かった点をシェアしたり、もっとこんなチャレンジをしてみたらということをシェアしたりするので、仲間で相乗効果で上達していくんですよね。それを間近で見聞きできたのは、今回のワークショップで得たことですね。昨日のゲネの時よりもみんなのラップがさらに良いものになっていたんです。

これは個人の練習というよりも共同練習になり、切磋琢磨してみんなのレベルが上がっていきました。ワークショップって個人作業よりも集団作業を大事にすることが多いです。グループの一体感が増していくのを肌で感じました。僕はこの事前に集まった人たちが全体の成功を導いたのではないかと思っています。参加者側から良き場に貢献したと思っています。よきよき。

僕はフリースタイルの練習をしました。決まったラップのところはそのままで、フリースタイルの部分をその時の感情でラップするということを何回かしました。そう、フリースタイルなので毎回歌う歌詞も違えば内容さえも変わっていきます。頭に浮かんだことを口にする、口が動くままにしていることを楽しむ感じなのです。即興性が優れているんです。逆に適当なことを言うのが苦手で、きっちりと台本を書き、そのように演じることが得意な人もいます。参加者は、みんな個性的な人たちなので、何が優れているのか違うのです。お互いを尊重しあえたにはラップの世界にある尊重しあう文化があるのでしょう。

ぼちぼちと人が集まっていき、それぞれが自主練をしました。まるで、本番が来るとは思えないほどの緊張感で。なんかこんな時間が続くといいなぁ。

で、この時にFUNIさんのパソコンを借りてDJみたいなことをしました。ただ音出しをするだけなんですけどね。指名して曲をかけるとみんなすぐに歌い出せるんです。ノリの良さも最高でした。MCとかDJの楽しさをちょっとだけ知ることができました。

本番はいきなりきて、いきなり終わった感じ。

パブリックシアターの地域の物語は、遊んでいて楽しくて、これ作品になるのかなと疑問を持ち、なぜか本番がうまくいくスタイルなんです。この理由は今わかります。アーティスト、進行役や学芸の人たちが僕らの見ていないところで徹底的に話し合いが行われているのでしょう。パブリックシアターのワークショップ製作陣はすごいとしかいいようがありません。

本番はうちのかみさんが来ていたので、ちょっとフリースタイルに採用。もっと話を言えばよかったかな。そしてアンサーソングを歌ったグッダンと合わせて自立した女性讃歌をラップにできたらよかったなと。もっと照れずにパートナー褒めのラップもできたかなと反省。まぁ、この時点ではベストなできだったので良しとしよう。

なんかね、みんなね、本番が一番良かったんです。まじめなのみんな。練習してきた量がわかるのです。自己表現をするということにプライドを持っているんです。カッコイイのです。うちのかみさんにも感想を聞いたら「想像以上によかった!あれはいいよ!」と言ってくれました。彼女はダメなものはダメと正直に言う人なので有難いお言葉です。

あぁ、夢のような時間が終わってしまったんだな、お客さんたちも優しかったな、こんなワークショップに参加してよかった、まじよかった、ラップやってよかった。

終演後のロビーでは地域の物語で知り合った仲間たちがいました。ラップはじめに「Yo Yo ! シアタートラム10年ぶり舞台に立つ 地域の物語」みたいなことを言ったんです。その時にいた人たちは「あれは10年前の出来事だったんだなとジーンと来たみたいなんですよね」時をまたいでつながりがあるのも地域の物語の良さですね。続けることの大事さです。ありがとう世田谷パブリックシアター!

ワークショップ後にはMCダユーと世田谷線にゴトゴト揺られながら、ワークショップの振り返りを行うのが定番でした。振り返りって学びが深くなるし、新たな気づきが生まれるので好きなんです。

なんとなく今夜は、後ろ髪をひかれる思いがあり、MCバットマンみたいに缶ビールでも飲もうぜと、MCダユーのご子息が通う小学校の前で立ち飲み。もちろんビールは金色のエビス。プチ打ち上げでもあったし、ラップ、演劇やワークショップのマニアックの話に花が咲きました。

そうしたらなんとMCおたからちゃんが目の前を通り過ぎていく。なんていう偶然、なんという必然。地域の人たちとのつながりが生まれるのが地域の物語ワークショップの魅力ひとつ。俺たちの物語は終わらないぜという感じ。舞台本番は通過点であり、これからの人生にそれがどんな意味を持つのかゆっくりと考えたいよね。

進行役のMCおじさん、ラッパーのMCふにさん、パブリックシアター学芸チームMCダブルラブ、MCリネンビューティー、MCよーよー、MCバンブー。

参加者のまじよかったMC DA-you、抑圧から解放されたミューズMCグッダン、俺ことMCマサー、元気勇気木木MC Tree Tree、会社復帰できたぜMCジャルダン、お前はスターだMCお宝ちゃん、やだやだやだやだーMCスノークリスプ、だめでもいいぞCalling you MCこりんゆー、姫たる秘めたる非メタルMC LADY HOPE、若いっていいねMCたまめずら、妖怪MCのっち、気品が漂うMCシルバーロブスター、本当は良い人MC BAD↓MAN、参加できず残念MCハイナンチャーハン、その代役OZ3おっかけMCバンブー、まじよかった!

自己表現って大事ですね。この場を与えてくれた世田谷パブリックシアターよ!ありがとう!

今までの記録


ゲネプロ当日にみんな仕上げてきたぜ@地域の物語2024ワークショップ「ラップしようぜ!〜コロナの日々をふりかえる」

ここ1週間はラップ漬けの毎日でした。興味を持つと集中するタイプです。自分がやることには全力を尽くすと楽しいのです。それが仕事だろうが遊びだろうが同じ。その境界が僕にはありません。生きている間にワクワクすることをやり尽くしたいのです。

正直、前回のワークショップでは、人様にお見せするようなものではありませんでした。どうなっちゃうんだろうと不安しかなかったです。

なので、毎日自分で作ったラップを歌い、ラップを作り直し、録音して聴くみたいな毎日。散歩しながら歌詞を覚える作業は演劇の友人から教わりました。

散歩しながらラップを歌っていると、ラップ先生であるfuniさんが言っていた「僕が選ぶビートは、散歩しながら自分の心象風景を歌えるような速さなんですよ。」と言っていた意味がわかりました。散歩のリズムとラップのビートがぴったりと重なるのです。アフリカではじまったダンスや歌は歩くことから生まれたのではないかというルーツが見えたんですね。感動です。

で、ゲネプロという実際の舞台でのリハーサル。舞台に慣れるために通しでラップを歌いました。みんなカッコいいんだよ。きっちりと仕上げてきています。みんな大人ですね、真面目ですね。大人が本気で何かに打ち込む姿ってカッコいいのです。100%全力でやっている人って輝いていますね。特に遊びに夢中になれるって最高です。遊びって無駄なのではなく、充実した人生を送るのに必要不可欠です。特に自己表現って誰もが大事なことだと思うのです。学生の時で卒業するにはもったいないのです。

無料です。当日券もあります。可能な限り人をいれてくれると言ってくださっているので間違いなく入場できます。無料です。

『ラップしようぜ!~コロナの日々をふりかえる』
【出演】ワークショップ参加者
【進行】柏木陽 FUNI
一般公募で10代から70代のみなさんが集合。ワークショップを経て、参加者それぞれにとって「コロナの日々」はどういったものだったか、ラップを通じて発表します。どんな形になるかはまだまだ未定。後半は、観客の皆さんにとっての「コロナの日々」も伺えたらと考えています。
3/16(土)19時 Cプログラム  
https://setagaya-pt.jp/stage/2174/

明日も10時から自主練稽古にいってきます!
劇場で会おうZe!


人は学び続けることが大切なんだ

students raising their hands in the classroom

最近、まわりで大学に行ったり大学院に行く人が多くなっています。

社会人になってからも学びたい人が多いのだ。自分の専門性を深めるためだったり、同じ仲間に出会うために学ぶ人も多いらしい。これが50歳を超えてくると知的好奇心を満たす学ぶ人も増えているんです。

僕は人間というものは学び続ける動物だと思っています。「知りたい」という想いは根源的な欲求だと思っています。青学で学んだワークショップデザイナー育成プログラムで佐伯胖先生の授業があって感動して著作「学ぶ」ということの意味で、「学びとは自分探しの旅である」と言っておられて感動したことを覚えています。

何に好奇心を持っているかは、年代によって変わります。興味は変わり続けるものだと思っています。何に惹かれるかは、健康、年齢、身体、時代や環境に大きく影響を受けるものです。だからこそ「今やりたいことは今やれ」ということなのです。

年を重ねてくると勉強は知識を得るだけでなく、知識を知恵に変える学びもあります。今まで点と点でしかなかった学びがつながり総合的に学びが深くなることがあるのです。いろんな分野を掘っていっても奥底でつながっていたことに気づいたりするのです。

人はどんどん変化するし、時代もどんどん変化する。伝染病や戦争みたいに想像をしていなかったことが起きたりします。

「ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。」と昔から言われていますが、変化を続けるということなんです。いつも新しいものに出会ってしまうのです。その時に何をするのかといえば、学ぶということなんです。できるようになるために、わかるようになるために、わかちあうために、学ぶ必要があるのです。

だからと言って学びが苦痛である必要はありません。

自分が興味を持っていることを、楽しいこと思っていることを、好きなことを学んでいいのです。世界には人間がたくさんいるから、自分に好奇心がないことは学ばなくてもいいんです。誰かがやってくれるのです。自分が困った時にはお願いすればいいのです。

好きなことを極めていくことがとても大切だと思っています。だからこそ、勉強が楽しいと思える教育が必要だと思うんですよね。学びって、本を読んだり、机に座って講義を聞いたりだけではないのです。体を動かして体験したり、他者と対話したりする学びもあるのです。

こうやって学んだことを思い出してブログを書くも学びになります。振り返りという学び方です。自分の言葉にすることで気づきが起きたりするのです。

学ぶことが楽しいというのは多くの人に伝えたいことのひとつです。生涯学び続けようぜ!

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潜在意識を探り、過去を癒し、今の行動を変え、理想の未来を手にいれます
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自分が持つ「好き」を見つけて、それを仕事、伴侶、趣味に応用し、自分らしくなるためのワークショップ。
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日々ゴキゲンでいるために自然の中でマインドフルネス状態になることで心身を整えます。ハンモックの心地よさが評判です。
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踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ損損

この週末、ラップで劇場に立つので、猛練習中です。

世田谷パブリックシアターで行われる地域の物語ワークショップの発表会は阿呆なんですよ。だってちゃんとした劇場なんですよ。つまり出演者以外はプロフェッショナルということ。ここのシアタートラムは前衛的なアーティストが立つことでも有名なんです。

今回のプログラムは、世田谷区内の社会福祉法人や障害当事者の方々などと連携してつくりあげてきたレパートリー作品を発表する中に僕らの発表会もあるのです。詳細はこちら。僕らが出演するCプログラム以外はプロの役者さんが演じるんです。僕は日曜日に観劇予定なんですが、今までのこと考えると期待できる作品なんですね。

今の問題は自分でラップを作っておいて言うのもなんだけど、覚えられないんです。ただだか20小節のラップなんです。それでも覚えられない。実際にやってみてわかるんです。ラッパーな人たちはすごいんだってことが。猛練習しているはずなんです。ラップそのものが不良文化なんで努力を見せないんです。楽勝だぜという顔をしていますが絶対に違うんです。

ラップとかも、今夜はブギーバックとか、DAYONEとかからはじまり、最近ではクリーピーナッツとかもう次元が違う世界になってきてますよね。聞いていてすごいなとか思うんです。耳で聞いてできそうだと思っても、実際に口にするとできないんです。

インプットとアウトプットの差だと言われています。人間は身体よりも頭の理解のほうが早いんです。だから頭ではできると思う。けれど身体は頭でイメージしたようには動かないんです。だからスポーツ世界のトップ選手でも練習は必要なんです。

学校でもできるように練習しましたよね。九九とかハーモニカとか漢字の書き取りとか。練習が必要なんです。

僕が自分で作ったラップは、ラップバトルなどを聴きまくって良いなというものを作りました。そしたら技術が全く足りていないんです。歌詞を見ながらだとできるレベルにはなりました。ところが記憶だけでやろうとすると口が動かないんです。早口パートを作ったのであっという間に詰みます。噛んじゃうんですよね。それでジエンド(笑)

記憶力と技術力の問題だということがわかりました。これは練習あるのみです。

演劇関係の友人から教わったのは、歩きながら台本を覚えるということです。今から歩きながら歌詞を覚えてきます。

やらない人はやる人の批判をしたりします。これ簡単なんですよ。実際にやってみて難しさを知るとリスペクトしかないんですよね。

踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ損損

という歌が日本にはありますが、やってみること大事なんです。
見るだけじゃダメ!やるんだ!アホになるんだ!

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やりなはれ!

green tree near green plants

人間は思考の動物ではなく、行動の動物です。行動するからこそ、感情が動き、思考が動きます。

発生学や進化学の視点から考えても身体が先で頭は後なのです。つまり動けってこと。

久々に映画フォレストガンプを見て「チョコレートの中身は食べてみるまでわからない」という言葉があるのです。食べるからチョコレートの味がわかり中身がわかるということ。つまり行動をしなければ何事もわからないという意味です。

やらずに何も起きないことよりも、やって失敗するほうがいいのです。後悔はなくなるからね。特に若い頃の夢は挑戦しないと、ずっとやりたかったという思いが残ります。やってダメなら、その想いは手放すことができます。

とくに、進学をする子たちは、思い切って色々とチャレンジしたらいい。学生のうちは、お試しがやりやすいのです。いくらでもやりなおしもきくからね。やってみてダメならあきらめもきくのです。もしかしたらうまくいくかもしれない。そんな試行錯誤ができるのは学生の特権です。

頭の良い子は、自分の中で論理的に考えて、自分自身をあきらめさせたりする。また、親に反対をさせて、あきらめちゃったりとかね。そういうことって、後々の人生でリベンジするチャンスがやってくるのです。そのリベンジで成功する確率は落ちていきます。なので、今やってみたいことにチャレンジするのって大事なんですよね。

今やりたいことは、今しかないのです。

未来でもそれをやりたいとは思わないかもしれないのです。想いってシンプルで今ここしかないのです。将来もあるとは限らないのです。旬のものなんですよね。

と年をとると思うものなのです。

やりたかったけれど、できなかったことはなんですか?

この問いを年を重ねるに連れて重大な問いだったんだなとしみじみと思うのです。やっときゃよかったって。でもね、この思いも成仏させる方法はあるんですよね。そういえばソースワークショップでそれを教えていたことを思い出した。

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徹底的に個人練習@地域の物語2024ワークショップ「ラップしようぜ!〜コロナの日々をふりかえる」

いよいよ来週が本番。最後の練習日です。自分で作った作品をブラッシュアップする日でした。本来の練習は午後。午前中からラッパーのフニさんが来てくれて相談にのってくれるとのこと。もちろん、朝イチで行きましたよ。

「ラップとは何か?」という基本的なことから、ビートの乗り方、言葉の使い方、あえてのビートのずらし方など、ワンツーマンで教わるという贅沢な時間。ラッパーの英才教育です(笑)

ラップで、ハンズ・アップをして、上下に手を降る仕草があります。どうも調べると「プチョヘンザ」というものらしい。英語だと”Put your hands up”。これ日本のリズムだとペッタンコ、ペッタンコと餅つきのリズムになります。2拍子ですね。ラップだと単調になるんだそうです。

では、そうするのかというと、手を上下に振るのではなく、円を描くように回すのです。これをすると、拍のところだけでなくどの言葉も聞こえやすくなるんです。粘りが生まれるのです。他の人のを見てたりすると円の動きをするだけで全くラップが変わってしまうのです。急にグルーブがでるというか気持ち良いリズムになるんですよね。

さらに、ヒザを柔らかくしてヒザで音を取ります。これも円を描くようにすると発声が変わりラップが変わるんですよ。どうもラップって身体が一番最初にあるみたいなんです。身体の動きが声になっていくという順番みたいなのです。ついつい口で歌うというか頭で歌というかになりがちなんですが、身体の動きから言葉が生まれるみたいな状態になるのです。これがラップというものなのでしょう。

キング牧師の「アイ・ハブ・ア・ドリーム」という有名な演説はラップですね。これ聴くといつも涙がでちゃうんです。何か心に響くものがあるんです。言葉よりも伝わるのがグルーブであり感情なんです。

フニさんには細かい技まで伝授してもらい、とても良い時間を過ごしました。あと、フニさんが他の人に指導しているのに、混じって一緒にラップをしたのも良かった。他の人の指導ってなぜか自分のスキルアップするんです。しかも共にラップするって楽しいのです。

あとは歌詞を覚えて、8小節で演劇ができるようになるだけです。

で、肝心のワークショップは、MCオジサンの土下座からスタート(笑)今回ゆるくやろうと思っていたのに、フニさんがみんなに合わせたビートを選んでくれていたので、自動的に構成が決まってしまったということ。製作陣が考えられるベストの構成ができあがっちゃったとのことでした。

僕自身は、これで良かったんじゃないかと思うのです。僕ら演者側は材料を提供して、プロの製作陣が料理を提供してくれるみたいな感じがいいと思うんですよね。個人表現ではあるのだけれど、観客がいて成立するものにするって大事なこと。自分だけの想いだけなら1人でやればいいんじゃないかと思ってしまうのです。まぁこれは僕の一意見にすぎません。

でもね、やっぱりね、僕たちに合わせたビートを選んでくれたことが嬉しくて。「マサーのアンサーラップに相応しいビートを選んできました。」と言われたもうそれだけで感動ですよ。みんなのラップにあったビートで歌うと雰囲気がガラッと変わります。こんなにもビートがフローにエモーションに影響があるなんてビックリです。

あとは個人練習の時間があり、マイク練習の時間があり、照明さん音響さんのチェックも含めた全体練習がありました。

ワークショップが終わった後にもマイク練習をしてもいいよということで、多くの人が残ってやってました。でもね、なんかね深刻なんですよ。雰囲気が。ラップって元々は不良文化であり、殴り合い殺し合いよりも「言葉と表現で戦おうぜ」ということから始まったそうです。ラブ&ピースですよ。なので最後にフリースタイルでラップして帰ってきました。

YO YO フニさん ありがとう ラップの腕があがったぜ
YO YO みんなも ありがとう 楽しい時間をすごせたぜ
(中略)
ばーい!ばーい!

いやー気持ちよかった。ビートに合わせて歌う楽しみを知りました。

ふにさん、おじさん、みなさん、学芸のみなさん、ありがとさん!

この発表会のチケットはこちらから。僕らはCプログラムで出演します。
地域の物語2024シアタートラム
『劇場と地域コミュニティの冒険~みんなイロイロ生きてるぜ!』演劇上演会

バックナンバー

第3回ワークショップ
第2回ワークショップ

誰と仕事するのか?

woman sharing her presentation with her colleagues

高校に面接対策のワークショップを開催してきました。最近、新しく導入した演劇的な手法がとても役立っています。今までコミュニケーションという側面からの表現方法が甘かったなと思っています。豊かな表現をしながら、子どもたちの発言などを拾っていると場に一体感が生まれるんですよね。いつまでも新しいことを学び実践に取り入れるってできるんですね。生涯現役で進化を続けたいものです。

ワークショップの現場では、サポートをしてくれる仲間がいます。自分が主催するワークショップではパートナーを選べます。違う現場ではサポートメンバーは変わります。はじめましての人もいれば、今回もよろしくお願いしますという人もいます。

お陰様で、いつもステキな方にサポートしてもらっているので、気持ちよく仕事ができています。僕がステキだなと思っているの人の特徴は、自分自身の経験を惜しみなく生徒たちに語ってくれて、生徒たちの話をよく聞いて整理整頓してくれる方です。対等な関係性でシェアをしてくれる人と仕事をすると気持ちが良いんですよね。

久々にワークショップ仲間とお茶をして、色々と話をしていて気づいたことがあります。ほんと色んなサポートをしてくれる人がいるのです。ただ現場を見にきたという人から熱い思いを持って参加する方まで多種多様なのです。学生向けのワークショップでは、いろんな大人を見たり、交流をもったりするのが大事なことだと思っています。「なんかいいな」と思える出会いが人生を変えたりするものです。誰かに会うから何かが起きるのです。

面接対策にも関係するんだけど「あなたと仕事をしたい」と思える人と仕事がしたいですね。もしも面接に落ちたとしてもきっと自分には合わない場所だったのかもしれないのです。人間というものは相性があります。なので、どうしても好き・嫌いはできちゃうのです。だからこそ「共に仕事がしたい」と思われる人物になる必要があるなと思うんですよね。

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エネルギーを下げない

クライアントさんにアドバイスをすることのひとつに「エネルギーを下げない」ということがあります。

話をしていて、エネルギーが下がることがあるのです。エネルギーは雰囲気とか気分とか見えない感じね。

例えば、必要がないのに「ごめんなさい」とか「すみません」とか使う時にエネルギーが下がります。もちろん、日本文化がその傾向があるんだけど、必要以上に自分を下げると、みんなのエネルギーが下がるのです。

では、どうすればいいのか?

「すみません」を「ありがとう」に変えることを提案します。ありがとうって便利な言葉で、聞いていて自分も嬉しいし相手も嬉しいものなんです。この言葉を使うことでエネルギーが下がらなくなるのです。

勘違いしてほしくないのは、謝るなとアメリカ社会のようなことを言っているのではないのです。必要ない時に、謝罪をするなということなんです。

そして、相手に感謝を伝えた方が良いのです。特にエネルギーを下げる人にありがちなのは、謝罪ばかりをしているのです。これは癖になっていることがほとんどです。すべての会話が謝罪から入る人さえいるのです。どこでこのパターンができたのでしょうか。

お土産を持って行く時に「つまらないもので・・・」という言葉もエネルギーを下げます。例えば「これ僕が大好きで、あなたに食べてもらいたくて買ってきました」と言われたら嬉しいのです。

これを実践すると人は変わっていきます。周りの人たちに元気を与える人に変わっていきます。

「すみません」を「ありがとう」へ。たったこれだけで人生が変わると僕は思っています。

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心理学セミナー@徳山(後編)

土日の2日間で心理学セミナーを開催しました。タイトルは「本当にやりたいことができるようになる心理学セミナー THE EQUALITY」というもの。対等性について考える時間です。対等性をあつかうということは、自分の中にある罪悪感を手放すということです。

人間の根源的なテーマです。特に対人関係の中で罪悪感は不健全な状態になりやすいです。命令と服従のような王様と奴隷関係になったりするのです。そうではなく、対等な関係性を気づくことがとても大切なのです。社会的な役割は違うのだけれど、人間の格は同じなのです。それが対等性ということ。

夫婦関係も対等であればお互いに欠点を補い合い、理想の状態に向かっていくことができます。仕事でのチームも同じです。自立した大人同士が助け合い目的を達成していくのです。その道筋も苦しんでやるのではなく、楽しみながらすることもできるのです。対等であると雰囲気がよくなるんですよね。ピリピリ感はなくなります。

と対等性について熱く語ってしまいましたが、セミナーはゲームという遊びからスタートします。僕は、人は楽しんでいる時がストレスが少なく学習効率が高いと考えています。ストレスがない状態だと人は笑顔になります。笑うってストレス解放に大事なことなんですよ。感受性が開きながら、参加者がどんな人かがわかるようなゲームを取り入れています。これも体験学習のひとつです。実践的な心理学を学ぶ現場では、自分自身が開いていることが重要です。これは心も身体もということなんですよね。

そして、今回のセミナーでは、前回のアンケートで「個人セッションをデモンストレーションで見せた方が良い」という提案をいただいたので早速導入しました。デモンストレーションに協力してくれた参加者さんがセッション前とセッション後が明らかに変わったのです。背筋が伸びて、声が変わり、顔つきまで別人のように変わったのです。いや、本来の姿になったのでしょう。何が起きるのか、何ができるようになるのか、それがわかったデモンストレーションになりました。セッションした僕も感動しちゃいましたよ。

そして、今回、久々にうちのかみさんであるけいちゃんもアシスタントで参加しました。写真をみるとまるで授業参観です(笑)僕自身がセラピストとして起業できたのは彼女のお陰なんです。多くの先生や先輩方に助けられて一人前になったのですが、彼女はそのうちの1人です。ありがとう。

ちなみに感想は「よくしゃべってたねー」というものでした。「どんな人たちが参加しているのかがわかったし、変化も見たいから次回も参加したい」と言ってくれているのは心強いです。

昔からセミナーを受けてくれている人たちに報告があります。セミナー中に喧嘩しなかったぜ!成長したぜ!

とてもステキな時間でした。ありがとうございました。

今回の参加してくれた皆さまは、理解力も行動力もある方達でした。まず、やってみる。そして何があったのか理解し、さらに応用まで試してみる。僕が目指すサイエンス&アートな方々でした。こんな人たちが世の中に増えたらもっと世界が楽しくなるだろうな。そんなことを想像しながら帰ってきました。

また、次回お会いしましょう!

僕もバージョンアップしていこうっと。

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